NHKあさイチ「靴は万病のもと!?」雑感 第三回。
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筋膜の話

珍しいですね! 靴の話から筋膜に行くのはすごい。
わたしが昨年やったロルフィングがまさに筋膜リリースのメソッドです。

ロルフィングのことは、
【1/4】きっかけはジーンズ。4年間のからだの変化
四回シリーズの途中から出て来ます。

ロルフィングについては説明がパッとできません。
緊張した筋膜をリリースし、重力に任せるとしか…。
だから番組内での筋膜の説明も、あれが限界かなと思います。

ゲストの質問がすごく良かった

「整形外科の先生なら、靴を選んでくれるのですか?」
思いますよねー!

内田先生は、自分は変わり者でして。みたいに苦笑い混じりでお返事されていました。
靴外来ならともかく、一般的な整形外科に足が痛いと言ったら、ヒール履くな、紐靴履いてで終わりでしょう。
わたしもそうでした。
あし(足先)って外科の中でもすごく地味な扱いで、派手さがないもんだから、そこんところこだわる先生はある意味異端児になります。
でも、そういう方は積極的にWEBで発信していることが多いので、
「整形外科 都道府県 靴」
などで検索するのもいいかと。

「サンダルの調整は、どこでやってもらえるんですか、靴屋さんですか」
うわー鋭いと思いました。
内田先生は、中敷きのとれるサンダルなら調整できると仰っていました。
でも、一般の人が知りたいのは、ヒールサンダルとかの調整でしょう。

単純に考えてふつうの靴とサンダルの違いは、足を覆う面積。
面積が少ないサンダルは、よりシビアに足の骨格を阻害しないつくりでないといけないのですが、そこまでのサンダルはなかなかないです。
調整で足に寄せることが可能なサンダルは、このレベルの品です。
購入時に足と全身のバランスをちゃんと見てくれるお店なら、そのサンダルを足に寄せてくれると思いますが、その辺の雑貨サンダルを適当に売っている靴売り場、靴屋さんではサンダル調整は期待薄。

つくりが悪いサンダルっていうのは、履いたときに不自然な隙間やたるみができます。
こちらのブログ、こどものヒールサンダルの例ですが大人のサンダルを真似して作ったものなので、参考になります。
ヒールサンダルについて (子供靴マニアな日々
さすがこども靴シューフィッターさん、とてもわかりやすいです。
こういうサンダルのバックベルトを踏んづけている大人、よく見ますね。


「どうしてもヒールを履かざるを得ないことがあるんですが」

フォーマル時などですね。
これに対しては、履きわけ推奨されていました。
ですよねー!!!
そもそも、ヒールはそういう履き物です。
長時間履いて歩くためのものじゃありません。
ウォークビズ01
横浜市で推奨している「ウォークビズ」が、まさにその取り組みです。
 
昨年秋のわたしの日記ですが、いまも「ウォークビズ」は男女とも推進中だと思います。
横浜髙島屋の今年春のメンズブログ<こちら>に取り組み例があります。
メンズのレザースニーカー、かっこいいなあ…

裸足はどうですかという質問もありました。
裸足はいいけれど、街中を歩くには靴がいる。
結局靴とは縁が切れない。

裸足じゃないですが裸足感覚シューズというのが一時期ブームになりました。
いまもはやってるんかな。
これについては、2013年に海外のメディアより

流行の「裸足感覚シューズ」は骨を痛めるリスクが高いという調査 (ロケットニュース24
裸足=ベアフット(barefoot)
熊(bear)の足ではありません。
リンク先にはソース元の海外サイトがちゃんとあり、そちらのサイトもまだ生きています。

内田先生も言っていましたが、靴の影響って10年20年30年後に出てくるから、新しい素材・新しい理論の靴がどういう影響を与えるのか、今のところわからないんですよね。
ちょっと前までは土踏まずのサポートがいいと、みっしり空間がなく踏まずを埋めていたのが、いまは逆に足の生理を妨げるとなっていますし。

そして、年配の女性が口を揃えて「年とったら外反母趾になった」というのも、靴の影響+老化による筋力の低下のコンボという可能性が大きいです。
そこで、外反母趾用の靴や高齢者用の靴を履いちゃうと…番組内の双六ですな。

つぎでまとめです。