フターなんちゃらにおいて社会はこうなるという推測が、口の端に上るようになりました。
そりゃもう雨後の筍のように、誰も彼も。
わたしはその予測の後ろに「希望」「願い」といった「ドリーム」感、さらに「祭り」感を見ます。

●ワッショイワッショイ


Windows95祭りの時、なにが声高に言われていたか覚えていますか。
空前のITブーム・ネットブームをベースにした、ペーパーレス化の声です。
紙はもう不要だ、要らなくなるという声がめちゃくちゃ大きかったんです。

デザイン畑だったわたしは、たしかに烏口(からすぐち)からDTPというITの恩恵は受けていましたが、それでも紙が嫌いになったわけじゃないんですよ。
デザインに足つっこんでる人はみんなそうだと思う。
なのに、紙がなくなるだと!?

覚えている人は少ないでしょう、実際に起こったのは真逆のことでした。
紙の需要が増えたんです、それも高級用紙が。
なぜならパソコンは当時めちゃくちゃ高額商品でした。

 98年発売のPCが、定価42万です。

さらに操作も家電レベルではなかったため、取扱説明書は分厚くまたは分冊でした。
そして高額商品であるが故、取説の紙も高級紙でした。
パソコンソフトだって同様です。
よってパソコンの出荷台数が増えれば増えるほど、紙の需要は高まったのです。

いまだにメールを印刷している会社、あるでしょう。
ペーパーレス化は、2020年でも一部書籍や新聞が電子化、ソフトはダウンロード販売した程度で、通販の需要で段ボールニーズが増えたりと、紙の存在感は失せていません。

いまや断捨離においては、紙には思いが宿る、故に捨てられない“重荷”扱いになるほど、大量です。

この現象は日本だけで起きていたのかまでは分かりませんが、この程度のことですら予測できなかったんですよ。
真逆じゃん、真逆。

人間の想像力って知れているのと、実行までのスピードについては予測するほど速いだろうかと疑問が湧きます。
二つの震災後に起こったことすら、もう忘れているのに。

だから予測をあーだこーだ言い合えるうちが花で、それを読んでソワソワする必要はないと思うんですけどね。
むしろ誰がなにを言っているのかを記録して、定期的に答え合わせするといいです。
いまですらこんなに世界の足並みも国内の足並みも揃ってないのに、アフターでそんな都合よく前に倣え、とならないでしょう。

コピー用紙もオンライン学習、リモート勤務の影響で需要上昇中。



お股ネタに複数コメント下さり、ありがとうございました!
お仲間いた~(^-^) 
お陰様で回復しました。
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