お盆なのでそれらしいネタをUPします。
学生の時、お葬式には制服を着用していました。
お嫁に行くときには喪服を揃えていくそうですが、わたしはずーっと喪服がないまま30代になったのです。
そんなとき、祖母の体調がだんだん悪くなってきて、喪服の準備をしないといけない事態になりました。
慶事と違って、前もって準備できない弔事がらみのあれこれ。
喪服について調べ出すと、「買うと亡くなる」説もあり、どないせいと。
「洋服の黒と喪服の黒は違う」
「斎場は他人のファッションを見るところではない」
金具がどう、布製がどう、革製がどうのめんどくさいですな…
なんのために斎場に行くのかと暗澹と思いながらも、「発言小町」を流離っていてハッとしたアドバイスは、
「前開きファスナーがいい」
喪服はズドンとしたシルエットで、多少体型が変わっても着れます。しかし、年をとると後ろファスナーを自分で上げるのが辛くなる。前ファスナーの喪服にした方がいいということが書かれてあったのです。
「子供がいるから」
ファスナーを上げてくれる人がいるケースもあるでしょう。しかし、弔事は備えることができません。仕事に出ていたら、出先からそのままお通夜に行くこともあります。
いつでも一人で着られる服でないといけない。
それで百貨店のフォーマルコーナーを探したところ、ちゃんとあるんですよ、前開きファスナーの喪服。
ジャケットとワンピースのアンサンブル。
真っ黒なので画像加工しまして、
ぴろーんと 前開きにしたところです。
わかりにくいのでストールを差し込んでみたけれど、どうだろう。
購入してから何度か着ていますが、思いがけず効果を実感したのは初夏でした。
着用がすっごい楽だったのです。
暑いときにうんうんファスナーを上げるのって結構ストレスだったんだな。
買ったのはカルバンクラインのブラックフォーマル、45,832円。
ポリなので家でじゃんじゃん洗っています。
いまは普通に通販でもヒットします。マタニティ用にもいいそうで。
■前開きの喪服
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●けっこういろいろ出てくる
お葬式ネタをもう一つ。
友達が葬式に出るとき、「誰かが亡くなるときって思いがけないことがあったりするから、気をつけてね」と声を掛けます。
帰ってきた友人は「ほんまに言う通りやったわ」と。
これは、吉田 秋生『海街diary』第一巻に出てくる台詞なのです。
親兄弟といった身近な人を亡くした時には言いませんが、死がどういうものかというのを考えます。
母方の祖母を亡くしたときわたしは膀胱炎になり、父方の祖母を亡くしたときは蕁麻疹が出ました。
どちらも平時は全くならない症状で、血のつながりの影響みたいなのを感じた一件でした。
死はとても身近なものであるのに、普段感じられることがないので、どーんと来るのかも。
そんな経験があったため、身内に何かあるときは意識してお墓参りに行きます。
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