阪市中央区平野町、地下鉄だと肥後橋か淀屋橋が最寄りのレトロモダンなビルの中に、「stylist & fitter 11 ichiichi(イチイチ)」があります。

眼鏡フィッティングの磯矢さんとスタイリストである奥さんの千絵さん、お二人でやってるお店なんです。
店内
メガネ、洋服、アクセサリー、帽子なども扱われ、洋服はそんなお高くなかったですよ。

きれいさを大事にする人へ。メガネ選びの大事なポイント | Platina Conference
https://www.attainments.co.jp/platina/?p=3014


千絵さんのこのコラムを読んで、イチイチに行こうと決めました。
事前に営業日と、混み合わない時間を確認して整体のあとに伺いました。

これこれこんな事情で行き着きましたというと、
千絵さん「そのブランドは、VioRou(ヴィオルー)じゃないですか?」

そう、それです!

●両眼視検査、再び


まずは検眼です。
フィッターである磯矢さん担当。すごく素敵なソファに案内されますよ。
このまま寝たい……

そして、こちらは両眼視検査です。

独特の検査法を経験済みだから、このツールだとあの検査だなと推測できて面白かったです。

江坂眼鏡は、0.4程度で調整してあるんです。
意外と生活できるんですよ。
でも、映画見に行けない、道の標識もよく見えない、壁の案内も見えないという手元用眼鏡の支障がちらほら出てきたので、遠距離用の眼鏡をそろそろ作るかと思っていたから、この点をスッキリさせる調整をしてもらいました。
 
手元を見るときの距離、姿勢をこうしたいとか、生活スタイルを確認しながらレンズを替え、見え方を確認されます。
田村先生もそうでしたが、目は口ほどに物を言う。
物の見方で内面をバッチリ当てられました(笑)
磯矢さんの検眼は、めっちゃ自己肯定感上がります。
こんなことでたくさん褒めていただけて、嬉しい……

初回検眼は1時間半みておく方がいいです。
ちゃんとご飯を食べてから行きましょう!

●瞳の色が変わった

次は、フレーム選びです。
候補
こんな風にフレームを並べて出してくれます。

【ICHI ICHI Cafe 第15回】メガネデビューするキッカケあるある
https://www.youtube.com/watch?v=Ah5GTnCfy7M
楽しすぎて、自分の時は写真撮るどころじゃなかったから動画をご案内します。

千絵さんがチョイスして下さったフレームはVioRou(ヴィオルー)が多く、なぜならVioRouは小顔フレームをたくさん出しているんです。

ここ重要、日本人の顔小さくなってます
昭和のゴツい顔幅ではなく、小さくなっています。
なのに、昔ながらのメーカーはゴツいのばかり取り揃えているんですよ。
現場から小顔フレームをリクエストしても、中の人がゴツい顔だから却下されているのが現状の売り場です。
ていうか、この業界の古さ、靴と同じやんけ!!

【ICHI ICHI Cafe 第12回】アイウェアデザイナー・小野寺慎吾さんに聞く(その1)

VioRouデザイナー小野寺さんが言ってることは、本当に腑に落ちるんです。
作り手と買い手のズレ。

愛眼やパリミキ、眼鏡市場にある女性用フレームって、カジュアルかマダムです。
ザーマス系。
70代の母とわたしが同じ服着たらおかしいのに、なぜフレームはこんなに選択肢がないのだ。

小野寺さん:想定していた年齢層よりも下の年代が手に取ってくれて、その年代は小顔だからサイズ感も変えていった。

これが、いまの日本のメーカーはできないのです。

もうあれもこれも全部小顔で、こんなにたくさん選択肢があってフレームに溺れる幸せよ。
中でも一番最初に出されたのがすごかったです。

絶対セルフでは手に取らないフレームなんです。
でも、掛けたとき顔色がパッと明るくなり、なにより瞳が

「えっわたしの瞳ってこんな色だったの!?」

と驚くほど変わりました。
フレームでこんなに顔が変わった現象、初体験でした。

●足し算と引き算で、なりたい像になれる

眼鏡ユーザーの買い換えの悩みは、眼鏡を外すとめっちゃ鏡に近づかないと顔が分からないんです。
なので近距離のみで確認しちゃって、全体像が結べない。
でも大きな鏡で見ると、顔への馴染み方とか近距離鏡と全然違ってびっくりしました。

いちおう
「どんなフレームがご希望ですか?」
という売り場でよく訊かれる質問に対して、言語化していたんです。

ですが千絵さんはそんな質問一切無く、わたしの全身、そして検眼のやりとりでずらっと揃えられ、それは言語化していたフレームそのものでした。

エスパーかな??

千絵さん「眼鏡は、足し算で選ぶ方が多いです。でも、引き算にも使えるんですよ」

わたしは目力が強く、話すときもキリッと目線外さないです。自分では一重で眠たそうな目って思うんですけどね。
その強さに負ける人もいるし、それがいいという方もいるわけで。
目力に足し算すると、マシマシに目ばっかり強調されて、アイコン化。
が、引き算すると、元の瞳の色や顔色と調和して雰囲気も変わる。

足りないところを足す眼鏡選びに対して、引き算の選び方もあるのです。
また、唇にポイントがある方、小顔にしたい方など、フレームで叶います。
VioRouも小顔ばっかしでないし、ちゃんと幅調整してくれます。

●ビシッと計測、フィッティング


フレームを決めて、最後はフィッティング調整です。 

横田流フィッティング術│メガネのヨコタ
https://yokotamegane.com/fitting/yokota-fitting


さいたま眼鏡技術研究所 横田流メガネフッター認定
http://yokotamegane.com/saigan/fit2.html


認定士のリストです。
お二人で、すごく細かく顔と頭に合せていただきました。

耳ってみんなかたちが違うのと同じく、耳の後ろの凹みとかも違うから、合わせがうまくいくと力がきれいに分散して本当に軽くかかるし、下向いても動かないのはもちろん、凹みもできません。

わたしのフレームは鼻パットにシリコンいらずの、チタンです。
緑青でパット交換しなくて済むのね!!
VioRou(ヴィオルー) Christopher
続きは、新しいメガネを掘り下げます。
そしてわかったこと、腹立つ業界のことなどまとめ。