熱に関心を持つようになったのは、ちきりんさんのリフォーム本とトロントに住む友人の「日本のほうが冬が寒い」という言葉です。

寒冷地に住む人が日本の冬のほうが寒いという全く同じエピソードが、この著作にも載っていました。
わ、わかる~~~衝撃ですよね。
今でこそヒートショックきっかけで冬の北海道よりも本州のほうが死者が多いことが知られていますが、ちょっと前までぜんっぜん知られていなかったし、なんなら今でも「冬は寒くて震えながら布団から出る」のが普通だと思っているでしょう。

ちがいますよ、異常です、異常。
海外だとそんな家屋は違法建築、WHOから注意勧告レベルです。それくらい室温は健康への影響が大きいのに日本では「暑い夏をすごすことが基準だから」こんなスカスカの家で良しとされているんです。

もっと断熱と気密をしっかりしたら快適なのに、この対策になぜか吉田兼好の随筆『徒然草』の第55段、「家のつくりやうは、夏をむねとすべし」という一節を引用して、夏過ごしやすい家が日本の風土に適してるんだよと声高に反対する人が多いんです。

お主が生きているのは令和だ。
鎌倉時代末期~南北朝に生きた人間の随筆をなんで令和でも参照するかな。

「穴の空いたバケツに水を満たすには、穴を塞ぐのがいいのに、上から水をじゃぶじゃぶ注いでいる」のが今の日本です。
注いでいるのはエネルギー(エアコン等の電気)。
穴を塞がないため光熱費ばかりかかり、エアコンの性能は上がっても、家の燃費は悪いまま。
完成された断熱と気密というアナログ技術で光熱費はもっと減らせるし、エネルギー効率も良くなります。
この本を読んで特にすぐにやってほしいと思ったのは、学校施設の断熱。
大掛かりな建て替えをせずとも、小学校や高校で学生が自分たちで断熱しているんです。
避難所にもなる学校施設の断熱、気密化は喫緊の課題でしょう。
新築でなくてもできる断熱ワークショップもあります。

楽しそう

諸悪の根源はアルミサッシ。
最強寒波が襲来した今週、教室のアルミの取っ手なんて氷みたいで心臓発作で死ぬかと思いました。
滴る結露
滴らんばかりの結露、これは断熱カーテンの窓側です。
断熱カーテンの部屋側は室温20.3度、窓側は10.8度でした。
カーテン効果、すごいです。

ニトリありがとう。
結露対策には内窓がいいとわかっていますが、ウィンドエアコンがあるためできないと思っていたんです。

施工例があったー!!
二重窓だけでなく、今はエアウィーブの下にヨガマットでかなり断熱されているんですが、床材でガッツリ断熱したいです。

もうこの本を読んでから窓なんて『潰したい……』ぐらい憎々しい存在でしかなく、外出してもすべての窓が諸悪の根源に見えてちょっと病んでます。
気密化によってアレルギー症状も軽減するし、ほんま日本の家屋がどれほど素通しの穴開きバケツなのか。
ウォシュレットのあったか便座機能なんて、家屋が暖かければ不要なんじゃない?
エネルギー問題だけでなく医療費の削減にもつながるんだから、建築業界はもっと断熱と気密に力を入れてください。
隙間風
風を感じる……


プチプチが効果あるのは重々わかっています。わかっていますが、21世紀でもプチプチで断熱って他にやってる国、あるの?
日本、文明国ですよね? 建設業界の罪は大きいぞ!!
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