わたしの根城、大阪梅田。よく「梅田ダンジョン」と言われています。
地下が常にどこかしら工事中かつ、「地下一階を歩いていたのに、地下二階にいる」とか、最短距離で移動するのに地上+地下を組み合わせないといけないとか、結果として日本人でもなんなら大阪人でも「同じ道を二度と歩けない」から「うめダンジョン」。
でも東京と比べたらかなり広範囲を地下で移動できるため、昨今の猛暑を思うと今後も地下はどんどん広げてほしいのよね、でないとほんとに生きていけません。
わたしが学生の時から梅田の案内の悪さは課題で、空間設計や建築、ビジュアルデザインなど複数科がどうやったらわかりやすくなるかに挑んでいました。
結果はご覧のとおりです。
●スマホは持っていたけれど
先日大阪駅前第四ビルを通り抜けようとしていたら、多分インド人の女の子ふたりがスマホのマップを見比べてどう見ても迷っているので、 おばちゃん力を発揮し
「どこに行きたいの?」
※バリバリ日本語
「駅前第三ビルの■階」
え、えらくマニアックな場所だな!!
こうやって見ると四ビルのすぐ南に三ビル、真っすぐ行けば済むのですが、地下となるととたんにわかりにくくなるんですよね。案内してあげるよ!
途中に↑みたいなビルマップがあったから、どう見ても旅行者じゃないので次に二人でも行けるよう、いまいるところがここで、真っ直ぐ行くと第三ビルだよと説明すると、
途中に↑みたいなビルマップがあったから、どう見ても旅行者じゃないので次に二人でも行けるよう、いまいるところがここで、真っ直ぐ行くと第三ビルだよと説明すると、
「わたしたちかんじよめない」
え!?
あんまりスラスラ日本語話せるもんだから……
そっか、漢字が読めないと「第三ビル」「第3ビル」たとえ数字が読めてもわからへんわな。
この話を母にしたら、文字から学習したら読めないことはないと思う、アニメで日本語覚えたんじゃない? と言われ、または親や親戚など周囲の人が日本語話せる口なんかと思いました。
そして駅前ビルってエレベーターとエスカレーターの場所がすごくわかりにくいんです。
父も、自分が設計に関わった第一ビルしかわからんときっぱり。
この話を母にしたら、文字から学習したら読めないことはないと思う、アニメで日本語覚えたんじゃない? と言われ、または親や親戚など周囲の人が日本語話せる口なんかと思いました。
そして駅前ビルってエレベーターとエスカレーターの場所がすごくわかりにくいんです。
父も、自分が設計に関わった第一ビルしかわからんときっぱり。
地下二階のカオスマップ
第三ビルに入っても何度も角を折れ曲がり、ようやく低層階のエレベーターへ。
ちょうどエレベーターが着いていて、おじさんがひとり入っていたので、
「■階です!」
女子ふたりに
「これで■階まで上がれるよ!」
入って入って!
バイバーイ(^-^)と見送ったんですが、どうやったらスマホで解決できるだろうと考えたんです。
●二次元を階層で表現する
GoogleMAPは地上は強くても地下「街」にめっぽう弱いです。
地上地下への出入り口番号までは網羅しているし、「ここは地下だな」というのはわかるんですが、ビル内や地下街のマップまでは対応してない。
ナビを使ってもGPSだと地下はアウト。
この記事を読むと、Yahoo!マップアプリが階層マップに対応しているっぽい?
※ブラウザのYahoo!マップでは階層マップじゃなかったです
結局マップアプリでは「建物の外形」枠線しかわからないので、屋内に入ったら屋内マップを見る必要が発生します。
地下を歩いているといつの間にか「屋内」に入ってしまっているため、マップでわからなくなるんです。
実は案内サインでも歩けるようになっていますが、スマホでマップ見ている人は驚くほどサインを見ていない。
「グーグルマップで地下は歩けない」
と、認識したほうがいいと思います。
地下ではまだまだアナログサインが有効だから、すごくニーズがあるのにデジタルデバイスで解決されないままです。
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面白そうなので予約した!
なお梅田で道を聞かれても教えるのが難しいのは、イーマとブリーゼブリーゼです。いずれもゴーストタウンだからインバウンドはおろか日本人にも聞かれることはないけど。