関西地方では4月よりKBS京都にてドラマ「あぶない刑事」が放送されています。
1986年のドラマで、当時のわたしはオンエアではなく再放送で視聴していました。
今でも忘れられないのが、「誕生日直前の少年Aの間に犯罪をする」犯人が出てくるんです。
このエピソードによっていわゆる『少年法』を知ったのですが、ドラマ内では犯人に現時刻を勘違いさせて0時回ってから逮捕となります。
……どうやって勘違いさせたの??
ここが全く記憶にないので、そのエピソードが出てくるまで再放送を録画することにしました。
そしたらなんと、第一話「暴走」がそれだったんです。
わたしは「西部警察」など警察ものドラマの再放送をよく見ていたんですが、よほどインパクトがあったんでしょうね。
さて肝心のトリックはというと、いまだと絶対脚本通らないと思います……
●昭和って治安悪いし街も汚い
あ、大前提として主役は刑事のダンディ鷹山(舘ひろし)とセクシー大下(柴田恭兵)の二人。
神奈川県警港警察署捜査課のなかよしはみだしコンビです。
爆弾と拳銃による反抗を繰り返す犯人は未成年の今村、売春婦レミとその店のマスターにバカにされ恨みを晴らそうと、わざわざレミの自宅マンションをよじ登り、そっとベランダに爆弾つきラジコンカーを設置、マンションが目視できる電話ボックスから「爆弾あるよ~動くなよ~動くとドカンだよ~」と脅かす。
売春婦の部屋に捜査に来ていた鷹山、大下、真山薫(浅野温子)の三人はレミを保護しつつ、どうにか爆弾を処理するんですが、その時、
このボサボサ眉毛が昭和~~~
ってヌケヌケ鷹山に聞くんです。
鷹山が機転を利かせて現時刻より1時間はやい時刻を教える、これがトリックでした。
アホかーーーーーーーーーーーーーーー!!
アホらしすぎて記憶に残らんかったんやな。
なお、このあと0時過ぎに犯人は逮捕されうわーんってなるんですが、鷹山の報告書には「犯行時刻23時59分」
つまり温情……
って犯行時刻ってこんな考え方でええの?
なにもわざわざ誕生日前日に犯行することないやん。
そういう浅はかさも含めて「今どきの若者」を描きたかったんですかね。
第一話で早々に目標を達してしまったんですが録画を設定してあるので見続けていると、ちょいちょいこういう「変な若者」が出てきます。
●記憶を振り起す音楽の力
そして6月、「あぶない刑事」最終回の翌日から「もっとあぶない刑事」がスタートしました。
うーんこれは見た覚えないなあとそのまま録画して再生すると、OPとEDの映像が全く同じ!!
そら別のを見た記憶ないわ!!
「あぶない刑事」では途中から全く出演のなかった木の実ナナもしれっと初回から登場していて、なんかこう「こういうのでいいんだよっ」という勢いがすごいです。
基本一話完結だし、あの第一話以外記憶に残ってないから一気観すると銀星会だの似たような話ばかりに見えてくるから、やっぱり「もっとあぶない刑事」は見てなかったのかなと思っていた第一話のEDになったとき、
「ああ!!」
っと声あげました。
この歌知ってる!!
「あぶない刑事」EDは舘ひろしの「冷たい太陽」、「もっとあぶない刑事」は同じ映像でも曲が違って「翼を拡げて」
知ってる!!
「広げて」ではなく「拡げて」という漢字の表記も覚えてる!!
「イツオーライ ナウヤケン オープンニャハー」
↑
ここ、こどもごころに何言ってんのかなと思っていたんです。
It's alright now you can open your heart.
判明しました、スッキリ。
皆さんもご一緒に
「イツオーライ ナウヤケン オープンニャハー」
リンク
劇場版3作目「もっともあぶない刑事」で一旦シリーズの区切り