履き方の提案をする
林さん自身もヒール靴の販売時は「二時間まで」とか、履き替えを提唱されています。わたしもパーティー会場まではひも靴、直前でヒールに履き替えます。
タルタルガパンプスの履きならしをしていたときは、会社内だけで履いていました。
そしたらいま、まさにウォークビズっていうのがあるんですね。
地下一階婦人靴売り場の一角。
文言のUP。
紳士靴売り場にはちょっと違うことが書かれていました。
こちらの案内は8月の終わりから打ち出したばかりだそうです。
そくぷろさんでも「スニーカー通勤始めました」という記事が上がっています。
http://
その効果についてなどは
「足が痛くないと善行が積めるようになる(かも?」
http://
履き替えを提案すると「二足売ろうとしてー!」なんてとらえる方もいますが、あしのことを考えたらこれは至極まっとうな提案なのです。
靴は履く場所によって種類が変わるので、同じタイプを二足薦めてくるのとはちょっと意図が違います。
百貨店側からこういう打ち出しをしているのを初めて見ました。
どこでもこの履き替えが定着したらと、願います。
買い手に寄り添う
やー長かったですね!とにかく慣れ親しんだ関西の売り場とは全然違っていて、どこを見てもおもしろかったです。
関東の方には当たり前すぎて「なにが?」かもしれないですが、わたしはここまで買い手に寄り添った売り場は見たことがなかったですよ。
林さんのフィッティングは、サイズ計測をきっちりするときももちろんあります。
しかし百貨店という売り場の特性から、予約なしで普通に買い物に来る方、計測なしで痛くないゆるくない靴がさくっとほしい方など、いろいろな方が来られます。
その方の希望にできるだけ近いものを、という接客姿勢です。
あと、売られている靴自体がJIS規格に沿って作られていないことが多いため、計測をしても正確なフィッティングはできません。
計測だけに頼らず、なによりその方のあしにあわせることをずっとずっと心がけているからこそ、奥深い靴選びをされることになったんだと思います。
わたしはいち買い手ですが、その姿勢や接客の有り様、売り場におられる販売員の方、生き生きした売り場に、
『そうだ、靴って本来は、行きたい場所に運んでくれる素敵な道具のはずだったのに』
と思い出させてもらいました。
はるばる行ってみて良かったです。
靴選びの楽しさを、ずっと忘れていました。
そして写真撮影と日記に書くことの許可、お時間を割いてくださり、ほんとうにありがとうございました。
関東に行く機会があれば、是非立ち寄ってみてほしいです。
もし、わたしの日記をきっかけにどこかのシューフィッターさんとやりとりしてみたいと思われたら、こちらの「シューフィッターが語る足と靴【共有ブログ】」内にある
「シューフィッターからのお願い」①~⑩を一度読んでみてください。
林さんが書かれたのではないですが、とても参考になります。
わたしは現在⑥の「足慣らし」の最中です(^-^)
なお、シューフィッター資格をあえてとらずに靴専門店で実直なフィッティングをしている方もおられます。
HPなどに「ご予約の方優先」と書かれているのが目安です。
そういうお店に足を運んでみる際も、上記ブログは参考になります。
締めくくりはドクターイエロー
大満足で福福とした横浜からの帰り、新幹線でドクターイエローにすれ違いました。あっという間で、
「なんか黄色い(一部青い)の通っていったー!!」
と、ひとり心のなかで叫びましたよ。
一度見たことはありますが、すれ違ったのは初めてです。
いいオチがついたところで横浜旅行記、終わり