前回「30代のうちに」と書きましたが、老眼の始まりは若年齢化しています。
コンタクトからメガネの切り替えポイントは、なんの支障も無く字を書けていたのが、
「あれ? なんか見づらい……」
となったときです。
ピントを合わす力が衰えてきている兆しなんです。
以降視力は、若い時と違う意味で変動しコンタクトで対応するより、メガネで対応した方が楽になります。
そして、他にもコンタクトにはないメリットがあるんです。
●高ければいいと思っていました
梅田には昔ながらの個人店からセット価格がウリのチェーン店、ハイブランドまでメガネ屋がコンビニ以上にあります。
友人のメガネ買い換えで一日歩いたとき、金子眼鏡をハシゴしました。
当時、ヨドバシとルクアイーレ、グランフロントに金子眼鏡のショップがあり、右に行くほどお高くなります。
店内什器、フレームはもちろん、接客力もみんな違いました。
グランフロントの金子眼鏡で、
「店内にたくさんフレームがあっても、合うものは一つあるかないかです」
と仰っていたのがすごく印象に残っていて、靴と同じだな。
なお友人はグランフロントの金子眼鏡でお買い上げ、その後もメンテして愛用しています。
この経験から、それなりのお値段を扱っているところは好印象でした。
ところがあるハイブランドのお店に入ったときのこと。
ずらっと並んだフレーム、あーどう見てもでっかいサイズだ……ちっさめレンズないかなあとぼちぼち歩いていると、店員さんがやってきて、恭しくトレーを出してくるのです。
「気になるフレームがありましたら、こちらにお取り下さい」
以降全く会話なしの、完全セルフ。
2018年ながらソーシャルディスタンス先取り。
どこかの靴売り場みたいなサイズ出し要員じゃあるまいし、楽な仕事してんな。
店内にいた客はわたし一人、店員3人いて最後まで提案は一切なしでした。
メガネ屋寄りの店なのか、ブランド寄りの店なのか。後者だったのでしょう。
価格帯は3万~、いわゆるライセンスフレームではなく、メガネブランドです。
この価格帯はハイブランドじゃないんですかね。
●鯖江強し
そして2020年、頼りにしていたフレームを踏んづけてしまい、修理に出したもののもう観念して新しいフレームを買おう。
素敵なメガネスタイルの方やTVに出てくる人のメガネばっかし気になり、きけるときは片っ端から訊きました。
「どちらで買われたんですか!?」
「鯖江ですニッコリ」
あー鯖江ー!! やっぱし鯖江ー!!
「わたしのフェイスラインと頬の肉付には、この形」と提案してもらい、そりゃもうきっちり計測して、これまでと全然違ったんですって。
いいなああ、そんな提案されたいー!!
GOTO鯖江、すぐさまJRを調べました。
おいしいものに興味も無し、メガネ選ぶだけならガッツで日帰りできるやん。
※一日という制限が判断力を云々はもうけし飛んでいます。鯖江に対する厚い信頼
もしくは東京、
眼鏡スタイリスト藤(とう)裕美さんのお店「 tö(トォー)」です。
リンク
著作を読んで、こんな方と眼鏡選びできたら楽しいだろうなと思っていました。
2019年12月にお店オープンされ、すぐに行っとけばよかったね……
メガネ踏んづけ事件以降、鬼気迫るわたしを見守っていた友達が、待て待て早まるな。
修理に出しているのもあるんだし、大阪でもうちょっと探してみてもいいんじゃない、GOTO鯖江はそのあとでもとやんわり窘められて、それもそうね……
メガネがないと視界ゼロだからさ……
●Twitterありがとう
若い方はもう、グーグル検索ではなく調べ物すらTwitterだそうですね。
情報収集として使ってはいたけれど、検索代わりになるのかな?
物は試しとやってみたところ、ある眼鏡店の店長さんのアカウントが有益でして、やだーここ行きたいじゃん⇒関東の店だった
じゃあせめて、紹介されているブランドの関西店舗を!!
あったんですよ、大阪に。
しかも月一通っているユリシス大阪分院の近くです。
トップ画像に鷲掴みされました。
メガネ選びの長恨歌、まだ続く。