査前夜の下剤との攻防戦(こちら
検査当日朝の下剤との攻防戦(こちら
検査から帰宅まで(こちら


検査が終わってみての感想です。
以前はお腹が空いたらキリキリ痛いぐらいだったのに、なんともない。
検査の翌日、なんとなく甘い物がほしくてカルピスをつくりにキッチンへ行ったとき、おやつかごにあった「きのこの山」と「たけのこの里」にまったく惹きつけられなかった。
食事もあまりする気になれない。
自分の内臓見て感激して、食べたくないってなんなんでしょうね??

これまでバリウムとMRIくらいしか自分の中身を見る機会がなく、あれってモノクロなんですよ。
フルカラーで内臓を見たのは、画像といえど初めて。
そら感激する。
ああ、ほんとに内臓あるんだなって。
これらが粛々と機能して、生きてるんだなって。
内臓
あと、自分がだら~んと寝ている間にすべてのことが着々と進行して、跡形もわからないくらいに終わっていたことが本当に衝撃的かつ、感動しました。
グウグウ寝ているからと、ガチャガチャ適当に身体を扱わない。
当たり前のことかも知れないけれど、毎日何人もやってるんですよ。
介護とか経験がなく意識のない身体を扱ったことはないんですが、大事にしてもらえたってことはわかります。 ここに書いていないあれこれがありまして。
あそこのスタッフは毎日同じことをいろんな人にやっているけれど、同じことだからって雑に応対しない。
プロの技でした。

待っている間、どんなお仕事してるのかなと様子をじっと窺っていたら、横柄な患者さん、無愛想な患者さんももちろんいました。
それは内心の恐怖心をごまかしているかも知れないし、元々そうかも知れない、いろんな人がいる。
でも決して雑な応対はしない。
なんかもう、あの日担当してくれた方全員にチップ差し上げたいぐらいです。
いただいた画像を持ち歩いて、会う人に見せまくるほどよい体験でしたよ。
内臓をどうにか見ようという行為って、クリエイティブだと思いました。

いまさら見つけた、「患者の手術検査体験談」のサイトです。
http://watashiteki.com/kankan/taiken/index.html
「胃カメラ」と「大腸内視鏡(大腸検査)」の体験談をちょっと読んだんですが(すんごい大量にあんの!)、下剤を飲んだ前夜、ふつうに爆睡している人が結構いるんです。
どういうわけでしょう。

ようわかりませんが、とにかく行った病院は大当たりだったんだと思います。
鎮静剤希望しても、「うちではやってません」って言われているケースとか、恐ろしすぎる。
今回の内視鏡検査、やってみてとてもよかったです。
バリウムは二度としたくないですが、次回のことを考えて、こんなレポート残すほどに感激しました。
年に一回やりたい。
そして、せっかくきれいなピカピカの内臓なので、大事にしよう。

所見は「逆流性食道炎」で痛いときに市販の胃薬を飲むようになって治まりましたが、軽度の「機能性ディスペプシア」の可能性もあると思います。
機能性ディスペプシア (総合医科学研究所)
機能性ディスペプシア(FD) (アステラス製薬)

検査後、好きだった紅茶とほうじ茶に手が伸びなくなりました。
それと、いちばん下の肋骨の上(ツボでいうところの期門。場所はこちらを参考に。肝臓のツボです)を揉むと痛かったのが、解消されています。
逆流性食道炎は、肝機能の低下が一因だときいたよと友人がメッセをくれました。
たしかにお酒飲まないのに肝臓注意とよく言われていて(過去日記)、うーんアドバイスを全く活かせていないってことか、反省。

こういった身体の変化も検査の賜物かと思いますね。
お腹を撫でながら、終わり。