リュードリューのブラジャーについてワイヤーの調整については書いていますが、アンダーや肩紐といった「お直し」についてちゃんと書いていなかったなと思ったので、写真撮ってみました。

ワイヤーの調整については2012年のこちらに。

リューのブラと補正下着の違いについては2014年のこちらへ。

その他関連日記はタグ【リュー・ドゥ・リュー】から行けます。

●自分に合わせる


リューのブラでいいところは、お直しです。
アンダーのツメだけでなく、肩ストラップの調整もあります。
アンダーのツメは、フロントの時もあればバックの時もある。
デザインや材質によって伸び方も違うし、詰め方も変わってきます。

いま手持ちのブラは7本、購入時期は一番古いのが2011年の秋。
以降、毎年購入ではなく、いいなというデザインの時にぽちぽち買い足して、合計7本です。

その7本も毎日違うものを着けて一週間ローテーションではなく、気分やシーズンによって、同じのを着け回すとき、全く出番がないモノもある。
だから、伸び方傷み方は均一ではありません。
やたら頑丈なものもあり、これはレースと色が影響しているようです。

新品の段階ですぐにアンダーをお直しするときと、半年くらいでお直しするとき。
さらに同じものをまた2年後にお直しというケースもあります。
だから、だんだんどのブラがどこをお直ししたってわからなくなってくるんですよ。
買い物データベースにお直し履歴もつけていますが、そんなの着けるときにわざわざ確認しませんから。

お直しから帰ってきたブラは、もうほんとにピターっと吸い付くような着け心地です。
これは龍さんの言葉ですが、その通りです。

胴体が薄いわたしですが、これまでブラジャーでアンダーのお直しをしたことは一度もなかったです。
ワコール、グンゼ、ブラデリス、KIYA、オーバドゥなどそこそこの価格のブラを買ってきて、一度も。

だからお直しって「よほど特殊な体型の人」がするものだと思っていました。
そうじゃないです。
お直しは使い続けてきたら、発生して当たり前。
既成靴と同じで、ブラも自分に合わせて調整するもの。

●どんなことやってるのか


バック
お直しから帰ってきたものです。
ホックの位置から測ると、肩紐の位置がみんな違います。

アンダーと肩紐の位置を調整する際、ホックは一番外側、または真ん中で止めるようにします。
しかし時間が経つとアンダーが伸びてくるので、ホックの位置は徐々に奥になります。
そうするとまたアンダーを詰めるのですが、今度は肩紐の位置も変える必要が出てくる。

これ、友達に説明したら意味がわからんと言われたから、ブラジャーの展開図を見てください。

■ブラジャーの全体構造
http://bra.kusakage.com/about/bra-01/about_bra-01.htm

サイドベルト(アンダー)と肩紐が繋がっています。
サイドベルトの長さを詰めると、くっついている肩紐の位置も本来の位置から変わります。こうなるとバストを釣り上げるテンションも変わっちゃうので、肩紐位置も変えるというわけです。たぶん。

普段は服の色でブラの色を決めず、着けるときの気分で
どーれーにーしーよーうーかーなー
と選びます。

いざ着けるときお直しから上がってきたばかりなら一番外のホックにしますが、他のブラと混じってどれがお直し組かわからなくなってくるのです。
そこで、お直し組には印をつけました。
目印
この4本のホック位置は、一番外側がぴったり。
フィッティングの際、龍さんが、
「これは真ん中がいいですね」
「これは一番奥がいいです」
と一本一本教えてくれます。

自分では真ん中でいいかなーと思って着けていても、ちゃんと着けたら実は一番奥の方がいいということがなんべんもあったので、忘れないように。
印がないものは、一番奥につけるというわけです。

●直せるものと直せないもの


ここまで読んできて、「そもそもアンダーが傷んで、直すこと自体無理なんだけど」という方、いると思います。

リューのブラのすごいところは、サイドボーンからホックまでの「サイドベルト」部分がスケスケにならないところです。
たいていのブラは、このサイドベルトがすっけすけののびのびになってくるんですよ。
そうなったら買い換え時ですと、メーカーも言ってます。
http://www.wacoal.jp/bracheck/buratebiki/#braGaku13
「サイドのメッシュ・ゴムが伸びたり、薄くなっている。」

ところがリューのブラ、2011年秋から使っている最古参の一本でも全くスケスケになりません。
サイドがパワーネットとレースで二重になっていて、ネットがとてもしっかりしています。
だから、アンダーをお直しして着け続けることができるのです。

百貨店のランジェリーコーナーでブラをチェックしたところ、大半がサイドは一重のネットです。
この手のブラだと、肩紐のテンションがかかるところが真っ先にスケスケになっていたなあ…
1万円越えていてもサイドに使われている素材が貧弱なもの、あります。
価格を抑えているものはお直しに耐えられません。伸びて傷んだら終わり。

こういうのってほんと靴と同じだなと思います。
安いアイテムをじゃんじゃん使いつぶすか、体に合わせていくか。
リューのオリジナルブラは1万~1万7千円です。
手洗いして陰干しなので、褪色もせずお直しにも耐えられる。

よく手洗いがめんどくさいという声を聞きますが、自分の体に合わせたものって、むしろ手洗いしたくなります。
雑な選び方をしたものは、雑な手入れになります。
お風呂に入るのは、もはや洗濯のためと言っても過言ではありません。

既成アイテムでも自分の体に合わせて調整はできます。
そして、そういうお店でないと、買う気になれないのです。

手洗いっていっても、浸け置きだよー。お風呂上がりに洗濯機で脱水。
「浄」に切り替えてからますます楽になりました。