室でも昨年から小学生に大人気だったのですが、年明けからは幼稚園児まで
「せんせー、きめつしってる??」
と言い出しました。

原作コミックスは品切れが相次ぎ、また巻数も多くなかなか揃えられないのになんで園児さんが? と訝しんでいたら、冬休み中にお姉ちゃんと配信を見ていたようです。
本来深夜放送のアニメなのに、配信のおかげで園児でも見れる時代。

「もちろん知ってるよー。どのキャラが好きなの??」

とちゃんと履修済みのように会話ができていますが、アニメは脱落組です。
途中まで録画していたけれど、独特の“UFO節”がどうも気恥ずかしくてダメでした。
※制作会社のこと

ですが話は気になるので原作をAmazonで読んでみると、続きを、続きをクリックする手が止まらん。
最新刊まで読んでいます。
わたしはアニメよりも原作の方が好きだなー。

●配信組への慎重な配慮


絵柄は高橋留美子を彷彿として、最初はジャンプらしからぬ印象が強かったです。
髪の毛とかめっちゃ高橋留美子やん!?
しかし教室で“高橋留美子”と言っても誰にも通じず、“犬夜叉の~”でもダメでした。
明治時代の流行りを昭和生まれが聞いても「へー……」で終わる感覚。

ばりばりのジャンプ育ちだから、小学館テイストがジャンプに載ってるって不思議でした。
でも読んでみると、小学館ではないな。
かといって、わたしが知っているジャンプでもない。
これまでのバトルものにはない、生っぽさがあります。

登場人物は戦闘が窮地に陥ると、息切れします。
酸欠にも、貧血にもなる。脳しんとうの描写もある。
これらが、グッとくるのです。

戦闘で用いられるのが呼吸法だから当たり前じゃんと言われそうだけれど、呼吸法なんて言い方は悪いですがバトルマンガの古典です。息切れ酸欠なんてお馴染みです。
なのに、「鬼滅の刃」では息切れの描写がえらく生っぽくて、ハラハラするんですよ。
こっちまで酸欠になるわいと、せっせと次のページをクリックする。

アニメではなんとも思わなかったのに、原作マンガの方が「生きている」って感じがするんです。
あとは、女の子がみんなかわいい。
エロいではなく、かわいい、けなげ。
18・19巻なんて、タオル顔面に当てて泣きながら読んでたんですけど!!
そんで、しのぶさんが初めて登場した巻はどこだっけと読み返し始めると一冊で終わらず、次の巻へと進めてしまい、夜が更ける。

配信しか知らない子供たちに、うっかりネタバレしないよう探り探り会話をする教室での光景が、もはや懐かしい。
怒濤の一週間をどうにか乗り切りました。
アニメのかっちょいい筆文字、どこのフォントかと思っていたら!


久々のウォーキングの途中、小さな姉妹が棒っきれをぶん回しながら、
「水の呼吸ー!」
と、鬼滅の刃ごっこに興じてキャッキャしているのを見かけました。
わかる。
子どもにとって、真似したくなるポーズって重要だよね。


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