我が家は家電(いえでん)はずっと留守電にしています。
とっくに電話帳に番号は記載していませんが、セールス電話が夜まで鬱陶しいので。
ですが、ときどき解除したままになっているタイミングでセールスの電話をとってしまうことはありました。
そして、7/2のお昼12時のこと、これまた留守電解除していたときに架電があり、母がとったのです。
何の気なしに母のやりとりを背景にしていました。
様子がおかしいなと思ったのは、母が書類を探し出したときです。
『これ、まさか』
と言ったんですが、聞き出せたのは保険課の担当者名だけ。
いったん電話を切って10分後に銀行から電話があるという。
内容は
・平成21~26年の5年間分の国民健康保険料を徴収しすぎたので、23,365円返金します。
・3月中に返金手続きの封書を送っている。
(母が探していたのはこの封書)
・その締め切りが6月末だったが、返信がないので電話した
・うちの銀行機関を聞き出し、その銀行から改めて手続きの電話を10分後にかけます
お・か・し・い・だ・ろ!!
どう考えても、世間を賑わすあれだろ!!
「おかしいって! 役所に電話しようよ!」
「じゃああんたがすればええやん」
ノータッチの母。
するわよー! してやるわよー!!
役所の保険課へ。
案の定、そんな電話はしていないし、聞き出した担当名も該当者無し。
「還付金詐欺だと思われます」
デスヨネー
警察の連絡先は話し中だったので、消費生活センターに情報提供。
その後、
「○○銀行の 総合口座センターです」
と名乗って電話がありましたが、父が出て対応したため(相手は母を出せと粘りました)、すぐに切れました。
いずれの電話も背後がやかましく(いわゆる掛け子部屋からでしょう)、男性からの電話。
でも、こんだけ報道されているのに、電話を受けた母は疑っていなかったです。
疑いを持ってから「電話の後ろが賑やかだった」と言ったのです。
そのまま銀行担当者とやりとりした場合、こんな流れだったのかなというレポートがあったので、貼っときます。
・実家に振り込め詐欺の電話があったそうです
http://weemo.jp/s/9bf7e296
・行政の広報(うちはまじめに読みます)には、還付金のことはいっさい載っていない
など、第三者から見ればなんでそんなことを鵜呑みにするのかと。
ですが、リアルで会話をしていると疑わないんです、ほんとに。
まず電話をかけてくる相手が、わざわざウソつくという経験がない。
そんな想定していません。
そしてもうひとつ、この手の詐欺は相手は「死ぬ気」でやっています。
わたしたちの日常において、死ぬ気でビジネスをやっている人とは縁がない。
幾重にも改良を重ねた作戦だから、看破は容易じゃないのです。
詐欺だと確証を持ったのは「10分後の電話」です。
ブラウザに2012年からずっとブックマークしているあるブログがあります。
・母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。【経営コンサルタント】
http://kenrei1.blog50.fc2.com/blog-entry-32.html
読んだとき本当に気の毒でした。
そして、さすが経営コンサルタントだなという続報があります。
・続・母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。【経営コンサルタント】
http://kenrei1.blog50.fc2.com/blog-entry-33.html
わたしはこれを読んですぐ、両親に話しましたよ。
原文読んでもらいたかったけれど、WEBテキストに抵抗がある両親なので、必死で説明しました。
この二つのテキストは、ちまちま改行を入れてPV稼いでいるのとはわけが違います。
振り込め詐欺は相手は死ぬ気でやってるから、真っ向から来られるとほぼ敵わないビジネスモデルです。
だから、だまされるのも無理はない…
Wiki 振り込め詐欺
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%AF%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%82%81%E8%A9%90%E6%AC%BA
大阪ー! 恥ずかしい…
今回Wikiを読んでいて、
このビジネスはどんどん進化していて、次にまた遭遇したとき、いまよりももっとうまくだますシナリオになっているから、たとえ後追いでも犯人のシナリオ情報は多いに越したことはありません。
消費生活センターへの情報は、広報にどんな内容が寄せられたのか集計が記載されるので、周知の一環になります。
永江さんが2013年にですが、
・振り込め詐欺撃退電話アダプターが出た。お年寄りのいる家庭に教えてあげてね
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=7554
と振込詐欺の報道一連について、対策をまとめられています。
ほんとにこれ、NTTが60代以上の家庭に無料でやってもいいぐらいだと思いますよ。
この日、わたしはたまたまお昼から仕事の日でした。父もいました。
いろんな僥倖が重なった上で未然に防げたのですが、それでも本当に気分の悪い出来事です。
気分が悪いことですが、いつもとは趣旨を変えてシェア目的でここに残します。
とっくに電話帳に番号は記載していませんが、セールス電話が夜まで鬱陶しいので。
ですが、ときどき解除したままになっているタイミングでセールスの電話をとってしまうことはありました。
そして、7/2のお昼12時のこと、これまた留守電解除していたときに架電があり、母がとったのです。
『またセールスだろうな』
何の気なしに母のやりとりを背景にしていました。
様子がおかしいなと思ったのは、母が書類を探し出したときです。
さらに金額と銀行名のやりとりをしているので、
『これ、まさか』
と思い、小声で
「担当者名と、折り返しの連絡先を聞いて!」
と言ったんですが、聞き出せたのは保険課の担当者名だけ。
いったん電話を切って10分後に銀行から電話があるという。
内容は
・平成21~26年の5年間分の国民健康保険料を徴収しすぎたので、23,365円返金します。
・3月中に返金手続きの封書を送っている。
(母が探していたのはこの封書)
・その締め切りが6月末だったが、返信がないので電話した
・うちの銀行機関を聞き出し、その銀行から改めて手続きの電話を10分後にかけます
お・か・し・い・だ・ろ!!
どう考えても、世間を賑わすあれだろ!!
「おかしいって! 役所に電話しようよ!」
「じゃああんたがすればええやん」
ノータッチの母。
するわよー! してやるわよー!!
役所の保険課へ。
案の定、そんな電話はしていないし、聞き出した担当名も該当者無し。
「還付金詐欺だと思われます」
デスヨネー
警察の連絡先は話し中だったので、消費生活センターに情報提供。
その後、
「○○銀行の 総合口座センターです」
と名乗って電話がありましたが、父が出て対応したため(相手は母を出せと粘りました)、すぐに切れました。
いずれの電話も背後がやかましく(いわゆる掛け子部屋からでしょう)、男性からの電話。
でも、こんだけ報道されているのに、電話を受けた母は疑っていなかったです。
疑いを持ってから「電話の後ろが賑やかだった」と言ったのです。
そのまま銀行担当者とやりとりした場合、こんな流れだったのかなというレポートがあったので、貼っときます。
・実家に振り込め詐欺の電話があったそうです
http://
●会話していると、疑いを挟まない
こうやってテキストで読んでいると、「どう見ても怪しいじゃーん」と思われるでしょう。
・そもそもその手続き書類を送付し直してもらえばいい・行政の広報(うちはまじめに読みます)には、還付金のことはいっさい載っていない
など、第三者から見ればなんでそんなことを鵜呑みにするのかと。
ですが、リアルで会話をしていると疑わないんです、ほんとに。
まず電話をかけてくる相手が、わざわざウソつくという経験がない。
そんな想定していません。
自宅という、ぬくぬく安全安心なフィールドで受ける電話ならなおさら。
そしてもうひとつ、この手の詐欺は相手は「死ぬ気」でやっています。
わたしたちの日常において、死ぬ気でビジネスをやっている人とは縁がない。
幾重にも改良を重ねた作戦だから、看破は容易じゃないのです。
詐欺だと確証を持ったのは「10分後の電話」です。
ブラウザに2012年からずっとブックマークしているあるブログがあります。
・母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。【経営コンサルタント】
http://
読んだとき本当に気の毒でした。
そして、さすが経営コンサルタントだなという続報があります。
・続・母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。【経営コンサルタント】
http://
わたしはこれを読んですぐ、両親に話しましたよ。
原文読んでもらいたかったけれど、WEBテキストに抵抗がある両親なので、必死で説明しました。
それでも、やっぱり他人事で、自分は引っかからないと思うんでしょうね。
この二つのテキストは、ちまちま改行を入れてPV稼いでいるのとはわけが違います。
振り込め詐欺は相手は死ぬ気でやってるから、真っ向から来られるとほぼ敵わないビジネスモデルです。
だから、だまされるのも無理はない…
Wiki 振り込め詐欺
https:/
「成りすまし詐欺の被害が少ない地域は大阪府である。
理由として、世話好きな性格から困窮を装う電話にはことさら詳細な説明を求めようとする大阪人が多く、振り込め詐欺グループにとっては長電話になるうちに話の辻褄が合わなくなることを避けようとするためとされる[33]。
ただし、お金の払い戻しを受ける還付金詐欺には弱く、2013年には還付金詐欺の年間ワースト1位は大阪府になっている[34]。」
大阪ー! 恥ずかしい…
今回Wikiを読んでいて、
「電話でかける詐欺の場合は、時間帯は平日の午前10時頃または午後2時頃が多い。」こんなことも知らなかったんです。
ほんとに危機感がなかったと反省しました。
●次があったら、もっと上手くなっている
いまは振込型が減り、直接現金を受け取りに来るなど多様化しているので、なんとなく振り込め詐欺はもう減ったんだと思っていたのに、全然そんなことはなかった。
ケース全体で行くと、増加していました。
だから、未然に防げたとしても、警察ないし消費生活センターに情報提供しておくことは、とても大事です。
このビジネスはどんどん進化していて、次にまた遭遇したとき、いまよりももっとうまくだますシナリオになっているから、たとえ後追いでも犯人のシナリオ情報は多いに越したことはありません。
消費生活センターへの情報は、広報にどんな内容が寄せられたのか集計が記載されるので、周知の一環になります。
永江さんが2013年にですが、
・振り込め詐欺撃退電話アダプターが出た。お年寄りのいる家庭に教えてあげてね
http://
と振込詐欺の報道一連について、対策をまとめられています。
ほんとにこれ、NTTが60代以上の家庭に無料でやってもいいぐらいだと思いますよ。
この日、わたしはたまたまお昼から仕事の日でした。父もいました。
いろんな僥倖が重なった上で未然に防げたのですが、それでも本当に気分の悪い出来事です。
気分が悪いことですが、いつもとは趣旨を変えてシェア目的でここに残します。