WSでも資料にさせてもらっているんですが、デイリーポータルZって靴ネタが結構あります。
(わたしがそういう目で見ているからか??)
しかも、わたしのように靴やからだの仕組みという理詰めで行かず、好奇心が赴くままに実験をされるので、まじめな実験とは着眼点も計測方法も違っていてとてもおもしろい。

先日UPされたのは、実に貴重な動画付き。
・ 靴ひもがほどける瞬間の貴重な映像です
http://portal.nifty.com/kiji/150131192671_1.htm
決定的瞬間の1コマ

撮影ギミックもさることながら、【このタイミングで靴ひもが解ける】というのを把握していないと、こんな撮影できません。
失敗を重ねた上での決定的瞬間が収められていますが、動画を再生しなくても、なぜ靴ひもが解けたのかを物理っぽく解説してくれています。

解析を踏まえ結び方を変えた結果、
「さっきは20分ほどでほどけたのに対して、こんどは120分ほど持った。6倍である。」
やっぱりほどけてるー!!
そして共感したのは巻末のコメント、
「余談だが、ネットでよく「絶対にほどけない靴ひもの結び方」みたいな動画を見かけるが、何度見ても理解できない。」

わたしもです。
靴ひもの通し方と結び方は、ほんとに色々あります。
ひもの通し方はまだ楽ショーなんですよ、完全平面の世界ですから。
ところが“結び方”になるとダメ。
解説図を見ても、動画を見ても、????
卓球の福原愛ちゃんがやっている結び方動画なんて、ブックマークしてても再生すらしていない。

以前は結び方をプリントアウトして玄関に立て、出かけるたびにうんうん手順通りやっていたのですが、手がどうしても動かないんですよね。
30年以上もこの結び方をして、手が慣習通りに動くため、なかなか新しい結び方を習得できないんです。

わたしの場合はほどけるというより、緩む。
緩むメカニズムは、おそらく最初のチョウチョを造る工程が原因。
デイリーポータルの動画を見て、なんかわたしこの人と同じ気がする。

この部分、わたしのは靴屋さんでやってるちょうちょ結びと明らかに違うので、ハッとしました。
両親もわたしがやる二重かけのちょうちょ結びをみて、
「なんだそれは、どうやって結んでいるんだ?」
と不思議な顔をするのです。
我流ですよ、我流。

そんなわけで先生助けて下さいと、次回3/21(土)の「シューフィッターと語ろう」@まちライブラリーは、靴ひもの機能、ひもの通し方、ひも結びがテーマです。
https://www.facebook.com/events/342720299261593/