売当時、新聞広告で見ていたのですが、
「へ~カサハラ先生、外反母趾や浮き指から、今度は狩場を手指に変えたんだな」
という印象でした。

借りた3冊のうちこれが一番古い2018年発行なので最初に読んだのですが、口絵から度肝抜かれました。
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「仮称:足ヘバーデン」もさることながら、
「これに気づいていないことが大問題!」

医師ならこんな表現しません。
カサハラ氏はドクターじゃないからこんな本書けるんです。

カサハラサイトは外反母趾や浮き指で検索すると必ず辿り着くのですが、わたしはいい感じがせずこれまで近づいたことも著作も読まずに来たので、本を読んだ人がどんな気持ちになるのか容易に想像つきました。

ヘバーデンはイギリス人ドクターの名前で、指の第一関節(DIP関節)に発生する変形性関節症をヘバーデン結節といいます。
第二関節に発生すると、ブシャール結節です。

だからカサハラ氏が声高に警鐘する痛んだあと急に曲がる外反母趾を「仮称:足ヘバーデン」って日本語がおかしいです。

例えるなら、手の親指がぐっと曲がって人差し指の下に入り込んだ状態を「仮称:手外反母趾」と言ってるようなものです。
それどころか
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全身に発症する!
「カサハラヘバモートン」とか、ちょっとこの本大丈夫なの……

カサハラ氏はドクターじゃありません。
だから症例の末文には、「(こうならないように)専門医の受診が必要です」とやたら滅多出ててきます。
そしてその専門医の案内はない。
むしろこの本を真に受けて主治医に相談すると、一笑に付されると思う。
そんな患者さんはどこに行くと思いますか……


謝辞に協力と監修をした3名のドクターの紹介があるのですが、

久留米市上津町のあさひクリニック
https://www.asahi-clinic.co.jp/

横浜市 都筑区 川和町のホームドクター 村上内科クリニック
https://www.murakami-clinic.net/index.html

にこにこ整形外科医院
https://2525s.or.jp/

実在はしているけれど、本との関係はというと??
そしてなにより、この手の本を手に取るのは「すでに整形外科等、医療機関にかかって納得いかなかった、良くならなかった」人もいます。
むしろ、「予防」のために手に取る人のほうが少ない、それはカサハラ氏こそいちばんよく知っているはず。

サブタイの「「ヘバーデン結節」の予防と治し方」、予防については「ない」に等しいです。

巻末はカサハラ式フットケアグッズの紹介です。
本を読むと、3本指ソックスが欲しくなること請け合い。
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そして書体、「へ」がひらがなの「へ」に見えて、読みにくかった。

「足へ」「ひざへ」/「バーデン」と区切ってしまう。
あとプロフ写真がずーっと若い昭和(推測)のままなのも気になります。

斯様に雑念だらけの読書の印象から、わたしが言いたいことが伝わるでしょう。
これを反面教師に、あとの2冊へ進みます。
なおそこそこ売れたのか、自由国民社☓カサハラヘバシリーズは続刊中。

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