今回(2023年)の買い替え、我が家の優先順位です。

●1、東芝以外


母が前洗濯機(東芝)の本体が、
「あっという間にサビが出た」
と執念深くお怒りで、わたしはそんな印象ないんですけどね。
高齢者は話を大袈裟にしがち。
東芝
前面だから目立つ。
塗装なんてどこも同じだから、サビからは逃げられないと思うんですが。

●2、たて型で高さ低め


母が小柄なので。
それと、Panasonicだけ操作パネルが手前ではなく「奥」にあるんです。
出し入れが手前で広々というメリットがありますが、小柄な母には操作しづらいから、Panasonicも消えました。
パンフレット
各社カタログ取り揃えたんですが、日本メーカーしか見向きもしない。
それが高齢者。

●3、黒カビ対策


わたしの最優先はこれです。
メーカー製の専用洗剤を使えばピカピカになるそうですが、10年使ったからもうメンテより買い替えだ!

東芝は前々洗濯機が故障して考える暇もなく購入したので、不満が残りました。
今回は10年を目処に「壊れる前」に余裕を持って買い替えを計画し、ヨドバシとジョーシンの売り場を下見して、最終的に決めたのはこちら。

シャープの穴なし槽です。
地味に30年の歴史がある。

●小型化でパワーアップ


買い替えにあたり、本体が小型化していて驚きました。
洗剤も進化したからなんだって。
7キロと8キロ、同じ大きさなんです。
価格差は1万円程度、7キロはお風呂ポンプが別売りなのでこれをつけると価格差は5000円程度になる。

店員さんに、
「10年使うのなら、モーター性能の良い8キロのほうがいいです」
と言われ、なるほど。
日々の洗濯物量は多くないけれど、シーツ類のことを思うとパワーある方がいいわ。

というわけで、10年前は東芝7キロしか置けなかったのが選択肢が増えたんです。
母が「うちは7キロしか置けない」というので真に受けていたけれど、そんなことなかった
もしかして10年前も……。

●洗濯の仕方を変える


穴なし槽のおかげで洗濯物にピロピロはつかなくなりますが、槽の外側は当然汚れがつきます。
この外側のメンテはなかなかめんどくさい。

できるだけ汚れが残らない環境で使うのが大事なんだと懇懇と説明し、洗濯の仕方を変えました。

①風呂水を使わない
ずっと、「カビに栄養補給しているもんやわ!! やめようよ!」と言い続けてもやめなかったのに……買い替えてよかった。

②湿気をためない
以前からやっていましたが、使わないときは蓋を開ける。
シャープ
洗剤入れも出しておく。
たまに水が残っていることがあるので、ぴっぴする。

③洗濯物は裏返し
高齢者ばかりだから、汚れるのは皮脂のつく面がほとんどです。
つまり、裏側。
靴下は裏返し、インナーも裏返し。
干すときもそのままです。
日陰になる午後に干せばいいのに、紫外線ガンガンの午前中に干すのであっという間に褪色する。
せめて裏返しにしましょ……。

●事前レビューの答え合わせと、実際の仕上がり


穴なし槽、マイナスレビューで「音がうるさい」というのが複数あります。
でも実際使ってみると、「静かやん!!」
東芝がもうくたびれて、そこそこ音が大きかったのかもしれない。
あれに比べたら全然静か。
むしろ静かすぎて、入浴中ランジェリーの脱水をかけるんですが、浴室で「……脱水始まってる??」って思います。

空気清浄加湿器のときも同じでした。
音については、大多数のレビューでないなら気にすることないと思います。

穴なし槽のイメージなのか「脱水が弱い」という感想も見かけますが、全く問題ありません。
そもそもそんな製品売り出さないでしょ、30年の歴史やで。
ユニクロのファーリーフリースなんて、ふっかふかのフワッフワに仕上がりました。

何より動作がすっごいキビキビして、わたしは脱水が楽になりました。
シャープ
残り時間の表示が存外便利。
買い替えてみて、前の東芝機は故障はなかったけれど、いろいろストレスあったんだな……って感じました。
東芝
東芝の洗濯槽、よく見るとカビがいます。
そして洗濯槽の底、白い部分は、ステンレスじゃない。
シャープは底までビシッとステンレスです。

洗濯してみて驚いたのは、
「柔軟剤の香りがプンプンする」
干していても香りがします。

母は同じ量しか使っていないと言うから、東芝機では汚れ落ちが甘くて柔軟剤が浸透していなかったのか?
だいたいわたしは柔軟剤嫌いなんです。
メインの洗剤使っているんだし、コーティングする必要ないでしょう。

無印の無香料柔軟剤を次にスタンバイさせています。

●令和の家電は長く使えない


買い替えて大満足です。
経年でどう変わるのかはまた、ここに残していきます。

いまの家電は10年使えたらいいほうです。
機能が良くなるにつれ繊細な機械になり、耐久性は直すよりも「使い捨て」感覚のほうが適していると思います。

昭和世代は「頑丈で長く使えた」家電の思い出が強いのと、「壊れていない」まだ使えるのにという断捨離あるあるを適応しがちなんですが、その間脱水でも動作音でも、確実に進化しているんです。
電気代、水道代というコストにも影響しています。

家電は突然壊れることは少なく、だんだん調子が悪くなっていきます。
「設計上の標準使用期間」
を参考に、買い替え計画をおすすめします。

洗濯機はドラムとタテで新型発売時期が違います。
ドラム⇒10月
タテ⇒6月
新発売から十ヶ月ほどが一番安い時期になりますが、その頃には実店舗でも人気機種は入荷待ちになるので、年末年始、ボーナス時期(夏冬)、決算時期(3月9月)も活用してください。

時間とお金をたっぷり使える方なら、お好きに……なんですけどね。

※11月追記
夏にトラブル発生、評価保留



【理想の洗濯環境】
最後にわたしの理想。
タテ型+ガス乾燥機「乾太くん」
シーツとパジャマを心置きなくジャンジャン洗いたい!
ぶっちゃけ日本の空気環境、悪すぎ。
花粉、PM、黄砂、強すぎる紫外線で「害」の期間長すぎです。
天日干しも昭和の幻想です。
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