ごい内容でした


花粉やハウスダスト、食べ物によるアレルギーを発症する人が世界中で急激に増加している。その理由は?治療法は?DNA解析をはじめ、さまざまな科学的取り組みを紹介する

2050年には全人口の約半数がアレルギーを発症するともいわれるアレルギー。いまや世界的な大問題である。最近では、現代人のアレルギーとネアンデルタール人の遺伝子の関連性や、幼少の頃から家畜動物に触れ、合成洗剤を使わない暮らしを続ける人々にアレルギーが少ないことなどが明らかになっている。原題:Allergy Alert:Paranoia in Our Immune System(フランス 2021年)
自分が花粉アレルギーというのもあって、花粉しか気にしていなかったです
でも、問題はそうじゃなかった
そもそも花粉に過剰反応してしまうのは、なぜなのか
番組では遺伝子から始まって、化学成分の影響を探ります

●食洗機を過信してはいけない


まず、化学成分の洗剤の影響
食器洗いに使っている洗剤、すすぎと乾燥までやってくれ楽ちんに思えますが、洗剤が残っています
食器やカトラリーに残った洗剤の化学成分が体内に入るとどうなるか

洗剤に侵された細胞はバリアが破壊され隙間だらけになり、防壁が破られあらゆるものが体内に侵入する
当然その物質は、アレルギーや喘息の原因になります

さらに気候変動は植物の花粉にも影響していました
花粉を飛ばす期間が伸びたりして、都市圏の街路樹の花粉量が増えている
おまけに都市ではメスの木を植えない
実をつけないオスのほうが、その後の清掃等楽だからです

しかしオスばかりだと、当然飛散する花粉量が増える
こういった植物の性差別、気温上昇などで都市で排出される花粉の量が増えているんです

●雨が降る前から、花粉は破裂している


雨雲が近づくと花粉の粒が水分を吸収し、膨らんで破裂する
破裂した花粉の細胞の中身が微細なかけらとなって空中に飛散、肺の奥まで達し、喘息等の原因になります
目に見えないから厄介だし、花粉よりも微細だからマスクだってすり抜けます

オーストラリアを襲っている「雷雨ぜんそく」のなぞ | WIRED.jp
https://wired.jp/2016/11/29/death-toll-rises/


海外では嵐でぜんそく患者が急増し、死者も出ています
日本でも台風や梅雨の時期にぜんそく患者が増えるとあります

そして食物アレルギー、筆頭はピーナツとたまごかな
イスラエルとイギリスで、ピーナツアレルギーを発症するこどもの観測をしてみると、これまではアレルゲンに触れさせないという対応をとっていたけれど間違っていたのではないかというんです

【A】満1歳までピーナツを食べさせない
【B】四ヶ月から与える
2つのグループで観測したところ、後者のほうがアレルギーの値が低かった

免疫システムは幼い頃であればアレルギーを起こしそうな食物と仲良くなれる
避けてきたことで食物アレルギーが増えてしまったんです

ちょっとー!!!!!!! ってなりましたよ

BS世界のドキュメンタリーは、NHKの良心


この番組のいいところは、その後の対応策までちゃんと取材しているところです
BS世界のドキュメンタリーは、NHKの良心だと思う
受信料を払う価値のある番組を今後も続けてほしい

この話をしたら母が、
「大阪は今後イチョウのオスばっかり植えるってゆってたで」
なんですと

マジやん

銀杏は、アスファルトやコンクリの上に落ちるから潰されて臭いのであって、地面の上なら潰れません
そもそもイチョウにこだわる必要ないでしょう

番組内でも都市計画の失策としてあげられていた雌雄差別した植樹は、見直す必要があるんです
子どもたちの代には、いまより多い花粉を残すことになるんですよ
これ、どこに訴えたらいいの

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