本人にとっての履き物(草履、草鞋、下駄)って、用途に合わせて可変していくのが当たり前。
仕事の数ほど履き物を拵えた、それができたのは前緒(鼻緒)があったからです。そして「編んだ履き物」だから。 
松永はきもの資料館
雪国の装備、履いているのは藁沓(わらぐつ)、深沓(ふかぐつ)といわれるもので、見た目は長靴ですが中に前緒があるんです。
草履プラスあしカバーみたいな感じか。

より詳しくは大木さんのブログにUPされていて、
■藁沓(わらぐつ)にカンジキを履き蓑(みの)を付けて
http://sfitterooki.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-8cb2.html
■藁ぐつ(わらぐつ)の木型
http://sfitterooki.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-f9ee.html
特に珍しいのは木型。博物館にも展示されていなかったし、文庫本「日本はきもの博物館」にも掲載がありません。
■深沓(ふかぐつ)の想い
http://sfitterooki.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-d3d0.html
雪国山形県育ちならではの思い出語り。

松永はきもの資料館
松永はきもの資料館
朝飯前の一仕事って、どれくらいだ!?
山形県のワラグツ。

大木さんのブログには馬に履かせた草鞋を作っていたとあり、「日本はきもの博物館」には「ウマノクツ」「ウシノクツ」が載っています。P33
小さなかわいい草鞋で、読んだとき大人しく履かせてくれたのかな? と思ったんですが、思い出話にえびす顔。

なお、現在は蹄鉄があるためウマノクツは衰退、ビブラム社が「イヌノクツ」を作っています。

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犬の足のサイズ計測して、前足と後ろ足でサイズが違ったらサイズ違いを購入しないといけない。

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Amazonにはレビューもあります。
松永はきもの資料館
ツマゴ、草履と組み合わせて使う。
http://www.pref.akita.jp/fpd/matagi/matagi-02.htm
マタギも履いていた。

https://www.akihaku.jp/txt/0wara/0wara.html
秋田県立博物館のサイトには、わらの履き物の作り方もUPされています。
「6.サンペイ(三平)別称 タラシベ(俵シベ)。/いわゆる深沓」
を見ると、大木さんの撮影した木型を使って、どうやって編んでいるのが分かります。
いずれの作り方も面白くて見だしたら手が止まってしまうから、次に行きます。

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