っているときのリカバリ方法(前回の続き)として、わたしは良質の文章を糧にします。

雨宮まみ(あまみやまみ)さん、好きなライターさんです。
妙齢の女性で独身となると、周囲から結婚や今後について厳しい言葉を投げかけられます。
そういった体験を踏まえて、書籍やコラムをたくさん書かれている。
お顔なんて美人じゃん! って思います。
なんで独身なのかと。
でもそうだよ、美人だから結婚できるわけじゃなく、顔の美醜は結婚の決め手じゃないんだよなあ…

雨宮さんの連載コラムでわたしが好きなシリーズがこちら。

・雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 連載一覧
http://cocoloni.jp/culture/29443/

お気に入りフレーズを引用しようかと思ったのですが、多すぎて無理。
気になるところからどうぞ片っ端にクリックして下さい。
昨年の秋に、掲載内容を書籍化しますので相談者の方はご連絡をというお知らせがあったから、いずれは一部読めなくなるかも知れないです。
お茶

雨宮さんはとても感受性が豊かなんだなあと思います。
読んでいて、あ、わたし同じことしちゃってるなと反省する箇所もあるんですよ。

たとえば結婚している友達の愚痴とか悩みをきいている時のこと。
わたしは愚痴や悩みを聞くのは、むしろ好き。
遠慮しないで話してよ~というウェルカム状態なんですが、つい
「でもさー好きな男と一緒に住めて寝れるんだからいいじゃん」
って言っちゃうんですよね。
わたしはなんの他意もなく口にしているのですが、これって「愚痴封じ」のマジックワード。

・「前向きなシングルマザー」 雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第4回
http://cocoloni.jp/culture/30885/

「私は自分のつらさを話したときに、「地球上には飢餓に苦しんでいる人もいるのに、君の悩みなんか贅沢な悩みだ!」と説教されたことがありますが、自分よりつらい例を見て「自分なんてまだまだ幸せなんだ!」と、「下を見て安心する」みたいな思考が健全だとは思えません。
「今の生活のありがたみを噛み締めろ」ってことかもしれませんが、もちろん噛み締めてますし、それでもつらいことはあるし、そもそも「もっと幸せになりたい」と思うことの何がいけないんでしょうか。
人の悩みやつらさを「贅沢な悩み」だと斬って捨てたい勢が、世の中にはたくさんいるんだなぁ、とよく思います。
「自分のほうがもっと苦しんでいる!」と言いたい勢も。

 苦しみや悲しみって、そんなに簡単に他人に「わかる」ものじゃないです。つらい気持ちっていうのは、すごく個人的で、その細部は自分にしかわからなかったり、自分にすらわからなかったりするものです。」

わたしも下を見ろという考え方は好きじゃない。
これは「自分の幸せを実感するには、他者と比較」し続けないといけないからです。
自分の幸せを感じる前に、「自分より不幸な人」を探すことが目的になると、幸せはまず実感できません。

さらに、心の底にある本音をずばり書ききっているところに頭が下がります。
わたしはこれを読んでいて、自分が口にしているほど、好きな男と一緒に寝て暮らすことに憧れを持っていない気がしました。
「ひとはひと、じぶんはじぶん」気質が強いからなあ。
同化願望がなく、それを感じたこともないなと。
こんな風に、人の悩みをきいて自分を振り返る作業が、リカバリに大いに効いたのです。

あと、同じ雨宮さんの
・女はみんな占いがお好き 
http://cocoloni.jp/culture/21161/

もおもしろいです。 スピと占いの違いとかね。
 「エステと占いは女の○○」なんて名言も出てきます。
自分が弱っている時は、セミナーやスピよりも雨宮さんのテキスト読む方がいいです。
ありがとうございます雨宮さん、とネットの片隅で感謝の言葉を送ります。

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