とうとうこういうお店ができたと思いました。
11月に銀座にオープンした、足と靴のフィッティング専門店「My Foot Station」についてです。
http://www.myfoot.jp/
ほかに靴を売らないフィッティングと調整専門のお店は、新宿にある
・シューフィット神戸屋
http://www.koubeya.co.jp/
こちらのみだと思います。
シューフィット神戸屋の沿革は、神戸の老舗靴店です。
店主西村さんの奥さんのご実家。
靴小売りを完全に切り離し、調整専門店として新宿で再スタートしていますが、おおもとは靴屋さん。
それに対してMy Foot Stationは、大阪の技術会社(といえばいいのかしら)です。
●フルオーダー、パターンオーダー
●量販(通販含む)
既存のこれまでの靴販売に、新しい第三の靴屋だと思います。
そして、調整こそあしくつ両方の知識がないとできないため、新規参入のハードルは高い。
そもそも、本来の靴と売り場でのフィッティングがマッチしていたら、このような商売は必要ないはずです。
FaceBookページには調整に持ち込まれた靴がいくつがありますが、
https://www.facebook.com/myfootstation
場所柄ハイブランドのものが多いです。
わざわざお金をかけて調整するぐらいですから、安いつくりの靴ではありません。
持ち込まれたブランド名を見て、メーカーは、売り場にお客さんが帰ってこないのはなぜなのか、一考する必要があると思います。
小さな動きですが、これは靴後進国日本の現状にふさわしい、そしてある意味とても日本人らしい動きだと感じます。
ですが、「功罪相半ばする」として、日本人らしい面の具現化にもみえます。
フィッティング調整に際し、3D計測機を導入している点です。
わたしはこれまで3D計測は、アシックスの機械で残念な経験をしているため全く重きを置いていません。
2012年、アシックスでの計測。この計測についての日記はこちら
機械で測ってポンでうまくいくなら、苦労はない。
しかし、計測だけでなく最終的には人の手で調整をしています。
調整の練度はその人によるものがもちろん多いのですが、ある程度の水準にスタッフが教育できるのであれば、このお店はチェーン展開できます。
すでにFBページには、リクエストコメントが寄せられています。
最初は1号店の銀座のように、
「お金を払ってでも調整をしたい」
客層地域に出店でしょう。
でも、実は隠れたニーズがあるのは、靴屋がない地域です。
地方の靴屋さんのブログをよく読んでいますが、どんどんつぶれていくのです。
いい靴をそろえている個人商店がなくなり、この地域の人はどこで靴を買うのかというと、イオンなど大型スーパー。
そして、通販です。
もし地方在住で、My Foot Station のような調整店ができたならば、ロコンドなどで片っ端から靴をオーダーします。
いけそうな靴だけお店に持ち込んで、調整。
へたしたら、全部持ち込んでお店の人にいけそうな靴を選んでもらうかもしれない。
ハズレの靴はじゃんじゃん返品。
中敷きで調整できる靴と、そうでない靴があるので、このとき、なぜこの靴はハズレなのかをお店の人が説明してくれたら、靴に対する知識も深まるでしょう(期待しすぎか)。
現実的に「店頭にないサイズ」「そもそも店頭がない」という切羽詰まった方がいてすべてに対応しきれないなら、通販+中敷き調整のコンボも十分ありだと思うのです。
しかし、「どうせ調整するから」といい加減な靴販売の姿勢は、断固ペナルティ。
調整は、靴ありきです。これは外せません。
<後編に続く>
むかしは【中敷き】といえば、オドイーターしかなかったのに。
11月に銀座にオープンした、足と靴のフィッティング専門店「My Foot Station」についてです。
●第三の靴屋
・My Foot Stationhttp://
ほかに靴を売らないフィッティングと調整専門のお店は、新宿にある
・シューフィット神戸屋
http://
こちらのみだと思います。
シューフィット神戸屋の沿革は、神戸の老舗靴店です。
店主西村さんの奥さんのご実家。
靴小売りを完全に切り離し、調整専門店として新宿で再スタートしていますが、おおもとは靴屋さん。
それに対してMy Foot Stationは、大阪の技術会社(といえばいいのかしら)です。
●フルオーダー、パターンオーダー
●量販(通販含む)
既存のこれまでの靴販売に、新しい第三の靴屋だと思います。
そして、調整こそあしくつ両方の知識がないとできないため、新規参入のハードルは高い。
そもそも、本来の靴と売り場でのフィッティングがマッチしていたら、このような商売は必要ないはずです。
FaceBookページには調整に持ち込まれた靴がいくつがありますが、
https:/
場所柄ハイブランドのものが多いです。
わざわざお金をかけて調整するぐらいですから、安いつくりの靴ではありません。
持ち込まれたブランド名を見て、メーカーは、売り場にお客さんが帰ってこないのはなぜなのか、一考する必要があると思います。
小さな動きですが、これは靴後進国日本の現状にふさわしい、そしてある意味とても日本人らしい動きだと感じます。
●功罪相半ばする点
第三の靴屋は、日本の靴業界に対するレッドカード。ですが、「功罪相半ばする」として、日本人らしい面の具現化にもみえます。
フィッティング調整に際し、3D計測機を導入している点です。
わたしはこれまで3D計測は、アシックスの機械で残念な経験をしているため全く重きを置いていません。
2012年、アシックスでの計測。この計測についての日記はこちら
機械で測ってポンでうまくいくなら、苦労はない。
しかし、計測だけでなく最終的には人の手で調整をしています。
調整の練度はその人によるものがもちろん多いのですが、ある程度の水準にスタッフが教育できるのであれば、このお店はチェーン展開できます。
すでにFBページには、リクエストコメントが寄せられています。
最初は1号店の銀座のように、
「お金を払ってでも調整をしたい」
客層地域に出店でしょう。
でも、実は隠れたニーズがあるのは、靴屋がない地域です。
地方の靴屋さんのブログをよく読んでいますが、どんどんつぶれていくのです。
いい靴をそろえている個人商店がなくなり、この地域の人はどこで靴を買うのかというと、イオンなど大型スーパー。
そして、通販です。
もし地方在住で、My Foot Station のような調整店ができたならば、ロコンドなどで片っ端から靴をオーダーします。
いけそうな靴だけお店に持ち込んで、調整。
へたしたら、全部持ち込んでお店の人にいけそうな靴を選んでもらうかもしれない。
ハズレの靴はじゃんじゃん返品。
中敷きで調整できる靴と、そうでない靴があるので、このとき、なぜこの靴はハズレなのかをお店の人が説明してくれたら、靴に対する知識も深まるでしょう(期待しすぎか)。
現実的に「店頭にないサイズ」「そもそも店頭がない」という切羽詰まった方がいてすべてに対応しきれないなら、通販+中敷き調整のコンボも十分ありだと思うのです。
しかし、「どうせ調整するから」といい加減な靴販売の姿勢は、断固ペナルティ。
調整は、靴ありきです。これは外せません。
<後編に続く>
むかしは【中敷き】といえば、オドイーターしかなかったのに。