売り場内の文字情報
地下一階の売り場に立ってみて、とにかくコンサバという印象を受けました。品揃えが徹底してコンサバ。
コンフォートとウォーキング系がすごく少ない。
これは、すぐ近くに横浜タカシマヤがあるのも影響しています。
タカシマヤの靴売り場にも足を運んだところ、マップで見たブランド名で想像はつきましたが、年齢層高め。
明らかにすみ分けがあります。
同じもの売っても意味ないですしね。
もう一つ感じたコンサバ感は、売り場の文字情報の少なさです。
ブランド名やサイズの数字がほとんど目につきません。
関西圏の人にしか通じませんが、擬人化してみるとこんな感じです。
■阪神百貨店
「わたしの名前は○○、
コンフォートだけどトレンド感がウリです!」
「わたしは3E!!」
「こういうインソールを入れています!(図解つき)」
「歩きやすいですよ!」
「軽いですよ!」
めっちゃにぎやか。
文字情報満載で、その靴の特徴を「見てー!見てー!」とアピールしまくっています。
■阪急うめだ店
「…あら、気がついちゃった?
フフ、そう、わたし実はサイズ○まであるのよ、ウフフ」
とすごい静か。ささやき声。
■大丸うめだ店
阪神と阪急のちょうど中間キャラです。
同じく善し悪しを判じたいのではなく、近接しているため、こうなるのでしょう。
特に阪神阪急は合併後、売り場の品揃えは「ふたつでひとつ」的になっています。
距離感が近いのは阪神、大丸、阪急の順番ですが、これは関西人だからかな。
関東の方だと、文字の洪水にぎゃーってなるかもしれない。
わたしの周りには、うめだなら大丸が品揃えがちょうど良くて買い物しやすいという声が多いです。
わたし自身は靴だけ見ると、まんべんなく買い物しています。
そごう横浜店の靴売り場は、棚の間も広く、文字情報もオリジナルブランドについてだけ特化しているけれど、全体的に静かです。
おもしろいですねー
隠す数字、出す数字
地下一階の婦人靴売り場すぐにある、このご案内。
「靴のお悩みご相談ください」というざっくりした表現ではなく、具体的です。
さらに
よく見ると、担当者名に直通電話番号が記載されています。
※2016年8月追記
この写真の土屋さんは2016年7月で、そごう横浜店美名誂靴ショップを退店しています。
過去ログとしてご覧下さい。
わたしは以前ある百貨店のシューフィッターさんに予約を入れる際、代表番号から繋いでもらいました。
予約を取ってから今後のことを考えて、売り場の直通番号を聞いたのですが、断られたのです。
正直「えっ」っとしょんぼりしたので、こうやって直通番号を出されていることに驚きました。
リピートを考えると、当然直通番号につながる方が助かります。
もういっこの数字。
それは在庫数です。
店頭に出されている片足には、値札の裏にサイズごとの在庫数が書かれています。
□のマス目が並んでいて、在庫があれば「○」なかったり売れたら「/」ってなっています。
大丸と松坂屋が合併したとき、靴売り場の特集で松坂屋はこの方式を導入していなくて、在庫の確認のたびににえんやこらとバックヤードを往復していました。
大丸はその場で在庫を確認できるこのシステムだったので、こんなに時間短縮できますよ的な内容だったので印象深いです。
そごう横浜店にて何気なく手に取った靴の値札をひっくり返したら、ない!
サイズの在庫数がわからない。
どうやって在庫の有無を確認しているのか。
在庫の数を買い手である私たちが確認できるのは、メリットとデメリットがあります。
メリットとしては、サイズがなければ店員さんを呼ぶまでもなくスルーする。時間短縮です。
デメリットとしては、自分が思っているサイズじゃなくてもあう可能性があるのを、捨ててしまうことです。
これは自分が思い込んでいるサイズと足の実寸の差異があるケース。
それと、靴自体がJIS規格に沿って作られていないことが多いからです。
ついついここをチェックしがちですが、サイズを出してもらう際は前後の在庫も出してもらうのがほんとはベストです。
サイズの在庫数を見せないのは、単にこれまでの流れなのかもしれませんが、個人の思い込みでの買い物を防ぐような意味があるのかも。
というのは、穿ちすぎですかね-!
最後と言いつつ、もういっこあります。こちらへ