「NARSといえばチークよね~」
と、NARSのチークコーナーでカラーチェックしていたとき、隣の女子二人がきゃっきゃやりとりしていました。

そうなの?

NARSのアイテムはルクアイーレに伊勢丹の残骸として残っているイセタンミラーにもあるんですが、あそこの品揃えめっちゃ悪い。
せっかくのセルフコーナーなのに試したい色がいつまで経っても入荷しないから、しぶしぶ百貨店カウンターを訪れたのです。

お目当ては4014(sin)。ブルベ、というよりウィンター鉄板チーク?

4014(sin)「ゴールドが煌めくクールベリー」

他に気になるお色ございますかと聞かれたので、ツヤ感重視を伝え、お姉さんが見てわたしに合いそうな色を提案してもらったら、4013(orgasm)が。

4013(orgasm)「ゴールドシマーが煌めくピーチピンク」
えっこれ!? っていうぐらいゴールドラメでツヤッツヤのチークにびっくりしたけれど、二つとも試せるならおもしろいと、それぞれつけてもらったんです。

●左右で違うチーク色をつける


【NARS】ナーズ ブラッシュ #4013(ORGASM) 4.8g

4013はピーチピンクとあるんですが、通販サイト画像では色の再現難しい。

ブルベまとめだと「イエベ向き」とされて、イマイチレビューが多いです。
わたしはなにも知らずつけてもらった顔を見て、うわなにこれ、すっごい馴染みいいって驚きました。
チークというよりも、シェーディングっぽい。
ゴールドラメはギラギラせず、ツヤっぽい。
ノーマークだったのに手持ちのチークにはない色で、めっちゃ惹かれるんですけど。
あとで知ったんですが、ナーズチークの中でも世界で一番売れている色だそうで、納得。


NARS ナーズ ブラッシュ #4014 SIN 4.8g
4014、通販サイトの画像は暗過ぎい!

モーブにゴールドラメが入っていて、ラメが細かいのかラメ感よりもツヤ感が前に出てきます。
そしてこっちは4013に比べて「チークしてまーす!」という仕上がりになり、断然スタイリッシュなのは4013なんですよ。

お姉さんには、このあと人に会って品評会するので、どっちかに決めてから帰ってきますねといったん保留。

●品評会始まるよ


左右違うチークつけてても、この2色は
「言われないと分からなかった!」
という程度の違いです。
それによほど違う色味でない限り、人のチークなんてそんな見てないものです。

さて品評会、つけてから間もなく会った3人は口を揃えて
「断然4013!」「こっちやな」「こっちねえ」
と4013大人気。

唯一4人目の友だちだけが、
「4014! 4014だよ~。4013はナチュラルだけれど、ナチュラルってそんないいかなあ。4014の方がいいよ~」
「血色がないよ」
「不健康」
一票しかないんですが、強固な4014派が。
自分以外が4013だと知っても揺るぎなかった。

これおもしろいですよね。
個人が持つメイク感も反映される。それと、わたしをどう見ているのかも。

マツコちゃんがよく言っている
「自分の目で唯一確認できるメイクは、ネイルだけ」
いくら鏡にむかってせっせとやっても、自分の目で見れないんですよ。
メイクってほんと、他人の目があってこそだなと思います。

●ゴールドラメにもチャレンジを


鏡でず~っと、ためつすがめつ左右のチークをチェックしていました。
それで気がついたんですが、大好評だった4013は時間が経つと馴染みすぎてもう色がわからん。
4014はまだ残っています。ほんのり赤みが残った感じかな。

4時間後に馴染みすぎて消えた4013。
わたしはチークのお直しはしない、ケースごと持ち歩く気はない。
それでなくてもNARSのチークって「ケースがめっちゃ汚くなる」ので有名です。

4013はシュッとして見えてすごくよかったんですが、夏に使いたいチークだと思いました。
チークってなんか暑苦しいじゃん。
PCウィンターは、チークいらんよねとウィンター同士でネタになります。
わたしはチークつけたらリップはグロスのみでもいいぐらいだ、とメイクレッスンでも言われるし。
逆にリップつけたら、チークはいらんぐらいなんです。


NARS ナーズ ブラッシュ #4014 SIN 4.8g
秋冬用として、4014にしました。
一度使っただけでケースはもう写真撮る気も失せるわ……という惨状ですが、アイシャドウにも使えるし、アイブロウパウダーにも混ぜて使うとおもしろい色味になります。
(※ブラシが良品であること前提です)

ゴールドラメに抵抗感じるブルーベースの方多いと思いますが、ラメも一様でないです。
わたしはシルバーラメのメイクアイテムだとなんか古くさく感じて、ここ数年はゴールドラメのアイテムが増えました。
そして年々、ウィンターの間で囁かれる「チーク不要説」が身に染みます。
となると、資金を投入すべきはファンデーションなんだよな……(前回スルーしたくせに)
しかし一番のファンデーションは食べ物。結局、ここに帰ってくるのです。

タイミング的に増税前の駆け込み需要になったのは、NARSのチークでした。
左右色違いの実験、とても楽しかったです。お姉さんありがとうございました。
百貨店コスメフロアの番号制は、誰にとっても幸せじゃないからさっさと仕組み変えて欲しいです。

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