2020年よりコロナ渦中に頻出した、「日本は海外に比べて衛生意識が高い」についてです。
各国のドキュメンタリーを見ていると、衛生意識について「雑」なことに驚きました。
日本は潔癖すぎと思いますが、さっぴいても欧米の不潔極まりない生活習慣に「賢しらに、環境ガーと言っててこれかい」と呆気にとられたものです。
それに比べれば日本は公衆衛生意識が高い方ですが、一般市民にまで徹底されたきっかけは、1964年東京オリンピックだと思います。
【映像の世紀プレミアム第15集】「東京 夢と幻想の1964年」、2020年正月に放送されたっきり。
内容の一部はこちらを参考に。
「「首都美化はオリンピックの一種目」と200万人が一斉清掃」
凄まじいゴミの量でしたよ。
きったなあああああああああ!!
凄まじいゴミの量でしたよ。
きったなあああああああああ!!
道路はまるでゴミ箱と言わんばかりにゴミが山積み。
公衆トイレの手洗いボウルも、ゴミが捨てられ詰まりまくり。
河川は言わずもがな。
公衆トイレの手洗いボウルも、ゴミが捨てられ詰まりまくり。
河川は言わずもがな。
いくら注意しても、これが江戸っ子だと居直る。
街全体が汚部屋で埒が明かないため、日を決めて自衛隊を出動させ清掃している映像が残っていました。
東京オリンピックと日本人のアイデンティティー
https://edo.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=803&item_no=1&page_id=13&block_id=21
江戸川大学学術リポジトリのPDFにも、詳しい記述があります。
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江戸川大学学術リポジトリのPDFにも、詳しい記述があります。
以下、引用します。
「第2章 東京オリンピックと浄化運動」
赤痢対策をしたにもかかわらず、オリンピック直前に赤痢が流行し、コレラ騒動も。
オリンピックとは無関係の分野にまで、この当時は国家の統制がされていた。
「第3章 公衆道徳問題オリンピック国民運動」
当時の日本人のマナーは、ゴミ放棄、吸い殻投げ捨て、立ち小便、行列しないなど、今日と違い問題の多いものだった。
赤痢対策をしたにもかかわらず、オリンピック直前に赤痢が流行し、コレラ騒動も。
オリンピックとは無関係の分野にまで、この当時は国家の統制がされていた。
「第3章 公衆道徳問題オリンピック国民運動」
当時の日本人のマナーは、ゴミ放棄、吸い殻投げ捨て、立ち小便、行列しないなど、今日と違い問題の多いものだった。
他国を笑える人なんて、いない。
日本人の美徳とされる“どんなときでも行列を作る態度”というのは、ほんの60年程度の歴史ってことですよ。
当時の政府がオリンピックを機に「外国人に恥ずかしくないように」啓蒙と教育をせっせとやったってこと。
当時の政府がオリンピックを機に「外国人に恥ずかしくないように」啓蒙と教育をせっせとやったってこと。
二度目のオリンピックに併せて、コンビニのエロ本が規制されたのと同じです。
施設の禁煙化は万歳、パチンコが一掃されなかったのは残念。
この番組、オリンピックが10/24で終わってから年末に向けてバタバタと建築業中心に倒産が相次ぎ、不況に陥る様子で終わるんです。
再放送して欲しい。