武田尾廃線敷-010
着いたどー! 
これもう廃線ルートなんです。
えっどこが廃線なの? と足元をよく見ると、
武田尾廃線敷-011
枕木や!! 
敷設されていた線路はもちろんありませんが、枕木やバラスト(線路に敷き詰められている石のこと)もそのまんま。
1986年に廃線になったので、こうやって枕木が埋もれているところの方が多い。
さあ山に入って気温が下がってきましたよ。

ルートはほぼ平坦な道で、武庫川沿いを辿ります。
阪神電車に武庫川駅があるんですが、あの川の上流がこんなんだとは。
武庫川渓谷案内
スタートしてすぐのところにある「武庫川渓谷案内」板、実はこれが最重要です。
(※この画像だけクリックすると倍のサイズになります)
岩の名称や地形の特徴まで入った案内ってないんですよ。
何気なく撮影したのですが、道中何度も振り返って、「あれが○○岩だー!」って確認しながら楽しめました。
むしろこれを印刷物にして欲しい。
作成は名塩探史会 http://najitan.atukan.com/index.html

最初に出てくるのが名塩川橋梁。
武田尾廃線敷-012
事前に見ていた去年の橋梁と違う姿になっています。
きちんと整備され、廃線っぽさはない。でもよく見ると
武田尾廃線敷-014
レンガの橋梁。
武田尾廃線敷-015
廃線ぽい!
武田尾廃線敷-013
空は晴れていますが、前夜に降った雨の影響で水量は多く流れも速いです。
武田尾廃線敷-016
「武庫川渓谷案内」を見ながら、たぶんこれが高座岩だねー
武田尾廃線敷-018
武田尾廃線敷-019
廃線跡っぽいなにかがある。
斜めに筋の走っている岩が「めっちゃブラタモリっぽい!!」


正面向いてるアイコンが珍しくて、6巻をリンク。

見慣れない急流と岩肌の景色に足を止めまくりで、普通の人より1.5倍ほどのんびり道行き、ようやく最初のトンネル「北山トンネル(319m)」に到着です。
武田尾廃線敷-020
トンネル前や道中は大きな石のベンチや枕木でできた休憩ポイントがあり、お昼を食べている方がけっこういました。
武田尾廃線敷-021
真っ暗。本気で真っ暗です。
319mって短く感じていたけれど、出口の明かりは全く見えません。
廃線敷には6本のトンネルがありますが、入り口から出口の明かりが確認できるのは最後の長尾山第3トンネル(86m)のみです。

「2時間30分の平坦で途中トンネルがあるコースだよ。かなり混雑してるから
「トンネル暗くて怖い!」
とキャーキャー言えないかな。」


行く前にやりとしていた友達からのメールなんですが、いえいえ周りに人がいて混雑していても、なんの妨げにも助けにもなりませんでした。
トンネル6本歩ききった上での感想を先に書きます。