和の遺物、ウール100%を求めて無駄に売り場を流離っているネタを何度かポストしています。
最近だとこれ
ウールの生産量が減っているのでこれは世界的な動きだと推測しますが、果たしてそうなのか。
カナダの友人にちょっとウール100%探してきてよと依頼しました。
トロントユニクロ
昨年9月末、トロントにユニクロがオープンした日の光景です。セキュリティがおる。
トロントユニクロ
注目、隣にノードストロームが出店しています。
わたしが行った2006年にはこんなものなかった。

ノードストロームはアメリカの百貨店、もともとは靴屋からスタートしたので靴に強いと言われています。
2013年11月にハワイに行った際も立ち寄りました。
http://nuinui358.dreamlog.jp/archives/34188644.html

トロントのイートンというショッピングエリアにノードとサックス・フィフス・アベニューが進出し、ずいぶん変わったそうで。羨ましー。
サックスも同じくアメリカの高級百貨店です。
カナダ資本百貨店の存在感のなさよ。わたしは2006年に行ってもう二度と行かないと決めている。
このようなエリアでウール100の衣料がどれぐらいあるのか、ざっとチェックしてもらいました。

クラブモナコ、J.CREW(いずれも日本にはない)のように、いまでも勢いを感じるリテールはウール、カシミア100がほとんど。
混ざっていても質感を上げるためにシルクとか、機能性を上げるためにスパンデックスとかが数%程度。


シルク混のウールは日本のドメブラでもちょいちょい見かけます。

酷いのがバナナリパブリック。
ウール70くらいのがごろごろしてて、感触もわるい。
落ち目ブランドはたぶん全般的にウール100はなくなってるよ。


モナコとJはさすが。悪い評判はこっちでも聞きません。
バナリパは所詮GAPグループやなと納得の結果です。
日本のバナリパでもわたしは冬物絶対買わない。夏物のTシャツとパンツくらい。

バナナのメンズに久しぶりにいったけど、セール後で人少ないのを差し引いても人がいない。
そのうえ服がダサい。質も悪い。


バナリパのメンズは日本のサイトで見てもダサく、店内もいつも閑散としています。いいとこないな。
トロントユニクロ
オープンから一ヶ月未満の10月中旬トロントユニクロ。すでに人がいない。
トロントユニクロ
こちらは11月。日本ではユニクロUの値下げが始まっていましたが、カナダでも同様にプライスダウンしています。 これは驚き。同じものを売っている国では、プライスダウンのタイミングも同じなのか??
ノードストローム靴売り場
昨年秋、ノードストローム靴売り場。
わたしが靴靴言ってるからおまけで撮ってくれました、ありがとう!
ソファーがすごくたくさんあります。空間の使い方も贅沢。
靴の見せ方が日本と全然違うなあ。
前回ネタにしたCOACH感ゼロの売り場担当者は、視察に来ないと。


年明けに百貨店もチェックしたけれど、全体的にモノあまりにみえる。
セール後とか差し引いてもやっぱり売れてない?

一番酷いのがサンドロでした。
ニット類はほとんどアクリル混で、それで400ドルとか普通。
ノードストロームのセーターラックも混ぜものが結構目についた。


アクリル混のニットが日本円にして34,000円、舐めとんか。
↓Yahoo!で円換算した
http://info.finance.yahoo.co.jp/fx/convert/?a=1&s=CAD&t=JPY

サンドロはフランスのカジュアルブランドです。
ちょっとモード系でシルエットがタイトなのかな。
オーバーサイズなメリケンブランドに比べると日本人には 取っつきやすい。
ノードではセオリーなんかと並んでいるらしいのですが日本には未上陸。
しかし2016年中国の繊維会社山東如意に買収されています。 (繊研plus

総じて「生地の安物感が目立った」ということなので、体力のあるブランド以外十把一絡げというのは日本だけでなくどこも同じなのでしょう。
各国百貨店を闊歩したいです。
これまで行った百貨店:パリ、トロント、NY、ハワイ

もう廃刊になった雑誌「TITLe」百貨店特集、いまでも大事にしています。

TITLe (タイトル) 2007年 07月号 [雑誌]

中古価格
¥240から
(2017/1/23 時点)