うめはんで隅々チェックしていると、ハイブランドからもたくさんスニーカーが出ています。
イメージを覆すようなカジュアルに振れているものも多く、世の中のスニーカーブームというのを思い知る。

BALLYを通りかかったとき、珍しいソールに目が止まりました。
BALLY　FRIDIA　\59,400（税込み）

革を積んだスタックソールだ。
パンプスやブーツでよく見る別名シマシマヒール。
スニーカーでも出来るんだ！

BALLYレディーススニーカー一覧

スタックソールが使われているのはFRIDIAとFRANCISCAです。
こんな個性的なスニーカー他で見ないのでおもしろいなと足を止めていたら、店員さんがそそっと説明をしてくれました。
FRIDIAとFRANCISCAは一見同じようで木型が違います。
履かせてもらったところ、FRIDIAがすごくよかった。
土踏まずのサポートがしっかりしています。

この感じ。BALLYの前に履いたパトリックにはこれがなかったんです。
FRIDIAはオールレザーで中もすべてツルツルの革。土踏まずが上がっているように見えません。

「木型が立体的になっているので、中敷きで盛り上げる必要がないんです」

上質の革なので最初は固く感じるけれど、いずれ馴染む感がある。
しかし残念なことにこの特徴のあるソール、リペアできません。
BALLYがスニーカーはかかと直して履くものではないというスタンスなんだって。
他の革靴はちゃんとリペア対応しています。
6万もしてかかと直してくんないなんてね…しかもこんな特徴あるの、よそで直しようないじゃん。
これは大きな減点だわ。履き心地はすごく良いのに。
直すよりも買い直せってことなんですかね。

FRIDIAとFRANCISCAは定番で毎年カラバリやソールの一部分の色違いが出ています。
画像検索するといろいろ見れる。
このあと三田のアウトレットに行ったら店頭にはなかったネイビー、エンジがありました。
お値段は4万弱。

試着してみて履き心地はよいけれど、全身のバランスではばしっとハマりません。
それとBALLYの靴ってなぜかヤンジーとかちょっと成金くさい男性がよく履いています。インテリ・おしゃれ系ではなくヤンキー系。
わたしは国際線の機内でBALLYの靴とバッグをよく見かけたんです。
身につけているのは日本人中国人ばかりでした。
てっきり免税店で買ってすぐさま身につけている「トラベラーズ・ハイ」的な行動と思っていたのですが、北米に住んでいる友人によると、「こっちでBALLY履いてるのはアジア人だけ」だって。
なんでやろうこのBALLYのイメージ。
出自はスイスで他のアイテムを見てもヤンキー臭がなくむしろ堅実な方なのに。

実は靴においてわたしが初めてハイブランドを認識したのはBALLYだと思うんです。
いまTVでやってる「ジョジョ第四部」の虫食い回にて仗助が
※コミックス35巻「狩り」に行こう！」より
って言うんですよ。
スペルはわからなかったけれど、バリーという名称はすごく印象に残っていました。
アニメではブランド名カットされてます。


店員さんはわたしの甲が薄いことなど試着して気がつかれたことをちゃんと教えてくれました。
とても丁寧な接客で気持ちよかったです。
うめはんのBALLYが一番靴が揃っているそうですが、敷居が高い方はアウトレットを覗いてみて下さい。
サイズは欠けまくっていますけど。

次は履いてないけどコンバース。