19日Eテレで放送された「ある子ども」を見ていたときのことです。

 
「SNSで性犯罪など事件にあう子どもは1年におよそ1800人。10代の何気ない日々に、なぜ性犯罪が入り込むのか。子どもの支援団体や精神科医らの協力のもと複数の事例を調査すると、SNSの背後にある子どもの本音と意外な加害者心理が浮かび上がった。性犯罪から守るために大切なことは?オーディションで選ばれた子どもたちのワークショップで10代の感覚、行動に教わってドラマとドキュメントで描く。(主演 まいきち)」

現ドラマと専門家による解説で構成されていました。
再放送は、2月24日(木)午前0:00~午前1:00(60分) ※23日深夜 

加害者側は、女の子に裸の画像を送るように言って、断られるのは折り込み済み。そこをいかにして「送らせる」のか、ゲームを攻略するようにやっているのだと。

また、自分の言うとおりにしない、言うことを聞かないほうが悪い、自分こそが被害者であるという意識を持っている加害者もいると聞いて、驚きました。

この件を聞き、ドキッとしたんです。あの人と同じだと。
こっちが悪いんじゃないのに、なぜか罪悪感を抱かせる、会話の後いつも不快/不安になる人がいました。(解決済みの事案です)

こういう人格なんて言うんだ、サイコパスでもないし、と心理学に詳しい友人に聞いたら、

「manipulator にあたるね」

これだー! ありがとう!!

「当たった? よかった。この場合罪悪感云々はNAZの受け取り方による副産物なので
相手がその気持ち悪い心理攻撃で、なにを成し遂げようとしてるのかに注目してみました」

そしてこの続きが怖い

「虐待するひとの特徴のひとつよね」

ちょ……

●やめられない


「ある子ども」 で、動画をあげようとする主人公の友達は、「上げないといけないの?」「自分たちの思い出だけじゃだめなの?」と、危険性を危惧して引き留めようとします。
でも、褒められるとうれしいから。
チン凸画像が送られても、やめられない。

しんどさに共感して、お疲れ様と言ってくれるだけでうれしい。
直接の友達に打ち明けても、共感してもらえず縁が切れることもある。でもネットだと、最初から趣味など共通点で繋がれる。たとえ知らない人であっても、一緒に盛り上がれる話題があると、リアルで同じことをやろうとしたらもっと時間もかかるし、ハズレだったときのリカバリも考えたら、ネットに出会いを求めるのも無理はないです。ハズレなら、リムればいいんだし。

リアルとネット、どっちにもリスクはあるんですが、「機会」が多い分手軽で速いのはネットだから、やめられないです。

そして彼女たちは、「信じて」いる。

裸の画像送ってと言われても、はじめはちゃんと断っているんです。
でも相手はええ年したオッサン、目的のためなら手練手管の百戦錬磨。
一対一のように見えて、そのオッサンの背後には無数の変態の知識が積み重なっています。
10代20代なんて経験値も少なく、まず勝てない、逃れられないんです。

ある女の子が、ネットで死にたいと言ったら大丈夫?などDM送ってくるのは男性ばかりだと言っていました。
そいつら、異常ですから。「死にたい」で検索かけてるってことですよ。
まともな大人は、ちゃんと組織で動いてサポートしようとします。
それができないってことは、”あわよくば”下心があるんです。

学校で必要なのは、こどもにそんなアプローチする大人に、「まともな人はいない」「相手は一人に見えて、ひとりではない」ってことを教え込むことでしょう。
一対多数のガチンコなんて、ふつうはしないです。

こどもたちは「NO」って言えないのです。

理由は簡単で、わたし達大人こそが、【NO】をいえていない。それを見て育っているんだから、こどもが言えるわけない。

学校側はもちろんネットの危険性の教育も実施しています。なのに、なぜ写真を送ってしまったのか。
大人は「なんで」と言います。対策を講じたいから。でも子供には、それが一番つらいんです。

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そしてこれはこどもだけの問題ではありません。
マニピュレーターは大人の中に、すぐ側に、職場にだっています。同じ土俵に立ってしまったら、終わり。
学校ではこれ見せたほうがいいと思う モザイクだらけですが……
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