GINZA SIXの2階にあるセレクトコーナーSIXIÈME GINZA(シジェーム ギンザ)で気になった靴、足入れ感覚が良く踵がぴったりくっついてくる。この靴は? が前回。

後の箱はユナイテッドヌードでしたが、店員さんが“chausser(ショセ)”のTRAVEL SHOESだと教えてくれました。
ショセって知らないわ、梅田の百貨店で見たことがない。
「恵比寿にお店があって、メンズとレディースが道挟んでいるんです」
メンズもあるんだ、見たかったな。

そして靴ひもがゴム。
みょーんと延々伸びる気がして、一体どこで止めて結べば良いのだ!?
グッグと、伸びが止まるところでいいですよ。
ほんまかいな。

ゴムの靴ひもなんて不安……と歩いてみたら、別にビヨビヨしません。
「そのまま解かずに脱げるんですよ」
マジで。ちょっとそんなルーズなこと、ようできない。
店員さんは自分でも履かれていて、これがいい感じなんですよ。
ゴム紐も別にビヨビヨしていないし、変な崩れもない。

トラベルシューズは旅行時にちょっとドレッシーな用途にも、晴雨時の歩行にも耐えられる仕様で、アウトソールのビブラムはなんの模様かなと思っていたら、両足揃えてみると世界地図でした。 
chausser(ショセ)
「買います、これにします」
このシューズの詳細は、次にUPします。

SIXIÈME GINZAのコンセプト


ああ~大阪から来てGINZA SIXでお買い物なんて、いかにもお上りさんだ。
しかも靴なんてかさばるのに、とお会計の準備をしていたら、
「こちら箱ではなく袋ですので、コンパクトになりますよ」
にっこり。

完璧でしょう、わたしのぼやきを見事にすくい上げたこの接客。
全く圧迫感なく、自分の使用体験を交え説得力があり、買い手の気持ちをさらりと軽くする。
わたしが大阪から来たことを認識してか、ポイントカードお持ちですかとか一切聞いてこなかったです。この手のやりとり、地味に煩わしいからスマートで助かる。
GINZA SIXはJ.フロント大丸松坂屋グループだけれど、店内にはそれをでかでか出していません。ポイントカードはGINZA SIX独立です。

そして大阪に帰ってきてから、あの売り場のすごさを思い知ったのです。
SIXIÈME GINZA
■SIXIÈME GINZA(シジェーム ギンザ)
https://ginza6.tokyo/shops/1114
「本質を極めた大人の女性へ、ライフスタイルシーンや心の緊張度によって「6つのエリア」を設け、国内外からセレクトした雑貨を中心とした、24時間365日の“今を楽しむ”コンセプトストア。」

だからどの面も違う表情見せたんだ!
2017年、ガイアの夜明けでSIXIÈME GINZAが取り上げられていたのを見ています。
靴の置き方についてすごく繊細にチェックしていた。
https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber4/preview_20171107.html
「50代をターゲットに上質な洋服・小物など、国内外の「こだわりブランド」を厳選。売り場も従来の、商品がたくさん陳列するとは違う、高級ブティックのような趣きだ。」
わたし50代じゃないけれど、通常のセレショがつまんないのは、単に年齢の問題ってことか!?
“chausser(ショセ)”
箱ではなく袋に入っているから、什器に靴を並べたとき、後ろに置けなかったのね。

●世界観をセレクトする


買った靴、“chausser(ショセ)”
http://chausser.net/
サイトに行って驚いたのは、ブラウン。
TRAVEL SHOES by chausser TR-008
http://chausser.net/travel/tr-008/

TRAVEL SHOES by chausser トラベルシューズ バイ ショセ 2色 TR-008

楽天のお店は、それぞれ取り扱いモデルが違う。ここは黒とブラウン。

SIXIÈME GINZA(シジェーム ギンザ)にはTRAVEL SHOESが何足か置かれていたのですが、全部白と黒だけでした。
だから目を惹いたのです。
もしブラウンと白なら足入れしなかったし、なにより売り場と合わなかったと思います。
ブラウンってカジュアル感が出るんですよ。
ユナイテッドヌードと並べられない。

それと、“chausser(ショセ)”のサイトの世界観も、わたしとはあまり合わない。
ナチュラル味がある。
あの空間で白と黒だけが並んでいたから、手に取った。
ブランドの味をそのまま持ってくるのではない、バイヤーと売り場を計画した人の精神がくっきりと見えて、脱帽の一言。
これが本当の意味での“セレクト”ショップでしょう。

“chausser(ショセ)”は梅田の百貨店で見たことはなく、もしあるとしたら、グランフロントかハービスかなぐらいに思っていたら、やはりハービスにありました。
※西梅田(ハービスエント)店は2020年1月末で閉店

■ground(グラウンド)
https://ground-web.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=1795509&sort=n

こちらの実店舗はちょいちょい覗いています。
ナチュラルテイストで、あんまり気が合わない。
TR-008はなかったですが、もしあってもここでは買わなかったな。

久々に売り場のパワーを見せつけられた、買い物の楽しさを思い出した気持ちよい体験でした。
次は、購入したTR-008を解剖します。続く。


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