っと温めていたネタです。
今年の5月にサイバーエージェントの藤田社長がブログにこんなことをポストされました。

・ネットは丸裸メディア
http://ameblo.jp/shibuya/entry-11850074176.html


「「ネットでは性格悪いけど、実際会うといい人いるじゃないですか」
「逆に、ネットでいい人そうに見えるけど、
 実際には悪どい人もいますよね」
と話すプロデューサーに対して、
「それは絶対にないよ」
と断言しました。」

こんな会話をしたことがないので、おもしろい出だしだなと思ったんです。
どういう業務に関わっているのかで体験の有無が影響するでしょうけど、わたし自身いろんなサイトを見てきて、
「なんかピンとこないサイト」
っていうのはあります。

WEBの表す人格と相性

靴にしてもお洒落ネタにしても、WEBサイトはたくさんあるのに、なぜごく一部の方のサイトに通うのか。
新規開拓しようと読者数も多くコメント欄が賑やかなサイトを購読してみても、やっぱりピンとこなくて購読を外すサイトもたくさんある。
お店のWEBサイトもリアル店舗も知っているのに、店員さんにも声をかけられるのに、どうも入る気がしないお店。
これは、最初にWEBサイトでピンとこないという共通点があります。

すごく綺麗なサイトだけど、実店舗これ? ていうのもあるし、サイトの美麗さや語彙の豊富さはある程度テンプレートと計算でできるから、それが客足に繋がるかというと、そうとも限らないんです。
自分が好きなジャンルであれば、この感覚は鋭敏に働きます。

ピンとこないこの現象、「相性が合わない」と表現しています。
「なぜなのか」を探すのが好きなので相性が合わない理由も大体見当つきますが、理由がなくても、ピンとこない感覚は大事にした方がいいです。

藤田社長の仰るとおり、「ネットは丸裸のメディア」であって、たとえ匿名でやろうと、「バレないつもり」でネガティブなコメントをつけようと、それは紛れもなく“自分”だなと、ひしひしと感じます。

おなじみ永江さんは、
・ネットには個人の本性が現れることと読み取る技術について
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=12575

読み取る技術(テクニック)があるよと解説されています。
この言葉を借りるなら、好きなジャンルは有益無益含むいろんな経験値を積んでいるから、WEBサイトだけ見てもピンと来るのでしょう。

文章の長さや上手下手、専門性の問題ではありません。
ネットは丸裸で飾ることができない。
だからこそ、お目にかかったことがない方でも、ピンと来たら書きたくなるし、さっさと行ってみたくなるのです。

誰でもユーザーリテラシーは養える

なーんてえらそうに書いていますが、今年は二度ほど「底」を見たんです。
底は現在も進行中。だけど見えてくることがあります。
藤田社長のような経験はなくても、自分がこれまで体験していない「底」を覗いたことによって、以前の自分の状態が揺れ揺れだったなとよくわかりました。

揺れているときは、セミナーの案内がみんな自分に向かって発信されているように感じました。
セミナー主催者ではなく、文言しか見ていなかったので、大きな落胆を得たのですが、お陰様でわかったこともたくさんあったのです。(そう思わなやっとれんわい)

いまこの藤田社長のブログを読み返して、最初に読んだときとはまた違った感覚でした。
社長にはほんとに丸裸に見えていて、そう見えない人がどんなフィルター状態なのか、それも見えているのでしょう。

現在、インターネットにスマホで気楽につながれちゃう分、ユーザーリテラシーがほんとに必要です。
ユーザーリテラシーについては、こちらに。

・Web業界黒歴史を少し続けてみる
http://netcraft.hatenablog.com/entry/20141206/1417871557

自由診療の広告の話から。
ちょっと意識して見方を変えるだけで、違うものに見えるようになります。

というわけで、今年何人かの方に
「ブログ(メール)の印象そのままだ」
というお言葉をいただいたのは、ほめ言葉だと受け取っています(^-^)

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