ンチスリッポンだといいつつネタにしたユニルメキャンバススリッポンの日記から、二ヶ月。
当初の予想に反してサイズ展開は5ミリ刻みと判明し、あら、病院用にいいかもしれないと試着する気になりました。
ユニルメ2016SS
キャンバススリッポン

病院って結構靴の脱ぎ履きをすることが多く、しんどい中でもきっちりひも靴を履いていたわたしはその都度
『もー(´;ω;`) もー(´;ω;`)』
となることに終止符を打ちたいのです。
便所サンダルやシャワーサンダルは絶対不可。かといって、ユニクロのスリッポンには惨敗しています。(惨敗日記
さあ、ユニルメは如何なものか。

●試着エリア

ユニクロがその辺のアパレルよりよほど素晴らしいと感じるのは、靴コーナーにきちんと靴べらと試着用の椅子が設置しているところです。
これから足入れする人は立ったままずぼっと入れず、必ず座って靴べらを使ってほしいです。
ずぼっと入るってことは、サイズ大きいってことですよ。

ユニルメは試着用のスリッポンが箱から出されていました。というか、箱があるなんて、ほんとの靴みたいじゃん!!
22.5~28.0まですべて出してあります。
23.5、24.0、24.5cmの白と黒を履きました。

●サイズ感

素足ではなく薄手のソックスで履くのを想定しています。
まず24.5cmはまったくなし。しかし、ユニクロオリジナルで感じたガバガバでもなく、意外です。
ぴったりで履くなら23.5、厚手のソックスと履くなら24.0でもいけそう。
23.5から24.0に履き替えると、24.0のほうが多少ゆったり。 23.5はみっしりです。
それでいてちゃんと捨て寸はあるんですよ。
前滑りもなく、どこも痛くない。

ユニルメスリッポンはサイズこそ5mm刻みですが、形はユニセックス仕様でレディース、メンズに別れていません。なのに、23.5cmでびしっと履けたことに驚きました。
ちょっと検索してみると、男性は28.0しか履けないという声が多いです。
オンラインでも27.0と28.0がさっさと売り切れ。

●色の違い

同じサイズでも白と黒だと、白の方が締まりました。
革の場合、黒の方が固いのですが、キャンバス地だと白の方が固いの? 
試着の際、足いれにうんうんしたのは白ばかりなんです。
わたしはキャンバス地のシューズなんて高校生以来ですから、この辺の素材感は原因不明です。
それとかかとのテープも、同じく白は当たりが固い。
ユニクロルメールキャンバススリッポン
ソックスを履いていても両足とも固い、当たると感じたので、素足やフットカバーで履く方は靴擦れしないか気になります。

●合う人、合わない人

ユニクロルメールキャンバススリッポン
ユニクロオリジナルとルメールのシルエットの違い。
ユニルメスリッポンのシルエットは、革靴テイストです。
いわゆるドレスカジュアルなラインなので、シュッとした革靴をあまり履かない方は、普段のお洋服と合わないかも。あえてハズシて履くというほど、上質なスリッポンでもないんですよ。デザインはいいのですが。
ハズシが効くのは質がいいアイテム、プチプラでやるには上級者向けです。

わたしは黒いパンツ、黒いソックスで黒のユニルメを試着したから、鏡で見ると革靴では得られないおもしろい質感。 忍者みたい。
白だと、マットマットマット祭り。 うわばき体操服の世界です。
キャンバスのマット感が似合わないため、とてもださいことになりました。これはデザインでカバーできません。


木型はよくできています。 開張足で広がった足でもぴったり止まり、捨て寸が確保できます。
靴べらを使って履かないといけない深い履き込みで、当然かかとも抜けず足にくっついてきます。 正直、キャンバスシューズでこんなことができるのかと驚きました。
6千7千円程度の革靴を買うなら、ユニルメの方がマシだと思う。
ユニクロオリジナルスリッポンが合わなかった人は、試す価値があります。
逆に、ユニクロスリッポンのふかふかインソールが好きな方は、ユニルメはソールが薄く感じるでしょう。商品説明にある低反発感は、ほとんどなし。

●ユニルメスリッポン、解剖するよ

履き比べの結果、23.5cmの黒を買いました。
23.5と24.0の中敷きを抜いて足をのせてみると、24.0は捨て寸があまり気味だったんです。
靴べら使ってちょうどのサイズ感にしました。
さあ、解剖しますよ。
ユニクロルメールキャンバススリッポン
サイズ表記はベロにあります。ベロの下にゴムが隠されている。
画像ではわかりにくいですが、サイズのインクはシルバー、中敷きのインクは白です。地味に凝ってる。
ユニクロルメールキャンバススリッポン
中敷きを抜いてみた。この23.5センチが履ける男性は、相当細身だと思います。
ユニクロルメールキャンバススリッポンユニクロルメールキャンバススリッポン
中底に日付らしきスタンプ発見、左3/21、右3/18、製造日くさい?
ユニクロルメールキャンバススリッポン
中敷きを横から。ヒールカップ状になっています。
いわゆるふかふかの中敷きではないです。
ふだん革靴なのでこれくらいのソールに慣れていますが、ふかふかスニーカーばかり履いていると薄く感じるでしょうね。
前足部の厚みは3mm。
ユニクロルメールキャンバススリッポン
かかと部分に「23-24」の刻印。
店頭で23.5、24.0、24.5の中敷きを抜いて比較したのですが、ちゃんとそれぞれに対応したサイズでした。
ユニクロルメールキャンバススリッポン
中敷きにあしをのせたところ。
薄手のソックスが黒いため、撮影用にストッキング着用。
わたしの足の実寸は、左:23.8〜24.0、右23.4〜23.5。計測日時と手段で変動しますが、これくらい。
右足の方が小さいから、捨て寸がちょっと広いのがよくわかると思います。
長時間履いて歩くアイテムでもないので23.5cmにしましたが、ソックスや履いたときの好みがあるでしょうし、この捨て寸は参考までに。
あと、黒をキープするならホコリ除け目的で撥水スプレーを使うと、なおよし。

甲が薄いわたしには貴重な前滑りしないスリッポン、気軽な一足が手に入って嬉しい。
ありがとうユニクロ&ルメール。
\2,990+消費税。

なお、「中敷きが抜けるなら、サイズ調整できる」と思った方は、こちらを参照下さい。
「5年に1度出るか出ないかくらいの珠玉の名作」らしいユニクロ&ルメールのキャンバススリッポンを買うあなたへ伝えたいこと。(Life Style Image)

Life Style Imageの鈴木さんは革靴の店舗スタッフをされていただけあり、ファッションオタクとはまた違ったアプローチをされています。
このスリッポンが5年に一度云々なんて言われているのを、こちらで初めて知りました。
もういっこ、ユニルメネタをUPしています。