大阪大学総合学術博物館 第24回企画展  石濵純太郎展
どどーん
新聞でこのイベントを知って、阪大の博物館に漢字の拓本!? って驚きました。

展示リスト展示解説を見ると、楷書の拓本が!! 褚遂良(ちょ すいりょう)の伊闕仏龕碑(いげつぶつがんひ)が!!

しかも無料展示だなんて、どういう太っ腹??
リストを見ると前期のほうがいい気がする、これはすぐにでも行かなくては。

●阪大豊中キャンパスへ


会場である大阪大学総合学術博物館待兼山(まちかねやま)修学館は、最寄り駅は阪急宝塚線 石橋阪大前駅なんですが、モノレール柴原阪大前駅からも行けます、徒歩20分やけど。
阪大キャンパス内を闊歩したことがないし、休日ダイヤ日はジョルダンアプリでモノレール乗り放題700円になるので、他に寄り道もできるからとモノレールで行くことにしました。

ジョルダン乗換案内の性能はイマイチだから普段は休眠アプリ。

大学キャンパスって一大タウンですよね。
郵便ポストやバス停もあるし、土曜日でも生協の食堂が開いてて、暮らすところって感じがします。
自転車で行き交う学生さんも多く、羨ましい……わたしも自転車で走行したい……
日傘とネックチューチューがあっても暑くて暑くて……
大阪大学総合学術博物館
到着! ロゴマークはワニ
MOU
指まで細かい
大阪大学総合学術博物館
豊中キャンパスで発掘されたマチカネワニが出迎えてくれます。
大阪大学総合学術博物館
マンホールやあちこちにさりげなくいるワニキャラです。

ミュージアム・カフェ『坂』 – 大阪大学総合学術博物館
https://www.museum.osaka-u.ac.jp/feature/cafesaka/

営業時間
平日 : 11:30~14:00
土曜 : 11:30~14:00
TEL : 06-4708-5210
暑かったし先にここで休憩がてらランチしました。
周囲の大学生の言葉、イントネーションが違っていて、おお阪大。

●また行きますよ


3階が企画展展示室、親子連れやカップル、それと阪大生がいたくらい。
普通の博物館美術館の企画展では絶対ムリな距離で、かぶりつきで鑑賞できます!!!!
幸せ!!

館内は撮影禁止、鉛筆だけ持ち込みOKなので、配布されている解説書にちまちまメモ書きや臨書にせっせと勤しみました。
わたしは古典でも楷書のほうが好きだから、王羲之よりも褚遂良の巨大拓本が一番見応えありました。
美しすぎて目が潰れそう。
解説書
中国人、なぜ拓本……
碑は剥落倒壊破壊で残らないじゃんかーって思うんですが、それは紙+墨でも同じか。
拓本も褚遂良クラスなら猛烈に美しいけれど、今の印刷技術とは違っているし、どうしても
「ここ! ここもっと見せてえええええ」
ってなります。

名品を見れば腕があがるわけではないですが、「見る目」が変わるんです。
同じ目では同じものしか見えないけれど、目が変わると見えるものが変わります。
どんなジャンルでも「リアル」には敵いません。
ディスプレイ越しに「見た」ものは、「見てない」に等しいです。

名品だけでなく言語の移り変わりがわかる展示品が出されているので、併せて万博の民族学博物館漢字コーナーに行きたくなります。

後半は石濵純太郎の交友関係で書簡やノートなど、直筆のものが展示されています。
草書、行書、変体仮名文字混じりの教養ある文面に頭が下がります。
今の大阪はもう、こういった【文化面】が非常に弱くなり、先人に申し訳ない気持ちで一杯になりました。しょんもり

でも、スマホを使って展示作品の調べ物をしながら閲覧している学生や、キャンパス内でも歩きスマホを見かけることがなかったのを見て、まだ少し期待してもいいのかなと思えました。
大阪大学総合学術博物館
待兼山を散歩できるんですが、暑かったし虫除けスプレーもないので諦めました。

花の季節に遊歩道へ行きたいです。
以前は博物館屋上に上がれたので、また復活してほしい。
大学内博物館は狙い目ですね~
江守先生の文体は特徴があって好き
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