たまたま放映前日の夜ツイッターで流れてきて、あらおもしろそうと予約したのですが、大当たりでした。
■番組紹介サイト(NHK)
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=04325
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/trailer.html?i=04537
「風雲!大歴史実験」シリーズの第三弾です。
第一弾は昨年の4/25に放映された
「風雲!大歴史実験 大阪城の巨大石垣を築け
~豊臣・徳川 天下統一の秘密~」
http://ameblo.jp/tad55kawasaki/entry-12018102089.html
http://www.town.shodoshima.lg.jp/kakuka/kikakuzaisei/nhkbspremium.html
第二弾は昨年の夏、7/25
風雲!大歴史実験 「戦国鉄砲隊VS騎馬軍団~織田信長 軍事革命の秘密~」
http://www.nhk.or.jp/bs-blog/800/223433.html
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3303/1623408/
第二弾の段階ですでにイラストが小宮國春氏ですな。
(刀剣乱舞で有名な絵師)
ちなみにわたしは第二弾のタイトルをテレビ欄で見て録画するつもりが、そのまま忘れていたんです。
今回は同じ轍を踏まなかったぜ!!
上記紹介リンクの予告動画より、斬新なキャラデザです、NHK。
平知盛(CV石田彰)、源義経(CV柿原徹也)
義経は実に悪い顔をして悪い台詞をバンバン吐いていました。
ハッハッハッハッ 楽しそうでなにより。
義経はこの時代の武士の流儀をとことん無視して勝ち星をもぎ取るので、徹頭徹尾悪人顔です。素敵。
対して知盛はお坊ちゃんらしく、武士のプライド≪義≫にこだわる王子キャラでした。
滅びの美学。
しかしこんなアニメ絵がバーンと出てくると思っていなかったわたしは、家族と見ていていたたまれなかった。
予告動画のように、二人並ぶショットはありません。
基本的にピンショットで、表情差分まであり、それがまた乙女ゲーぽくて…
さて壇ノ浦の戦いで有名なのは、当初劣勢だった源氏軍が潮の流れが変わりその流れに乗って逆転するというシーンだと思います。
「潮流の反転」ってやつね。
大河ドラマでも描かれているし、こども向けの歴史漫画にも出てくる。
実際のところどうだったのかを、実験するんです。
ボート部の学生さんに協力してもらい、順流(流れに乗る)と逆流でそれぞれ源平に別れて、玉入れをします。
わたしはなんとなく、順流だと流れに乗りすぎて狙ったところに玉入れるの難しいんじゃないのと思いました。
ところがですね、これどっちも同じチームが勝ったんです。
つまり潮の流れ関係なし。
えー!!
解説を見たらよくわかりました。
走行する電車の車内で対峙しても、影響しません。
風の強さなら弓に影響は出ますが、潮の流れの速さはなんら関係ないんです。
言われてみればそうやわ…
わたしは順流に乗るのを追い風に乗るイメージ持っていたんです。
ところが潮の流れは全然関係なかった。
この最初の実験だけでもう、番組観てよかったと思いました。
ではなぜ潮流説がこれほどまことしやかに定着しちゃったのか。
番組内でちゃんと解説されています。
「大正時代にある有名な先生が出した説なんです」
Wikiには先生の名前も出ていて、反論も載っていました。
■壇ノ浦の戦い 潮流説
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%87%E3%83%8E%E6%B5%A6%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84#.E6.BD.AE.E6.B5.81.E8.AA.AC
壇ノ浦の前、屋島の戦いで見せた那須与一の船上に上げられた扇の的を射るあれも、弓の名手を集めて実験します。
それを踏まえ、動く対象に対して馬上から弓で狙う実験に。
平安当時と全く同じ再現実験なんかは到底無理ですが、こういうお金掛けた実験ができるのはさすがNHK。おもしろかったです。
撮影中の様子がこちらのクリニックさんのブログにありました。
http://naminori-clinic.jp/blog/8504.html
番組中に使われる音楽が、梶浦由記無双でした。
歴史秘話ヒストリアがらみかなーと思ったけれど、戦国BASARA(アニメサントラ:澤野 弘之)も使われていたので、単に制作の趣味か。
義経テーマのエミネムはなんでだろう。
惜しむらくはゲストに「ゲームで武将キャラを知った」というアイドル喜屋武(きゃん) ちあきという謎女子がいたこと。どこ狙いなのか。
その出演料、いらんやろ。
歴史物は、ドラマ要素と史実要素をちゃんと知った上で見れる人はなかなかいないと思います。
潮流説ってドラマチックだから、採用したくなる気持ちわかる。
似たネタで、大谷吉継の茶会の席で回し飲みする椀の話が、司馬遼太郎の創作であり史実でないことを過去日記に書いています。
・戦国時代の余談のよだん。@和田竜 感想日記
http://nuinui358.dreamlog.jp/archives/38752266.html
「風雲!大歴史実験」物理が苦手なわたしでも、視覚的に構成されていておもしろかったです。
いずれ再放送されると思いますが、オンデマンドがNHKとGYAO!で配信されています。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2016068195SC000/
購入期限:2016年4月1日
http://streaming.yahoo.co.jp/p/y/01094/v01624/
配信期間:2016/3/19~2016/4/2
■番組紹介サイト(NHK)
http://
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「風雲!大歴史実験」シリーズの第三弾です。
第一弾は昨年の4/25に放映された
「風雲!大歴史実験 大阪城の巨大石垣を築け
~豊臣・徳川 天下統一の秘密~」
http://
http://
第二弾は昨年の夏、7/25
風雲!大歴史実験 「戦国鉄砲隊VS騎馬軍団~織田信長 軍事革命の秘密~」
http://
http://
第二弾の段階ですでにイラストが小宮國春氏ですな。
(刀剣乱舞で有名な絵師)
ちなみにわたしは第二弾のタイトルをテレビ欄で見て録画するつもりが、そのまま忘れていたんです。
今回は同じ轍を踏まなかったぜ!!
●歴史嫌いでもおもしろい
上記紹介リンクの予告動画より、斬新なキャラデザです、NHK。
平知盛(CV石田彰)、源義経(CV柿原徹也)
義経は実に悪い顔をして悪い台詞をバンバン吐いていました。
ハッハッハッハッ 楽しそうでなにより。
義経はこの時代の武士の流儀をとことん無視して勝ち星をもぎ取るので、徹頭徹尾悪人顔です。素敵。
対して知盛はお坊ちゃんらしく、武士のプライド≪義≫にこだわる王子キャラでした。
しかしこんなアニメ絵がバーンと出てくると思っていなかったわたしは、家族と見ていていたたまれなかった。
予告動画のように、二人並ぶショットはありません。
基本的にピンショットで、表情差分まであり、それがまた乙女ゲーぽくて…
●ドラマっぽいものを採用したくなる
さて壇ノ浦の戦いで有名なのは、当初劣勢だった源氏軍が潮の流れが変わりその流れに乗って逆転するというシーンだと思います。
「潮流の反転」ってやつね。
大河ドラマでも描かれているし、こども向けの歴史漫画にも出てくる。
実際のところどうだったのかを、実験するんです。
ボート部の学生さんに協力してもらい、順流(流れに乗る)と逆流でそれぞれ源平に別れて、玉入れをします。
わたしはなんとなく、順流だと流れに乗りすぎて狙ったところに玉入れるの難しいんじゃないのと思いました。
ところがですね、これどっちも同じチームが勝ったんです。
つまり潮の流れ関係なし。
えー!!
解説を見たらよくわかりました。
走行する電車の車内で対峙しても、影響しません。
風の強さなら弓に影響は出ますが、潮の流れの速さはなんら関係ないんです。
言われてみればそうやわ…
わたしは順流に乗るのを追い風に乗るイメージ持っていたんです。
ところが潮の流れは全然関係なかった。
この最初の実験だけでもう、番組観てよかったと思いました。
ではなぜ潮流説がこれほどまことしやかに定着しちゃったのか。
番組内でちゃんと解説されています。
「大正時代にある有名な先生が出した説なんです」
Wikiには先生の名前も出ていて、反論も載っていました。
■壇ノ浦の戦い 潮流説
https:/
壇ノ浦の前、屋島の戦いで見せた那須与一の船上に上げられた扇の的を射るあれも、弓の名手を集めて実験します。
それを踏まえ、動く対象に対して馬上から弓で狙う実験に。
平安当時と全く同じ再現実験なんかは到底無理ですが、こういうお金掛けた実験ができるのはさすがNHK。おもしろかったです。
撮影中の様子がこちらのクリニックさんのブログにありました。
http://
番組中に使われる音楽が、梶浦由記無双でした。
歴史秘話ヒストリアがらみかなーと思ったけれど、戦国BASARA(アニメサントラ:澤野 弘之)も使われていたので、単に制作の趣味か。
義経テーマのエミネムはなんでだろう。
惜しむらくはゲストに「ゲームで武将キャラを知った」というアイドル喜屋武(きゃん) ちあきという謎女子がいたこと。どこ狙いなのか。
その出演料、いらんやろ。
歴史物は、ドラマ要素と史実要素をちゃんと知った上で見れる人はなかなかいないと思います。
潮流説ってドラマチックだから、採用したくなる気持ちわかる。
似たネタで、大谷吉継の茶会の席で回し飲みする椀の話が、司馬遼太郎の創作であり史実でないことを過去日記に書いています。
・戦国時代の余談のよだん。@和田竜 感想日記
http://
「風雲!大歴史実験」物理が苦手なわたしでも、視覚的に構成されていておもしろかったです。
いずれ再放送されると思いますが、オンデマンドがNHKとGYAO!で配信されています。
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購入期限:2016年4月1日
http://
配信期間:2016/3/19~2016/4/2
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