キビラネタ、これでラストです。
前知識編はこちら、足の計測をしてもらったのが前回です。
●中敷きのインパクト
最初に出てきたのは、7センチヒールのエナメルパンプス。
合皮でなかったので、たぶん「イタリーレザーポインテッドハイヒールパンプス」オーダー価格19,900円(税抜)。
https://www.kibera.jp/goods_list/goods_list_7.php?m_no=29110506
履いてみてびっくりしました。
なんだこの中敷き!? ふっかふか。
ヒールを履くと、たいてい足の裏のここが痛くなります。
①のところね。
過去日記「4人のあし/胎児、生後約40日、二歳半、30代」より。
ところがまったく痛くない。
小指も全然痛くない。
痛いのは、履き口です。
わたしはパンプスの試着でここがよく痛くなります。 NBのaravonなんかも全滅。
エナメルだし、これはまず改善は望めません。
長時間歩いたらデンジャーなことになるでしょう。
前の日記でキビラウィズのSを、JIS規格でいうE~D程度かと推測したのは、この厚みから。
それにしても驚きました、この中敷き気持ちよさだけでなく、7センチヒールを感じさせないのです。
くっと背伸びしたら両足とも踵が抜けたのですが、これはわたしの踵が小さいから織り込み済み。
店員さんは申し訳なさそうでしたが、ちゃんと、
「わたしのパンプス選びではよくあることです、大丈夫ですよ」
と申し上げています。
●左右足長差サイズ違いの安定感
もういっこのヒールが低い「ラウンドローヒールパンプス」
https://www.kibera.jp/goods_list/goods_list_7.php?p=1&called=category&sort=priority&disp=20&vctg_no=123&now_page=1&m_no=29120007
ヒール3センチ、9,900円(税抜)。
オンラインサイトではさらに2000円引きになっている。
エナメルではなく合皮を試着しました。
笑いまくっているから土踏まず囲は大変に心許ないのですが、かかとは抜けない。
そんなに種類が多くないデザインの中で、幅細甲薄の足に二種類出せただけでも、すごいと思います。
2回にわたってキビラの事前情報をまとめ、ある意味期待値ゼロマイナスで店舗に足を運んでいます。
その分、驚きもひとしおなのかも。
左右サイズ違いの靴はこれまでコンフォートボロネーゼを一足履いた経験がありますが、革のひも靴で、小さい方の右足がつまずくようになったから、現在は両足同サイズを履いています。
ストッキングで履くパンプスの、左右足長サイズ違いを体験するのは、初めて。
既製の両足同パンプスとはフィット感が全然違います。
なんの微調整も施していないのに、こんなに違うもんかと驚きました。
左右サイズ違いは追加料金がかかります。
しかし、靴のタイプによって金額が変動するので、ばしっと明記できません。
ただ、靴を二足買うのより遥かに安く上がります。
★エナメルと合皮
★中敷きのリペア
★パターンがオープンタイプのみ
逆に、ここのパンプスを履ける方は、
★これまでパンプスを履いてきた、ヒール足
★エナメルが履ける
このような、ある種頑強さのある方ならいけるんじゃないかな。
購入後の微調整はほぼ望めません。
重ねて言いますが、革靴じゃないと思った方がいい。
サンプルシューズの試着でちょっとでも痛いところがあれば、オーダーしないことです。
今回足長サイズ違いを体験してみて、靴ってほんとにおもしろいなと思ったのは、5万円を越えるめっちゃいい革を使ったティエリーラボタンのヒールを履いたら、足裏が痛くてとても立てなかったんです。
なのに、キビラでは中敷きでそれがカバーされたこと。
2万弱のキビラハイヒールの方が痛くなかったんですよ。
そして、足長違いの靴が安価に現実化したこと。
これまでは1サイズ(5mm)程度の足長違いは普通のことなので、わざわざサイズ違いを別注せず、1cm差があれば別注というのが普通でした。
それは、木型と革質、靴のつくり(カウンターやシャンク、デザインなど)がよければ、1サイズ程度の足長差は十分に補えたんだと思います。
それと、売り場(フィッター)の調整練度。
実際、わたしのタルタルガパンプスは足長差を感じません。
もちろんレースアップシューズというデザインも関係しています。
※参考までにわたしが履いているパンプス、タルタルガはこちら、t.inabaはこちら。
※靴長者じゃないので、WSの資料用を除き、自分用にはパンプス二足しか持ってないよ!
しかし、木型、革、靴のつくりのどれかいっこでも水準が落ちたら、その靴は足に合わなくなる。
それがいまの既製靴の現状です。
だから、左右1サイズ程度の足長差がある人は、既製サイズであっても足が合わない。
30年前の日本の靴ならこんなことはなかったでしょうね。
スポーツやダンスシューズだと足長差オーダーだけでなく、2.5mm刻みの展開もあり、熱心な方はセミオーダーします。
だんだんオーダーの敷居が低くなってきたところに、この価格のキビラ。
なるほど、ヒットする理由がよくわかりました。
パンプス文化の根強い関東なら、なおさらでしょう。
上記理由からオーダーはしませんが、快く試着させていただき、丁寧な接客をしていただいてよかったです。
ただオープン間もないので接客は関東からの応援組でした。
今後行かれる方は留意して下さい。
その後期間限定ではなくエキマルシェ大阪の常設とクラスチェンジしました。
前知識編はこちら、足の計測をしてもらったのが前回です。
●中敷きのインパクト
最初に出てきたのは、7センチヒールのエナメルパンプス。
合皮でなかったので、たぶん「イタリーレザーポインテッドハイヒールパンプス」オーダー価格19,900円(税抜)。
https:/
履いてみてびっくりしました。
なんだこの中敷き!? ふっかふか。
ヒールを履くと、たいてい足の裏のここが痛くなります。
①のところね。
過去日記「4人のあし/胎児、生後約40日、二歳半、30代」より。
ところがまったく痛くない。
小指も全然痛くない。
痛いのは、履き口です。
甲と靴の厚みも履き口のカーブも合わず、骨に当たって痛い。
わたしはパンプスの試着でここがよく痛くなります。 NBのaravonなんかも全滅。
エナメルだし、これはまず改善は望めません。
長時間歩いたらデンジャーなことになるでしょう。
前の日記でキビラウィズのSを、JIS規格でいうE~D程度かと推測したのは、この厚みから。
それにしても驚きました、この中敷き気持ちよさだけでなく、7センチヒールを感じさせないのです。
くっと背伸びしたら両足とも踵が抜けたのですが、これはわたしの踵が小さいから織り込み済み。
店員さんは申し訳なさそうでしたが、ちゃんと、
「わたしのパンプス選びではよくあることです、大丈夫ですよ」
と申し上げています。
●左右足長差サイズ違いの安定感
もういっこのヒールが低い「ラウンドローヒールパンプス」
https:/
ヒール3センチ、9,900円(税抜)。
オンラインサイトではさらに2000円引きになっている。
エナメルではなく合皮を試着しました。
履き口は痛くないですが、歩いてみると履き口がカパカパ笑いまくりです。
“靴が笑う”とも言いますね。
しかし、くっと背伸びしても踵が抜けない、ちゃんとついてきました。
笑いまくっているから土踏まず囲は大変に心許ないのですが、かかとは抜けない。
そんなに種類が多くないデザインの中で、幅細甲薄の足に二種類出せただけでも、すごいと思います。
2回にわたってキビラの事前情報をまとめ、ある意味期待値ゼロマイナスで店舗に足を運んでいます。
その分、驚きもひとしおなのかも。
左右サイズ違いの靴はこれまでコンフォートボロネーゼを一足履いた経験がありますが、革のひも靴で、小さい方の右足がつまずくようになったから、現在は両足同サイズを履いています。
ストッキングで履くパンプスの、左右足長サイズ違いを体験するのは、初めて。
既製の両足同パンプスとはフィット感が全然違います。
なんの微調整も施していないのに、こんなに違うもんかと驚きました。
左右サイズ違いは追加料金がかかります。
しかし、靴のタイプによって金額が変動するので、ばしっと明記できません。
ただ、靴を二足買うのより遥かに安く上がります。
●万人向けではないけれど
だからこそ、本当に惜しい。
この3点がどうしてもネックで、オーダーできません。
★エナメルと合皮
★中敷きのリペア
★パターンがオープンタイプのみ
逆に、ここのパンプスを履ける方は、
★これまでパンプスを履いてきた、ヒール足
★エナメルが履ける
このような、ある種頑強さのある方ならいけるんじゃないかな。
購入後の微調整はほぼ望めません。
重ねて言いますが、革靴じゃないと思った方がいい。
サンプルシューズの試着でちょっとでも痛いところがあれば、オーダーしないことです。
今回足長サイズ違いを体験してみて、靴ってほんとにおもしろいなと思ったのは、5万円を越えるめっちゃいい革を使ったティエリーラボタンのヒールを履いたら、足裏が痛くてとても立てなかったんです。
なのに、キビラでは中敷きでそれがカバーされたこと。
2万弱のキビラハイヒールの方が痛くなかったんですよ。
そして、足長違いの靴が安価に現実化したこと。
これまでは1サイズ(5mm)程度の足長違いは普通のことなので、わざわざサイズ違いを別注せず、1cm差があれば別注というのが普通でした。
それは、木型と革質、靴のつくり(カウンターやシャンク、デザインなど)がよければ、1サイズ程度の足長差は十分に補えたんだと思います。
それと、売り場(フィッター)の調整練度。
実際、わたしのタルタルガパンプスは足長差を感じません。
もちろんレースアップシューズというデザインも関係しています。
※参考までにわたしが履いているパンプス、タルタルガはこちら、t.inabaはこちら。
※靴長者じゃないので、WSの資料用を除き、自分用にはパンプス二足しか持ってないよ!
しかし、木型、革、靴のつくりのどれかいっこでも水準が落ちたら、その靴は足に合わなくなる。
それがいまの既製靴の現状です。
だから、左右1サイズ程度の足長差がある人は、既製サイズであっても足が合わない。
30年前の日本の靴ならこんなことはなかったでしょうね。
スポーツやダンスシューズだと足長差オーダーだけでなく、2.5mm刻みの展開もあり、熱心な方はセミオーダーします。
だんだんオーダーの敷居が低くなってきたところに、この価格のキビラ。
なるほど、ヒットする理由がよくわかりました。
パンプス文化の根強い関東なら、なおさらでしょう。
上記理由からオーダーはしませんが、快く試着させていただき、丁寧な接客をしていただいてよかったです。
ただオープン間もないので接客は関東からの応援組でした。
今後行かれる方は留意して下さい。
その後期間限定ではなくエキマルシェ大阪の常設とクラスチェンジしました。