4630万円誤送金の件で、OL時代給与が二重振り込みされたことを思い出しました。
後日、無情にも「取消」と印字され、自動的に二回目の給与を引き落とされたんです。
本人の承諾なく実行されたし、こちらの投稿を読んで
あれは「組戻」じゃなかったと、気が付きました。
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※当時の会社はもうないです※
二重振り込みは、2011年3月の震災から三日後、みずほ銀行の大規模なシステム障害が発端でした。
その時会社は組織改編で本社機能が東京にじわじわ移転、給与振込も大阪のUFJから東京本社のみずほに変更になって一年未満でした。
東京本社では、システム障害が起こる前に3月給与データを送信済み。
正しくデータが処理されるのか危惧していたわけですが、見込みなし。
正しくデータが処理されるのか危惧していたわけですが、見込みなし。
このままでは3月18日の給料日に、給与振込が実行されない可能性がでたのです。
「みずほはダメだ。大阪からUFJで送金してくれ」
東京本社より急報が入り、お役御免で佇んでいた専用端末復活です。
UFJの、頼もしいこと!!!!!!
UFJの、頼もしいこと!!!!!!
が、東京から送られてきた給与データはエラーで弾かれ全く読み込めず、UFJオペレーターにヘルプ、いっこいっこデータを確認して、修正、再読み込み。
エラー
これの繰り返しで、本当にキツかったです。
エラー
これの繰り返しで、本当にキツかったです。
大阪単体のデータなら処理が早いのに、合併した東京分もあったため、扱い慣れたデータ量じゃなかったのも不運でした。
どうにかデータが確認でき、東京に
「いけます! 送信しますか!?」
「いってください!」
承認された~
振込データが無事UFJにいったよ~~~
ちゃんと明日入金されるよ!! やれやれ
「いけます! 送信しますか!?」
「いってください!」
承認された~
振込データが無事UFJにいったよ~~~
ちゃんと明日入金されるよ!! やれやれ
~遅めのランチ~
合計3時間もかかって全データ処理したのに、ランチから戻ると
「もうUFJに送金しちゃった!?」
「え? とっくにしましたよ」
「誰の指示で!?」
「東京ですよ!!」
上司が受けている電話の相手は東京の長で、今度はUFJの送金を止められないかと言ってきた。
「もうUFJに送金しちゃった!?」
「え? とっくにしましたよ」
「誰の指示で!?」
「東京ですよ!!」
上司が受けている電話の相手は東京の長で、今度はUFJの送金を止められないかと言ってきた。
みずほは午前中にATMだけ復旧し、夕方近くになってシステムもようやく回復したという一報が入り、このままだとみずほとUFJから二重の振り込みになるというんですね。
そっちの指示でやったのにそれはないやろと、大阪では一気に険悪なムードになり、
「もういいじゃん、二重で入ったら入ったで!」
と決着がつきました。
【タイムライン】
3月11日(金):震災
3月14日(月):みずほシステム障害
3月16日(水):みずほ回復が見込めない
3月11日(金):震災
3月14日(月):みずほシステム障害
3月16日(水):みずほ回復が見込めない
3月17日(木):UFJに給与データ送信 その後みずほ回復
3月18日(金):給料日 UFJから振り込み /みずほはなし
連休
3月22日(火):みずほからも振り込み
イントラネット:「本日一部の人に二回目の給与が振り込まれます」
わたしは該当者だったんです
わーい! 「ただし、取り消し依頼をしているので引き出さないように」
(´・ω・`)デスヨネー
3月24日:「取消」同額引き落とされました……
貴重だから通帳残しています。
「誤った振り込み相手」ではないため、「組戻」とは違う処理になったのかな。
結局みずほのデータは一部しか振り込まれなかったから、UFJに送信しておいてよかったんです。
退職直前のこの大騒動はめちゃくちゃ強烈で、みずほ銀行にはお金預けないと固く決めた一件でした。
退職直前のこの大騒動はめちゃくちゃ強烈で、みずほ銀行にはお金預けないと固く決めた一件でした。
後を思うと正しい判断。
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