ぼけっとしてたら、会期終了が12/1(火)だった!



立民族学博物館初代館長梅棹先生の記念企画展です。
常設展示の奥で開催されているので、常設入場料で閲覧できます。

ところでエキスポシティにも、鬼滅映画上映シネマがあります。
園児っぽい女の子がしのぶさんのコスプレセットで全身キメて、ウッキウキでお母さんと手を繋いで帰ってくるのが見えました。

●秋のローズフェスタ

みんぱくに入場する前、すぐ近くのバラ園で秋バラ鑑賞。
秋のローズフェスタ
花手水のバラ版ですね、真ん中にハート。
秋のローズフェスタ
どうしても影が入って、逆さハートが限界。
ここのバラ園はフレグランスのバラのコーナーが作られているので、本当に良い香りがしました。
アンネの日記にまつわるバラもあります。

●特別展「先住民の宝」 2020年10月1日(木)~12月15日(火)

先に特別展の「先住民の宝」から。
アイヌの展示物がよく揃っていて、また金カムとコラボしているので展示物に
「ゴールデンカムイに出ました!」
というアイコンと原稿が並べてあるんです。
作者の筆力の高さ……
物販コーナーで原作コミックスが歯抜けになっていて、補充してー!

ドスケベマタギを貼っておきます

アイヌは、例のウポポイが胡散臭いことやらかしているので、この企画展はもっと注目されてもよかったのにと残念。

アイヌ以外の民族の宝コーナーでも、マヤの刺繍パターンをファストファッションが手軽に印刷しちゃって、知的財産侵害やマヤの創作に対する蹂躙ひいては文化消失に繋がると危機感のある展示をされていました。

テーマの「宝」というのは金銀宝物ではなくて、生活で使われる“生きたもの”だよ。

●梅棹忠夫生誕100年記念企画展「知的生産のフロンティア」

知的生産のフロンティア
梅棹先生の小中学生時代のノートやスケッチが展示されているんですが、めっちゃ上手い。
梅棹先生スケッチ
成人後はだれでも読める字で書かれていて、フォントっぽいんです。
あとの人が見やすく整理するって、とても難しいことです。
そして、アナログは強い。
電気がなくても確認できるのは、最強でしょう。

梅棹先生については、過去ログにちらっと出てきています。

もっとはやく先生の著作を読んでいたらよかったです。
自己啓発に使ったお金も時間ももったいなかったと、わたしはあまり後悔しないタイプですが、こればっかりは悔しく思う。

いただいた特別展の招待券でこちらも閲覧できたので、「季刊 民俗学」の梅棹先生生誕100年特集号を購入しました。

書店で売っていないみんぱくの季刊誌で2500円もするんですが、わたしが感銘を受けた先生のある講座の内容がまるっと再掲されているので、素晴らしくお得な内容でした。

表紙の言葉を抜粋します。
「梅棹忠夫は『荘子』にある「礫社(れきしゃ)の散木(さんぼく)」--祠の後ろに茂る大きなクヌギは役に立たない散木だったから伐採されず大きく育つことができた--の話を好んだ。梅棹が目指したのは役に立たない無用の学の追求だった。」


「無用であるとしても知の追求こそが人類の栄光であり、知の追求を楽しむ「知のプレイボーイ」でありたいと願っていた。」

他の特集内容もおもしろく、特に川で洗われる羊の画像のインパクト。
お見せできないのが残念です。

アートアジェンダに感想が寄せられていたので、リンク。
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