に関わることなのに、山の歩行技術に特化した解説書ってないんですね。

登山って歴史も長く、ランニングやウォーキングのようにとっくにその手の本があると思っていました。
意外と、努力と根性、精神論だったんだ。
膝を痛めない、疲れない Q&Aでわかる山の快適歩行術
みんな大好きセルフチェックコーナーです

セルフチェックといえど、第三者に見てもらうほうがいいです。
わたしはコーチにこの本を見せて、
「いっこずつやるので見て下さい!」
 そいやっ
「あ、このポーズこうですね」
って早速訂正入りました。
 
Youtubeのストレッチ動画なんかも同じですが、やっているつもりでできていないというのは、なんの効果もないので折々見てもらえる環境のほうがいいと思います。

著者は中学時代に野球をやっていて、打撃法など指南書を読み込まれています。
それに比べると登山の歩行術は科学分析も人体生理もへったくれもないと思ったかどうかは不明ですが、情報量も雲泥の差で驚いたことでしょう。

そのような経緯から、この本は写真解説がわかりやすいです。
「ここの角度が」など、非常に具体的。
思わず斜面に行って実行したくなります。
※連れがいないと再現できん!

こういう前向きな気持になれる本って、好きです。

それと、歩行癖について「からだの使い方が定着している」という表現をされるんです。
癖ではなく、定着。

定着(ていちゃく)の意味 - goo国語辞書
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%AE%9A%E7%9D%80/

1 ある場所や位置に、ぴったりとつくこと。一定の所に落ち着くこと。「従業員が―しない」
この表現がすごく心に残ったんです。次にUPする本に繋がります。
 
著者は登山歴20年、未だに歩行の悪い癖が見つかるといいます。
この登山本いいなと思ったのは、普通のウォーキング本って荷物のこと書いてないし、階段のことも触れてないでしょう。

階段ってどっちかといえばマナーに含まれて、せいぜい「階段上るのが楽になりました!」という「レッスンの結果」によく出てきます。

でも私達、街なかで坂道も階段も荷物もあるし、雨の日もある。
リュックで歩きましょうっていうのは、ウォーキングレッスンの解決ではなく、ごまかしです。街中の教室でレッスンやってて、何いってんの??
あしにいい靴履きましょう⇒ドイツ靴 ぐらい、思考停止してる。
 
だから、この本に書かれていることはウォーキング本より重心移動の重要性が納得行くんです。

片足立ちチェックをしたときのバランス、股関節かたいから右のほうが悪いし、何よりコーチに言われてびっくりしたんが、腰が回旋してると。
歩行って片足になるときのバランスがめっちゃ影響あるから、そりゃわたしうまく歩けないはずやわ~テヘペロ
Eテレで、「趣味どき」古武術のシリーズを見ています。
第一回は立ち方でした。
わかるんですよ、その立ち方で安定するのは。
でも、靴はいたときが問題です。

「電車で立ってるときにやってみます」なんて仰っていましたが、靴ってそれなりにかかとの高さがあり、素足で立つのとは違います。
比較的フラットに立てるのは、下駄わらじベアフットシューズくらいです。
 
靴はいた状態で骨盤後傾って、素足で後傾よりゴリラ度が増し、結局実生活に活用するの難しいですよね、と見てて思いました。
ストレッチも満足にできていないのに、ウォーキング動画だのレッスンだのさすがに習う気はありませんし、もうそういうメソッドには全く惹かれないです。

ということを、次の本の感想につなげて一旦終わり。

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