セラ美術館、もともとは京都市美術館、2020年度にリニューアルオープンしました

京芸短に進学した友達の卒業作品展会場がここだったから、それ以来です
当時はぱっとしない佇まいで建物は古く趣があるけれど、それを活かしていない
京都ってほんとどこも駅から微妙にアクセスが悪くバスがいちばん最寄りというのが、苦手なんです

京セラ美術館の企画展は複数開催されています
今やオンライン予約が主流になり実券前売りチケットは出ないことも多いのに、大阪駅前ビルのチケット屋、そして美術館周辺の小売店では開催期間中も前売り券を手に入れることができます
三条
京阪三条から徒歩ルート、途中でボテロ展のチケット買いました

現地でグーグルマップを立ち上げて現在地から目的地を探す人多いですが、わたしは予め道順の画像を保存しておきます
IMG20221122120346
仁王門通に向かう途中、「満足神社」という良い名前の幟が目に止まり、道草します

秀吉由来の神社だ! 実際のところ、大阪より京都のほうがこういうスポット多いのです

京都市左京区の神社 - 満足稲荷神社(京都・東山)
https://www.manzokuinari.com/

●予約制の割に混んでいた「エルメス・イン・ザ・メイキング」


ところで22日の日中、めちゃくちゃ日差しが強くて11月下旬だというのに日傘がほしいほどだったんです
暑い……汗が……やばい日陰がない……焼ける……
そして見えてきた京セラ美術館、館の前のバス停が行列で観光都市京都のじわじわ復活している様子にゾッとしました
もうあかんな

最初の目的はこれ
京セラ美術館
12:30の予約で、15分前についてこんな感じ
アナウンスには館の西側から入場とあったので、たまたまそのとおりに着いた
HERMÈS IN THE MAKING
12:30入場列に並んでいる間、陽がサンサンと差して……暑い……
瞬く間に長蛇となり、23日みたいに雨の日はどうしたんやろ?

そして完全予約制だから美術館のイベント案内にはアナウンスがないのです
でも行列を見て入れるもんだと勘違いする人が何人もいて、お断りされてました

待っている間来場者の様子を見ていたら、エルメスを身に着けている人結構いました
和服の人もいるあたり、京都感がある
和服でなくても、いい生地にいい仕立てのお洋服ですねという佇まいの方が多い

エルメスはヒルトン大阪のブティックでも一般人向けイベントやっていたことありますが、京都のほうが客層合うと思います
HERMÈS IN THE MAKING
職人さんと通訳の方がペアで各ジャンルのブースが展開しています
通訳の方も、うまい
わたしはというと、メガネを注目してました
HERMÈS IN THE MAKING
一番人気はカレの印刷ブース
実際にスクリーンを使って一色ずつ実演されるんですが、最前列が全く動かないから見れません
誰かのスマホ越しでやっと見れる程度
実演はここがいちばん滞留していました
HERMÈS IN THE MAKING
HERMÈS IN THE MAKING
ダブルフェイスのカレ、動画撮影は禁止なんです
どういう技術でやっているのかは、秘密

南回廊の会場、足元の段差が結構あります
人混みもあって、ガクッと下がると怖い
移動していたとき、いかにも職人さんな男性が通りかかり、
HERMÈS IN THE MAKING
時計職人さんでした
HERMÈS IN THE MAKING
メガネに直接くっつけた拡大鏡
0.5mmのネジとか、泣きそう
短針、長針、秒針をつけるところ、謎すぎました
ねじ巻き時計を分解しているのですが、周りからこういうモデルの時計を使っていてと修理の相談や、長持ちするコツなど聞かれていて、エルメスの時計ユーザーって結構いるんだなと
わたしはあんまり時計のイメージないんですわ
戦利品
カレの塗り絵、絵本のワンシーン作成など参加者が楽しめるコーナーもいくつかあります
HERMÈS IN THE MAKING
完全入れ替え制じゃないし「予約制」の印象に反してかなりの人混みなので、いくつかスルーしました
これが有料なら満足度低かった
それでも、こういう手仕事を直に見れる機会はありがたい

エルメスはファッションコングロマリットと組まずにポリシー持っているところは好きです
革のバッグなんて重たくて使う気しないし、カレは日本ではどうやってもおばちゃん向けアイテムだから難しいなと思いますけど、技術って残す気がないとあっという間に失われてしまう点、そしてこうやって無料で取り組みを見せるプロモーションのうまさは、日本ももっと見習わないといけないでしょう

2016年のエルメスイベントレポート



京セラ美術館、日本庭園があるんです

----------
「マシュマロ」は、回答・返信なしのお気軽ツールです。
「マシュマロってなに?」という方→解説はこちら