あるご縁でお会いするようになった「えむさん」宅に、度々寄らせてもらっています。
えむさんは百貨店などのMDに長く関わられていて、事象や経済の見方がちょっと違うんですよね。
完全に消費者目線でもなく、かといって売る側でもない。
「仕掛ける側」といったイメージでしょうか。
その流れで、とても貴重な靴を見せていただきました。
中のロゴが違う、30年前のダイアナのハイヒールです。ヒール9cm。
外箱のロゴは今と同じ。外箱は別の靴の情報です。
美しいこと!!
うわーもう大興奮ですよ。
30年前の靴とは思えない、存在感。
しっかりしたつくりに、感動。
本気で声を上げてすごいすごいと連呼し、さらに輝くメイドインジャパンの文字。
いまのメイドインジャパンは、途中の工程まで海外、組み立てが日本という方式のものが多いです。
(関税の高い皮革製品にバングラディッシュ製が多いのは、このページに解説されています
・バングラデッシュからの製造輸入 )
観光客向けにやたらめったメイドインジャパンを見かけますが、100%全工程日本のものって、めっちゃ少ない。
でもこのヒールは、ほんとの意味でのメイドインジャパンだと思われる。
全然違うんですよ、その辺の百貨店に並んでいる1万2万クラスのヒールと。
昨年そごう横浜店でのクリエイターズフェアで見た、あのときの感覚を思い出しました。
メイドインジャパンだー! って反応していたら、えむさんは他のお友達はフェラガモに反応してメイドインジャパンのダイアナには見向きもしなかったのに、って。
(フェラガモはもう譲られていて、残っていなかった)
だってフェラガモはビンテージショップなどに行けば実物を見ることができるけれど、30年前の日本製ヒールを見る機会は、そうそうないんです。
なぜなら、手放さないからです。
実際、お手入れをしたら今でもこのヒールは履くことができると思います。
ヒールの高さの点からえむさんは履かれていないのですが、それでも処分しなかったのはやはりこの出来の良さです。
革質の良さ、つくりの良さ。
履いていないのもありますが、がっちがちのカウンター。
土踏まずまでしっかりサポートする安定感、そして、わたしはこの後ダイアナの実店舗でいまのヒールとどう違うのか確認したんです。
真横のライン、足を入れる履き口のところ。
触ると違いがよくわかります。
他にもえむさんは30年前に購入したよいヒールをお持ちでした。
当時の価格で1~2万円のヒールです。
わたしが知らない、いまはもう失われた日本ブランドの靴たち。
注目は、「靴擦れなんてしたことがなかった」と、ふと漏らされた言葉です。
同じことを昨年秋、タンナー工場見学で同乗した折り、寿屋さんも言っていました。(この日記)
寿屋さんは20年前のヒールが現役です。
えむさんは、30年前の靴何足かを基準に同様の靴をいまの百貨店の靴売り場で探したけれど、見つからないと仰っていました。
こうやって実物を目にしてわたしも確信が持てたのですが、今このクラスの靴を買うとなると、価格は3万円~です。
1~2万クラスでは、まずない。
日本のブランドでいうなら、HIROFU。 細いヒール出していませんが。
インポートならティエリーラボタンかなと思います。
thierry rabotin異素材プレーンパンプス4023-400
http://www.shop-ginza-futabaya.com/?pid=57208109
銀座フタバヤオンラインより。
えむさんが大事に持っているパンプスと似たデザイン。
履き口が深く、足を入れると足がしゅっとしてとても綺麗に見え、優しく包んでくれます。
このデザインのパンプスは、日本のドメブラではとんと見ない。
インポート価格の定価が51,840円(税込)、セールで34,560円(税込)。
わたしの予測はイイセン行ってるでしょう、ふふふ。
http://www.shop-ginza-futabaya.com/?pid=57206501
こっちはヒール8センチ。
銀座フタバヤはうめはんに入っています。2013年に一度日記に書きました(こちら)。
でもこのセールアイテムは本店扱い。
もしかしたら取り寄せてくれるかもしれない。
ほかでラボタンの品揃えがいいのは「モネ・テラモト」(過去日記)かな。
えむさんは珍しいことに、ご自分の踵が細いことを自覚されていました。
30年前に購入した靴の足いれ感覚を信頼し、現在の1~2万パンプスを妥協して購入されなかったのが素晴らしいです。
20~30年前のパンプスは、こういうがっちりしたものしかなかったと仰っていました。
その流れが変わったのは、ブティックオーサキのこのパンプスだと思う、と履き口がシャーリングゴムの一足を出されました。
こんなタイプが流行していた記憶はありません。
いま履き口シャーリングのぺたんこシューズがありますが、アレにまんまハイヒールがくっついた形状で、革。
このタイプが大流行し、以降やわらかいパンプスが増えたと思うと。
そして、ダイアナのヒールがすごくいいー! と連呼していたら、勉強会などに使ってくれるならと、譲っていただいたのです。
やったー!!
これはWSの第一部にさっそく使わせていただきます。
また、ほかの靴のお話し会にも持参予定。
貴重な一足、ほんとうにありがとうございます!!
つづきに、外箱の話です。
えむさんは百貨店などのMDに長く関わられていて、事象や経済の見方がちょっと違うんですよね。
完全に消費者目線でもなく、かといって売る側でもない。
「仕掛ける側」といったイメージでしょうか。
30年前の日本製ハイヒール
先日もランチの後にお宅でお話ししていたとき、わたしのブログに書いているあしくつの話に興味を持たれ、えらく盛り上がったのです。その流れで、とても貴重な靴を見せていただきました。
中のロゴが違う、30年前のダイアナのハイヒールです。ヒール9cm。
外箱のロゴは今と同じ。外箱は別の靴の情報です。
美しいこと!!
うわーもう大興奮ですよ。
30年前の靴とは思えない、存在感。
しっかりしたつくりに、感動。
本気で声を上げてすごいすごいと連呼し、さらに輝くメイドインジャパンの文字。
いまのメイドインジャパンは、途中の工程まで海外、組み立てが日本という方式のものが多いです。
(関税の高い皮革製品にバングラディッシュ製が多いのは、このページに解説されています
・バングラデッシュからの製造輸入 )
観光客向けにやたらめったメイドインジャパンを見かけますが、100%全工程日本のものって、めっちゃ少ない。
でもこのヒールは、ほんとの意味でのメイドインジャパンだと思われる。
全然違うんですよ、その辺の百貨店に並んでいる1万2万クラスのヒールと。
昨年そごう横浜店でのクリエイターズフェアで見た、あのときの感覚を思い出しました。
メイドインジャパンだー! って反応していたら、えむさんは他のお友達はフェラガモに反応してメイドインジャパンのダイアナには見向きもしなかったのに、って。
(フェラガモはもう譲られていて、残っていなかった)
だってフェラガモはビンテージショップなどに行けば実物を見ることができるけれど、30年前の日本製ヒールを見る機会は、そうそうないんです。
なぜなら、手放さないからです。
実際、お手入れをしたら今でもこのヒールは履くことができると思います。
ヒールの高さの点からえむさんは履かれていないのですが、それでも処分しなかったのはやはりこの出来の良さです。
革質の良さ、つくりの良さ。
履いていないのもありますが、がっちがちのカウンター。
土踏まずまでしっかりサポートする安定感、そして、わたしはこの後ダイアナの実店舗でいまのヒールとどう違うのか確認したんです。
いまの売り場で同じものを探すには
買ってもいないダイアナのいまのヒールの違いを指摘するのはちょっと営業妨害じみているため、これはmixiのみにして、こっちでは伏せます。真横のライン、足を入れる履き口のところ。
触ると違いがよくわかります。
他にもえむさんは30年前に購入したよいヒールをお持ちでした。
当時の価格で1~2万円のヒールです。
わたしが知らない、いまはもう失われた日本ブランドの靴たち。
注目は、「靴擦れなんてしたことがなかった」と、ふと漏らされた言葉です。
同じことを昨年秋、タンナー工場見学で同乗した折り、寿屋さんも言っていました。(この日記)
寿屋さんは20年前のヒールが現役です。
えむさんは、30年前の靴何足かを基準に同様の靴をいまの百貨店の靴売り場で探したけれど、見つからないと仰っていました。
こうやって実物を目にしてわたしも確信が持てたのですが、今このクラスの靴を買うとなると、価格は3万円~です。
1~2万クラスでは、まずない。
日本のブランドでいうなら、HIROFU。 細いヒール出していませんが。
インポートならティエリーラボタンかなと思います。
thierry rabotin異素材プレーンパンプス4023-400
http://
銀座フタバヤオンラインより。
えむさんが大事に持っているパンプスと似たデザイン。
履き口が深く、足を入れると足がしゅっとしてとても綺麗に見え、優しく包んでくれます。
このデザインのパンプスは、日本のドメブラではとんと見ない。
インポート価格の定価が51,840円(税込)、セールで34,560円(税込)。
わたしの予測はイイセン行ってるでしょう、ふふふ。
http://
こっちはヒール8センチ。
銀座フタバヤはうめはんに入っています。2013年に一度日記に書きました(こちら)。
でもこのセールアイテムは本店扱い。
もしかしたら取り寄せてくれるかもしれない。
ほかでラボタンの品揃えがいいのは「モネ・テラモト」(過去日記)かな。
えむさんは珍しいことに、ご自分の踵が細いことを自覚されていました。
30年前に購入した靴の足いれ感覚を信頼し、現在の1~2万パンプスを妥協して購入されなかったのが素晴らしいです。
20~30年前のパンプスは、こういうがっちりしたものしかなかったと仰っていました。
その流れが変わったのは、ブティックオーサキのこのパンプスだと思う、と履き口がシャーリングゴムの一足を出されました。
こんなタイプが流行していた記憶はありません。
いま履き口シャーリングのぺたんこシューズがありますが、アレにまんまハイヒールがくっついた形状で、革。
このタイプが大流行し、以降やわらかいパンプスが増えたと思うと。
活用させていただきます!
わたしは靴の製造や流通については詳しくないし、さらに20~30年前の消費生活はさすがに自分で選んでいることが少ない子供時代ですから、えむさんのお話しはなにもかもおもしろかったです。そして、ダイアナのヒールがすごくいいー! と連呼していたら、勉強会などに使ってくれるならと、譲っていただいたのです。
やったー!!
これはWSの第一部にさっそく使わせていただきます。
また、ほかの靴のお話し会にも持参予定。
貴重な一足、ほんとうにありがとうございます!!
つづきに、外箱の話です。