さっとNHKをつけていたら、いかにも体育の日らしい特番が始まりました。

極鬼ザ・チェイスタグ
http://www4.nhk.or.jp/gokuoni/

競技鬼ごっこといえばいいでしょうか。
ジャンケンで逃げる方と鬼を決め、20秒間逃げ切ったら勝ち。タッチされたら負け。
攻守入れ替えてもう一試合します。どっちも逃げ切りだと、引き分け再試合。

見ていて「これ絶対足首捻挫するで」「肉離れ起こしそう」って言ったんですよ。
そしたら案の定HPに捻挫した出場者、さらにもう一名負傷者がいたと載っています。
でもなーこれって安全対策を見直すとかいう問題?
クッションの良すぎるシューズだと逆効果だし、かといって足首ガチガチテーピングするわけにもいかない。

面白かったのは、筋肉量と勝負は関係なかったということです。

出場者を見ていてえらく不自然な1名がいますよね、韓国歌手のユナク。
彼へのインタビューで、兵役に就いていたけれど楽器演奏隊だったことと、銃を撃ったり爆弾を投げていたそうで、イメージしている武闘系兵士像とはかけ離れていました。
極鬼
Aブロック、勝ち残るのは絶対元レスキュー隊だと思いました。
レスキュー隊員は身体能力が別格です。
現在フィジークという格闘技をやっている点でも、スタミナと闘争力、身体能力は申し分なし。
案の定、勝ち残りました。
野球選手はスタミナがなく、父が「野球なんて休憩しいしいできるからなー」って笑ってた。

鬼を決める際のジャンケンがなぜか腕をピーンと伸ばしで頭上でやるんだけれど、グーとパー率がやたら高いのです。
手を伸ばすとチョキが出しにくいんだね。
極鬼
Bブロック。こちらはすごいおもしろかった。
わたしは元体操選手と元プロバスケ選手が残ると予想していました。
(元とつけるとくどいので、以降省略)
女子の試合も途中で入ったのですが、対戦相手のいる競技をやっているかそうでないかでずいぶん違いが出たんです。
ラクロスの山田さんは若い忍者っこに敵わなそうでも、海外でプレイしている判断力で差がつき、まさに年の功。
3人しか登場していませんが、女子の優勝は東千尋(アグレッシブインラインスケート女王)。
 
12m四方に平均台や鉄棒のような障害物が並ぶコートで、一箇所ランニングゾーンがあるんです。
障害物がないそこは走り抜けやすいのですが、ダッシュ力のある鬼だと追いつかれる。
だいたい負けるパターンはこのゾーンに追い込まれているんですよ。でも、追っかけられる側はあかんとわかっていても、行きたくなる気持ち分かる。
体力だけではなくて頭脳もないと、この鬼ごっこは勝てません。

そしてBブロック注目は、バスケ選手。
対戦相手のいるバスケ経験値で差がつくのと(相手の動きをよく見ているし、スピードの緩急もある)、もういっこバスケはボールを保持してから24秒以内にシュートを打たないといけません。以前は30秒だったよ。
だから時間勘定ができるんです。

決勝は体操選手VSバスケ選手。
バスケ選手の身長は160cm。でもこの身長でプロバスケ選手として活躍していたってことは、相当努力されてきたんだと思いました。
身体的能力だけでなく、ゲームセンスです。
器具を活かして移動できる体操が勝ちかなーと思っていたのですが、それが決勝で発揮され、元プロバスケ選手志村さんが優勝~。
筋肉は裏切らないけれど、筋トレで勝てるとは限らないのだ。

先日読んだ
■「つけた筋肉」と「ついた筋肉」(脱筋トレ宣言:平尾剛)
https://www.mishimaga.com/books/datsukintore/000475.html
これが真っ先に浮かびました。 筋トレやってる人は必読です。
こども向けに「走り方教室」なんてのもありますが、鬼ごっこの方がいいと思う。
ツイッターにも興味深い投稿。


大人の本気パワー鬼ごっこ、とても面白かったです。
オリンピックにeスポーツをなんて騒がれていますが、eスポーツは見ててもちっとも面白くないよ。

平尾氏の児童向け図書、読んでみたい

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