前半の、たつの市皮革フェアについてはこちら。
ここからは後半、タンナー見学です。
たつの市から車で30分ぐらい? 次の目的地は姫路の御着(ごちゃく)エリアです。
御着といえば、大河ドラマ「軍師官兵衛」の前半に頻出していた「御着の殿:小寺氏/片岡鶴太郎」です。
JR御着駅の近くには、御着城跡の案内もあります。
この御着エリアが実はタンナー地域だというのは、今回のツアーで初めて知りました。
周辺を見ると、大きな敷地がぼこっと空き地になっています。
廃業したタンナーの跡地かも。
村木さんが事前に下見に行かれたレポートがあります。
http://ccrui.sakura.ne.jp/kawabiyori/archives/922
体格のいい社長さんがお出迎えしてくれました。
お若いんです、びっくり。
平日は操業で忙しく、むしろ土曜の方がいいということでしたが、この期間はたつの市皮革フェアがあり、皮革関係者はみなあっちに行っているんですよ。
しかも「5~6人かと思った」ら、総勢20人ほどの大所帯だし。
工場内を進んでいるとき、あしもと気をつけて下さいね~と。
ツアーの注意事項に「汚れてもいい靴」とあったのですが、わたしはてっきり染料や薬品による汚染対策だと思っていたのです。
しかし、歩いてみて、水気だと気がつきました。
いたるところに側溝があります。
ヒールだとグレーチング(側溝の蓋)にひっかかるんだわ。
側溝以外にも転々と水たまりがあります。
なめしには大量の水が必要なのがよくわかりました。
でも工場は開け放されていて、風通しがよいです。
これ、冬は寒く夏は大変だろうと思いました。
社長が革の話をして下さいます。
実はたつの市皮革フェアでもらった兵皮連(ひょうひれん)の「ひょうご皮革物語」パンフレットがすごくよい資料で、移動中ざっと目を通したのが思いがけず予習復習になったんです。
左のパンフレット
社長さんの話を聞きながら、ちまちま書き込む。
こちらの工場には、巨大ドラムによるなめしもタンニンピット槽によるなめしもできる設備が整っていて、今回はドラムを見せてもらいました。
ドラムなめしは文字通り、でっかいドラムに原料を入れてごんごん洗濯機のように回します。
こちらのドラムは巨大で、二階部分の高さにぱかっと投入用の穴が空いています。
そしてこのドラム、木材でできています。
イタリア製です。
ドラムの種類としてステンレス製もありますが、耐久性が木材の方がよく、それと冬場の保温の面からでも木材ドラムの方が優れているそうです。
革も生き物だから、やっぱり木の方が相性いいんだろうなと思いました。
それにしても巨大です。これどうやってイタリアから運搬したんだろう。
港からは自衛隊の特殊車両運搬のように、深夜にごんごん運んだのかしら。
こちらはこぶりの日本製ドラム。それでもわたしの身長より大きい。
日本製の木製ドラムだと、スギやヒノキからできているそうです。
中には半分水が残っています。タイマーでごろんと回っている。
真っ暗なので、加工しました。
ダボといわれる白い棒が飛び出しているのがわかります。
洗濯機内に棒が突き出しているイメージ。
ドラムが並ぶ様子は、産業革命のよう。
(この日のわたし内流行語:産業革命)
薬品がいっぱいあります。
工程で必要な薬品の量は、季節や温度で変わってきます。
化学も物理も苦手なわたし、おまけに細腕ときては、とてもタンナーになれそうにない…
まだまだ続く
ここからは後半、タンナー見学です。
たつの市から車で30分ぐらい? 次の目的地は姫路の御着(ごちゃく)エリアです。
御着といえば、大河ドラマ「軍師官兵衛」の前半に頻出していた「御着の殿:小寺氏/片岡鶴太郎」です。
JR御着駅の近くには、御着城跡の案内もあります。
この御着エリアが実はタンナー地域だというのは、今回のツアーで初めて知りました。
周辺を見ると、大きな敷地がぼこっと空き地になっています。
廃業したタンナーの跡地かも。
村木さんが事前に下見に行かれたレポートがあります。
http://
タンナーオオヤさん、あしもと注意
土曜日だというのに、工場見学を受けて下さったオオヤさん、ありがとうございます!体格のいい社長さんがお出迎えしてくれました。
お若いんです、びっくり。
平日は操業で忙しく、むしろ土曜の方がいいということでしたが、この期間はたつの市皮革フェアがあり、皮革関係者はみなあっちに行っているんですよ。
しかも「5~6人かと思った」ら、総勢20人ほどの大所帯だし。
工場内を進んでいるとき、あしもと気をつけて下さいね~と。
ツアーの注意事項に「汚れてもいい靴」とあったのですが、わたしはてっきり染料や薬品による汚染対策だと思っていたのです。
しかし、歩いてみて、水気だと気がつきました。
いたるところに側溝があります。
ヒールだとグレーチング(側溝の蓋)にひっかかるんだわ。
側溝以外にも転々と水たまりがあります。
なめしには大量の水が必要なのがよくわかりました。
でも工場は開け放されていて、風通しがよいです。
これ、冬は寒く夏は大変だろうと思いました。
革のできるまで
社長が革の話をして下さいます。
実はたつの市皮革フェアでもらった兵皮連(ひょうひれん)の「ひょうご皮革物語」パンフレットがすごくよい資料で、移動中ざっと目を通したのが思いがけず予習復習になったんです。
左のパンフレット
社長さんの話を聞きながら、ちまちま書き込む。
こちらの工場には、巨大ドラムによるなめしもタンニンピット槽によるなめしもできる設備が整っていて、今回はドラムを見せてもらいました。
ドラムなめしは文字通り、でっかいドラムに原料を入れてごんごん洗濯機のように回します。
こちらのドラムは巨大で、二階部分の高さにぱかっと投入用の穴が空いています。
そしてこのドラム、木材でできています。
イタリア製です。
ドラムの種類としてステンレス製もありますが、耐久性が木材の方がよく、それと冬場の保温の面からでも木材ドラムの方が優れているそうです。
革も生き物だから、やっぱり木の方が相性いいんだろうなと思いました。
それにしても巨大です。これどうやってイタリアから運搬したんだろう。
港からは自衛隊の特殊車両運搬のように、深夜にごんごん運んだのかしら。
こちらはこぶりの日本製ドラム。それでもわたしの身長より大きい。
日本製の木製ドラムだと、スギやヒノキからできているそうです。
中には半分水が残っています。タイマーでごろんと回っている。
真っ暗なので、加工しました。
ダボといわれる白い棒が飛び出しているのがわかります。
洗濯機内に棒が突き出しているイメージ。
ドラムが並ぶ様子は、産業革命のよう。
(この日のわたし内流行語:産業革命)
薬品がいっぱいあります。
工程で必要な薬品の量は、季節や温度で変わってきます。
化学も物理も苦手なわたし、おまけに細腕ときては、とてもタンナーになれそうにない…
まだまだ続く