卒業式シーズンです。
式に関係ない学年は「連休だ~」と喜び、6年生は中学イヤ~と嘆き、5年生は事前準備の話題がよく出てきました。
コロナ対策で一部児童のみ出席+事前にムービー撮影のパターンが多いですが、それでも5年生は当日まで式場の準備などなんやかんや忙しいです。
わたし自身も、受験を控えた中学卒業式より、小学校卒業式のほうが記憶に残っています。
第六波の影響がとても大きかったので、クラスの出席状況を再々確認するようになったのですが、「精神的にずっと休んでる(※実際にこう言う)」児童が一定数いるんです。
コロナが、ではなく不登校児のことです。
「あーじゃあ、そういう子は端にチョリンって映るんやね」
「ちゃうねん、合成するねん!」
え!?
どういうこと??
学年最初に集合写真を撮るので、そのデータを拝借して卒アル用の集合写真にぺとって貼り込む
↓
学年最初の写真がなければ、入学時など、とにかく過去からデータを探してぺとって貼り込む
↓
しれっと集合写真出来上がり
すごくないですか?
え!?
どういうこと??
学年最初に集合写真を撮るので、そのデータを拝借して卒アル用の集合写真にぺとって貼り込む
↓
学年最初の写真がなければ、入学時など、とにかく過去からデータを探してぺとって貼り込む
↓
しれっと集合写真出来上がり
すごくないですか?
それっぽく仕上げちゃうんです、まるで不登校などなかった態で。
「でもわかるよね~」
「ね~周りの写真と違うもんね!」
バレバレやし。
だいたい、写真で揃ってても記憶まで改竄できへんやろ。
●卒業アルバムの寿命
今の技術で幼い頃の写真から、数年後の姿の加工ができます。
いずれは月齢を揃えた加工の集合写真にもできるでしょう、しかも手軽に。
そして、うちの子の加工もしてほしいといい出す保護者も出てくると思います。
もはや、卒業アルバム、集合写真の目的は明後日の方向へ迷走。
「真実を写す」から“写真”だったのが、現在ではとっくにそんな意味では使われない、自己顕示欲の言い換えになってしまった以上、卒業アルバムの意味も変わっていくんだろうか。
それにしてもいじめも“なかったこと”にする教育委員会、いい仕事してんな。