乙嫁展、行ってきました

ピタパがあると入場料2割引

大乙嫁語り展 - 京都国際マンガミュージアム
https://kyotomm.jp/ee/otoyomegatari/

2022年9月17日(土)~12月26日(月)
休館日 毎週火・水曜日(ただし、11月23日(水・祝)は開館)、11月24日(木)


もと、龍池(たついけ)小学校が京都国際マンガミュージアムです
地下鉄烏丸御池駅からすぐというアクセスの良さ
校庭あとが芝生になっていて、ゴロゴロマンガが読めるようになっています

わたしはまっすぐ原画展の会場に行きました
大乙嫁語り展
表紙のフルカラー原画とマンガの原画が展示されていて、フラッシュオフなら撮影可です
でも保護されているので、撮るよりもやっぱ見たほうが断然いい
大乙嫁語り展
緻密さが伝わらないなあ……
大乙嫁語り展
中央アジア展示コーナーがあったんです、めっちゃ民博っぽくって大喜び!!
大乙嫁語り展
この書籍、JANコードもなくてどういう経緯で制作されたのかなあ
会場内は作品保護のためかコロナ換気なのか、空調がなかなか効いているので寒かったです
大乙嫁語り展
緻密な黒髪表現を見て……
美しい髪は若さの証明でもあり、ひいては生殖にもつながる

わたし、イラスト集や原画集では絵よりも作者のコメントを読むほうが楽しいんです
今回の展示もやっぱり作者コメントにかじりつき
この「セイレケの黒髪」は「もてる黒髪技術のすべてを注ぎ込んだ」みたいな内容でした
コミックスだと12巻です
つくづく「髪は女の命」
9/25のイベントの様子、ショート版が上がっています

一本一本紙に線を書くためだけに、空調も湿度も設定するのです
そうまでしないと書けないのですよ
は〜美しい世界に大満足です
帰宅してすぐ、コミックス読み返しました
大乙嫁語り展
森先生が影響を受けた作品や作業環境の再現コーナー
「漫勉」というマンガ家の制作を定点カメラで追っていく番組があるんです
結構修正しているんですよ
CGでもそうですがアナログでもバッツリ切り貼りとか、普通
ホワイトを使うだけでなく切り貼りね

なのに森先生の原画、そういうの見当たらない
原画というより、もうほんと絵画的な仕上がりです
すごく楽しんで書かれている「至福感で満たされている」が伝わってくる原画でした

【レビュー】「大乙嫁語り展」 京都国際マンガミュージアムで12月26日まで 森薫の壮大な物語と驚異の細密原画の世界 – 美術展ナビ
https://artexhibition.jp/topics/news/20221010-AEJ1013019/


土日祝は紙芝居が開催されていて、閲覧中口演が聞こえて気になった(笑)

●ミュージアム資料も良かった

館内のマンガ読み放題なので、近所の家族連れなんかは年パスで通うほうが断然お得
靴を脱いで読めるスペースなんて、ほんと日本的だなと思う

ところでミュージアムというだけあり、マンガだけでなく常設展示もあります
「マンガ家の手」が100点以上もズラッと並んでいる一室、名前を見ないで手だけ見ると興味深くて、小さい手、細い手はやはり女性、と言いたいところですが男性と見紛うごつい女性の手も
 
鉛筆の持ち方はすごく個性が出ています
絵を書くため、線のための持ち方といえばいいかな

そして思いがけず大収穫!! 龍池歴史記念室に、
京都国際マンガミュージアム
京都国際マンガミュージアム
尋常小学校の国語読本全12巻!!
もちろん復刻版ですが、12巻まで揃ってるの初めてみた!!
昔の国語の教科書で、1学年で2冊  
京都国際マンガミュージアム
六学年
巻末に習得漢字一覧が載っているの、いまと同じです
京都国際マンガミュージアム
この時代はカナ文体なので読みにくいわあ

「乙嫁語り」最新は14巻
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