2015年、年末に閉館した大丸心斎橋店本館写真です。
わたしの行動エリアは梅田、次いで学生時代の天王寺。
心斎橋難波は完全スルーで、いまでもよほどの用事がなければ行きません。
大丸心斎橋店は特にあの一階の装飾が立派すぎて、ピヨピヨの小娘には敷居が高すぎ、あんなとこの化粧品コーナーなんて一人でよういけませんよ。
そのファーストインプレッションが影響して、成人してからも大丸心斎橋でのお買い物経験は1~2回程度かもというぐらい、極小。
むしろお隣のそごうの方で買い物した方が多いです。
大丸は梅田にもあるので入っているテナントは梅田で用事が済むのですが、そごうは他にない。
そしてそごうにしか入っていないテナントというのが少なからずあったんです。
ローラメルシエはそごうにしかなかったんですよ!
2006年10月に購入したトランスルーセント(フェイスパウダー)はまだ使っています。
いまやAmazonでも売ってる。
そんなわけで、大阪人にしてはさほど大丸心斎橋にメランコリックな思い出はないけれど、美しいものは好きですから仕事帰りに見納めに行こうと思い立ちました。
混んでるかなとどきどきしながら29日の夕方に行ったところ、写真を撮っている人がたくさん。
閉館は30日、館内はセールのさらにセールで賑やか。

特に一階は見所が多く、化粧品コーナーでもカメラを上に向ける人ばかり。
カウンターも一部什器がカラーンとしていて、祭りの後って感じです。


エレベーターの上。綺麗だなあ。 豪華絢爛の言葉しかない。
二階エレベーターもまたいいんですが、写真撮れず。



こんな佇まいの頭上に対して、フロアは赤札だらけの大セール中でした。

この石造りの階段、大好きでした。高さが低くてあし運びしやすかったのです。

階段踊り場にある水飲み場。昔は駅のホームにもよくあった。

途中のフロアはもう立ち入ることができなくなっていました。隙間から撮影。
テナントは隣の北館(旧そごう)に移転済みです。
この写真の奥にあるのはGUCCIロゴ、手前の段ボールにはマドラス社のネーム入り。


昔の百貨店は、屋上がテーマパークでした。 大丸心斎橋はイングリッシュガーデン。
わたし、ここに入ったのたぶん初めてです。
屋上あったんやと驚きました。

寄ってみた。京都の五山の送り火「大文字」から「大」。
こんだけ寄ると「七五三ひげ」がわかります。

トイレもヴォーリズ風の装飾でした。

これ、なんなんでしょうね。
レジの番号? 食堂のテーブル番号??

7階で回顧展をやっていました。 一部撮影可能エリアで撮ったものを並べます。


消費科学研究所、大木さんの勉強会で初めて存在を知りました。
百貨店がこういうことやってるの、ほんとに珍しいんですよ。

軍国時代の七五三。男の子の衣装に注目。

日中戦争中の1階フロア写真。慰問商品を販売しているんです。
広告も慰問品買いましょうとガンガン書かれていました。
このときの大丸はすでに営業時間夜9時ですよ。
すごいな!! 周り真っ暗だったでしょうに。

心斎“橋”というぐらいですから、昔は橋がありました。

江戸末期、伝馬町にあった大丸を再現したものです。

二階建ての大店です。


回顧展、貴重なパネルがたくさんありとても見応えありました。特に撮影不可の広告ゾーン。
会場内には老ご夫婦がたくさんいらっしゃり、名残惜しげにゆっくり丹念に見ておられました。


正面扉。裏側は「ひく」。
この「おす」が大変にノスタルジック、これを見たときなんだか泣けてきたんです。

側面の装飾も美しいです。

正面を道路渡ったところから。年末なのでライトアップされていました。
この効果を狙って閉館時期を決めたんでしょうか。
大丸らしい華々しい閉館かも。

都会は夜しか美しくない。
仕事の関係で夕方からの来店でしたが、正解でした。
「歴史的価値の高い外壁や内装の一部は保存され、新たな本館にも活用する予定」ですが、どうでしょうね。
大阪は文化遺産を活かすのが下手ですから。
もっと上手な写真はいろんなサイトに挙がっています。
■大阪および近畿の景観 ~ Scene of Osaka and Kinki ~
http://osakacityview.blog.fc2.com/blog-entry-381.html
撮り損ねた二階エレベーターの写真もこちらにありますよ。



わたしの行動エリアは梅田、次いで学生時代の天王寺。
心斎橋難波は完全スルーで、いまでもよほどの用事がなければ行きません。
大丸心斎橋店は特にあの一階の装飾が立派すぎて、ピヨピヨの小娘には敷居が高すぎ、あんなとこの化粧品コーナーなんて一人でよういけませんよ。
そのファーストインプレッションが影響して、成人してからも大丸心斎橋でのお買い物経験は1~2回程度かもというぐらい、極小。
むしろお隣のそごうの方で買い物した方が多いです。
大丸は梅田にもあるので入っているテナントは梅田で用事が済むのですが、そごうは他にない。
そしてそごうにしか入っていないテナントというのが少なからずあったんです。
ローラメルシエはそごうにしかなかったんですよ!
2006年10月に購入したトランスルーセント(フェイスパウダー)はまだ使っています。
いまやAmazonでも売ってる。
そんなわけで、大阪人にしてはさほど大丸心斎橋にメランコリックな思い出はないけれど、美しいものは好きですから仕事帰りに見納めに行こうと思い立ちました。
混んでるかなとどきどきしながら29日の夕方に行ったところ、写真を撮っている人がたくさん。
閉館は30日、館内はセールのさらにセールで賑やか。

特に一階は見所が多く、化粧品コーナーでもカメラを上に向ける人ばかり。
カウンターも一部什器がカラーンとしていて、祭りの後って感じです。


エレベーターの上。綺麗だなあ。 豪華絢爛の言葉しかない。
二階エレベーターもまたいいんですが、写真撮れず。



こんな佇まいの頭上に対して、フロアは赤札だらけの大セール中でした。

この石造りの階段、大好きでした。高さが低くてあし運びしやすかったのです。

階段踊り場にある水飲み場。昔は駅のホームにもよくあった。

途中のフロアはもう立ち入ることができなくなっていました。隙間から撮影。
テナントは隣の北館(旧そごう)に移転済みです。
この写真の奥にあるのはGUCCIロゴ、手前の段ボールにはマドラス社のネーム入り。


昔の百貨店は、屋上がテーマパークでした。 大丸心斎橋はイングリッシュガーデン。
わたし、ここに入ったのたぶん初めてです。
屋上あったんやと驚きました。

寄ってみた。京都の五山の送り火「大文字」から「大」。
こんだけ寄ると「七五三ひげ」がわかります。

トイレもヴォーリズ風の装飾でした。

これ、なんなんでしょうね。
レジの番号? 食堂のテーブル番号??

7階で回顧展をやっていました。 一部撮影可能エリアで撮ったものを並べます。


消費科学研究所、大木さんの勉強会で初めて存在を知りました。
百貨店がこういうことやってるの、ほんとに珍しいんですよ。

軍国時代の七五三。男の子の衣装に注目。

日中戦争中の1階フロア写真。慰問商品を販売しているんです。
広告も慰問品買いましょうとガンガン書かれていました。
このときの大丸はすでに営業時間夜9時ですよ。
すごいな!! 周り真っ暗だったでしょうに。

心斎“橋”というぐらいですから、昔は橋がありました。

江戸末期、伝馬町にあった大丸を再現したものです。

二階建ての大店です。


回顧展、貴重なパネルがたくさんありとても見応えありました。特に撮影不可の広告ゾーン。
会場内には老ご夫婦がたくさんいらっしゃり、名残惜しげにゆっくり丹念に見ておられました。


正面扉。裏側は「ひく」。
この「おす」が大変にノスタルジック、これを見たときなんだか泣けてきたんです。

側面の装飾も美しいです。

正面を道路渡ったところから。年末なのでライトアップされていました。
この効果を狙って閉館時期を決めたんでしょうか。
大丸らしい華々しい閉館かも。

都会は夜しか美しくない。
仕事の関係で夕方からの来店でしたが、正解でした。
「歴史的価値の高い外壁や内装の一部は保存され、新たな本館にも活用する予定」ですが、どうでしょうね。
大阪は文化遺産を活かすのが下手ですから。
もっと上手な写真はいろんなサイトに挙がっています。
■大阪および近畿の景観 ~ Scene of Osaka and Kinki ~
http://osakacityview.blog.fc2.com/blog-entry-381.html
撮り損ねた二階エレベーターの写真もこちらにありますよ。



