週末に靴関係のネタがドカドカ投下されたので、まとめ。

2/23(土)の朝日新聞別紙がハイヒールネタでした。
 
(サザエさんをさがして)ハイヒール 太陽王も愛したハレの靴:朝日新聞デジタル

「日本でのハイヒール定着は、ルイ14世の時代から3世紀ほど時代が下った1950年代、一般家庭から皇室に入った美智子さまの影響が大きいという。婚礼時はもちろん、熱帯のジャングルにまで、ハイヒールで踏み込んでいた写真が残っていた。」 

これにいちばんびっくりしたわ!! 
なんでジャングルにハイヒール。
皇室にはアウトドアに詳しい人いなかったんですか。
それとも予定外の行程で靴が準備できなかったんですか。1970年2月、マレーシアでなにがあったのか。

それを踏まえてこちら。
 
「パンプス強制は苦痛」=足腰に負担、仕事に支障-「#KuToo」じわり拡大:時事ドットコム

ハッシュタグ#KuTooだと、日本国内限定でもったいない。 
でもツイッターランドは若年層が多いので、若い子にこういう価値観が広まるのは素晴らしい。 
「履きたくない」「嫌だ」っていう声が可視化され、共感が集まることがどれほど嬉しいことか。 
これまでどれほど辛抱してきたことか。

パンプスが原因で就労に影響が出ているという診断書を医師に出してもらっても、決まりだからとパンプス着用を継続させるケースは多々あります。
男性の知らない世界で、これまで泣く泣く履いてきた道。

「パンプス強制は苦痛」=足腰に負担、仕事に支障-「#KuToo」じわり拡大(時事通信) - Yahoo!ニュース

Yahoo!ニュースはツイッター世代とは違った年代のコメントが読めるので、内容は同じですが貼っておきます。

そしてアカデミー賞プレゼンテーションで、ビルケン!



足靴については、TVでの特集も啓蒙記事も増えているんですけどね。
SNSでシェアされないと、“反響”が形になって見えない。
冬の定番ムートンブーツ。そのコワ~い落とし穴とは。 | 文春オンライン

体験しないと分からない

高齢者疑似体験ってあるじゃないですか。 
高齢者疑似体験のご案内
三和製作所 | 高齢者疑似体験教材

ユニバーサルデザインの製品を考える会社の研修や道路、街開発の研修で使われています。 
基本的に人って体験しないと理解できないんです。身につかない。 
だから、ヒールの制靴規制をなくすには声を上げることだけでなく、規制している管理者側に体験してもらうのがいちばんだと思うんですよ。 
足が痛い
以前パンプスメソッド研究所i/288(ニーハチハチブンノアイ)の試着レポートの中に男性が履いたケースがあったのを見たとき、これやんと思いました。 
あれだけのサイズ展開があれば男性でも履けます。 
最低でも一日、始業から終業まで履いてもらえばいい。 

新卒者向けに大学へ出向いて紳士服メーカーがスタイルセミナーしていますが、靴までそこで指導してますよね。 
紳士服メーカーがレディースパンプスの選び方も歩き方もほったらかしてセットとして丸受けしている状況を、なんで靴業界はぼさっと見ているのか。 
ワコールだって小学校に出向いて、生理用品だの下着の選び方だのセミナーやってる時代ですよ。 

パンプスメソッド研究所は産学官が一体となって認証事業を行っているんだし、学にもっと参入してもいいと思います。

キャンペーン · 厚生労働省: #KuToo 職場でのヒール・パンプスの強制をなくしたい! · Change.org

女性も気持ちよく働き続けるため、職場環境の改善に繋げる運動はわたくし大賛同です。
若い子がんばれ。
ツイッターのムーブメントは瞬間湯沸かし器、Yahoo!のコメントだって議論とまでなりません。
こういった動きはすぐに変化とならなくとも、それでも行動した記録は残すと必ず繋がっていきます。

そして、ヒールを履くのであれば正しい知識をもっと売り場で広めないといけないです。
朝日新聞別紙でもマダム由美子が
「痛みがあれば、おしゃれではありません」
と仰っています。
「痛いものです」って未だに言ってる現状。そら靴売れへんわ。

誰だってつま先立ちすりゃ、スタイル良く見えます。
でも、辛抱できる?
わたしの辞書に、「おしゃれは我慢」という字はない。

----------
「マシュマロ」は、回答・返信なしのお気軽ツールです。
「マシュマロってなに?」という方→解説はこちら