車に乗って、ちょっといいランチを食べに行きました。
腹ごなしがてら、母とそのままショッピングモールをそぞろ歩いたときのことです。

どこも夏物セールが始まっていて、夏物どころか春物もあるやろと思いながら見ていたら、母がアシックスウォーキングのセールに足を止めました。 

母は、ちょっと遠出するときはアシックスのペダラを履いているんですが、かれこれ10年物。
阪神百貨店のセールで買って、廃番につき同じものを買い替えることができず、その後アシックスのウォーキングシューズ、ヨネックス、ノーブランドのシューズだのを近所のSCセールで買っていますが、
「これは靴ずれができた」「これは足が痛い」
と結局ペダラに戻っています。

そんだけ履き倒してもペダラは形が崩れず、なによりソールがすごい。
踵は外側がちょっと減っていますが、全然履ける範囲の減りなんです。
さすが定価が高いのは違うな……

店員さんもすぐにペダラの型番を見抜かれて、長い間ありがとうございますと、ベテランの方でした。
母の好みと、セール(重要)のラインナップから3足選び、サイズを出してもらいました。

●一足目:ゴアテックス

選んだ3足は木型が同じで、素材違いです。
リンクはしません。
一足目は、ゴアテックスです。

ゴアなので素材は固め、支えてはくれるけれど、当たりが固いのが気になるところ。
わたしはゴアに負けるタイプです。
案の定、足入れの感想は
「ちょっと固い」
だよね……
個人的にはセールでゴアってお得感満載なんですが。

●二足目:メッシュで気になることが

アッパーがメッシュなので、見るからに涼しげ。
足入れすると、こっちの方が軽いしやわらかいと、好感触です。
しかし、歩行を後ろから見てギョッとしました。
一足目と比べて、かかとが内側に倒れています。
こんなに倒れてたっけ!? と驚いて膝を見ると、やはり膝も内側に。

「かかとが内側に倒れてる……」

そう言ったら、『この娘めんどくさい』と思われたのか、店員さんに足の計測をされたことはありますか? と計測を促されたので、測ってもらうことにしました。
例の3D計測機です。

母はあしの計測自体初めてで、おっかなびっくり計測機に足をつっこんでいました。
裸足+使い捨てショートストッキングです。
母足
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足囲が4EにF。
E「アーチ高」が例の舟状骨(しゅうじょうこつ)の位置です。

参考過去ログ

左足が内側に倒れているのがわかります。
アーチも潰れ、足長も左の方が長い。

「かかとの内側を踏み抜く」状態ではありません。
靴の履き口も広がっていないし、膝も痛くないというから、こんだけ傾いてるのに頑強な筋骨だなと思います。
羨ましい……ちょっとくらい遺伝して欲しかった……

この傾きを見て、店内のシューズを改めてチェックし直したんですが、アシックスのウォーキングシューズよりペダラのカウンターの長さ、かたさがほしいです。
しかし、店内のペダラは2Eまでで見るからに幅が細く、母の足囲には無理。
3Eがあれば試着して、傾きの違いを見たかったです。

●三足目:合成繊維

「ゴアテックスもメッシュも合成繊維やろ!」
他に特徴のないアッパーなのです。

母もセールでないと買わないから、もともと選んでいた三足目のシューズを試着しました。
歩行してみると二足目のメッシュと比べ、傾きがマシです。
かかとの傾きはぱっと見わかりにくいんですが、パンツスタイルだと膝の位置、下肢の空間面積で把握しやすいです。

木型は同じで素材違いだから、母のあしを支えるには、二足目のメッシュはパワー不足でかかとが倒れたのではと推測しています。

そして三足目のサイズを履き比べして、決めました。
靴は歩いてみないと、ほんとに合っているのかわかりません。
しばらく様子見です。

計測含めて小一時間程度。
母、70代にして初めての計測です。
お客さんが次々と来た中、お世話になりました。

●姿勢と歩行は声かけで変わる

わたしはアシックスのいまの計測機は未経験で、興味津々でした。
計測してもらいたいけれど、アシックスの靴は合わなすぎて、試着したい靴がない……

母の試着歩行を見ていると、前向いて歩いてと言っても、ずっと下向いて歩くんです。
本人は“前”のつもりなんです。
広さのない知らない場所だし、足元を見ないで歩くのは心許ないのでしょう。

それで、
「前の一番上の棚を見ながら歩いて」
というと、ようやく顔を上げて歩けました。
ちょっとのことですが、具体的な目印がないと、顔は上がりません。
これは指示だしする側がきちんとしないとダメです。

歩行もちょっとそこ歩いて、ではなく
「柱をグルッと回ってみて」
「あのブランドまで歩いてみて」
など、具体的にすることです。

再読中
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