このレポート、カテゴリに迷います。
あしくつでもあるし、おしゃれでもあるし、宿泊込みだから旅行記でもある。
でも観光要素はなくきっかけが靴なので、靴ベースにします。

あれよあれよという間に9月の横浜行きです。
そもそものきっかけは、6月の朝日新聞に掲載されたパンプス選びの記事でした。
http://nuinui358.dreamlog.jp/archives/38459862.html

林さんがブログにメッセージをくださり、一読して売り場に来られるお客様への真摯な姿勢がそのまま透けて見えたので、すぐさま訂正を入れました。
そして、即、横浜に行こうと決めたのです。
結果的に9月になったのですが、ロルフィングの完了と、9月のクリエイターズフェアのタイミングに合ったので、ベストマッチだったと思います。

横浜行きの目的

・そごう横浜店 上級シューフィッター 林美樹(はやし・みき)さんにお会いすること

・そごう横浜店オリジナル ハイブリッドパンプスを試着すること
【総合】売れ続けるハイブリッド・パンプス (繊研プラス)
http://www.senken.co.jp/news/highheel-hybrid-pumps/

・9/2~15のクリエイターズフェア

クリエイターズフェアと聞いて、最初は百貨店内でよくあるハンドメイド作家が寄り集まったイベントを想像しました。
例を挙げると阪急うめだ店。
通りかかる程度ですが、ああいう手作り雑貨はナチュラルテイストが強く、
「かわいいんだけど、わたしには合わない」
のです。
衣服の場合はズドンとしたラインで、言葉悪いけどもっさり系。
上品にいうと、森ガール?

この前の型紙勉強会でも感じましたが、身につけるものは型紙の美しさで決まります。
ハンドメイドだからいい材料を使っているのは当たり前。
ならばどこで勝負するのか。

・オリジナル(個性)に特化する
・美しさに特化する

この辺だと思います。
思わず手に取りたくなるものは、材料の良さよりも、ここです。
さらに今回クリエイターズフェアを体験してみて、追加します。

・アイテムを見て誰かが思い浮かぶ
・合わせたい服がイメージできる

など、「使用シーンが浮かぶ、イマジネーションを刺激されるか」、つまり「実用」です。
わたしは通常買い物はハンティングスタイル(目的先行)ですが、目的より先に実用シーンが浮かぶ、これは作り手の感性がもろに反映するハンドメイドならではだと思います。

林さんは、まさかわたしがこういうイメージを持っているとは露とも知りません。
その上でなぜ興味を持ったのかというと、出店されるメンバーは林さんが中心になって見つけ、面接を通った方たちだからです。
これはおもしろいと思いました。
それにこれまでこういったフェアにそもそも足を運ばないからクリエイターが作った靴とは縁がありません。
たぶん、大阪では靴に特化したこういうやり方はなかったと思います。

わたしが知っている関西皮革イベントで最大手は、「Japan Leather Award 」かと思います。
http://award.jlia.or.jp/2014/guideline/feature.html
主催が関西企業というわけではない。
これはあくまでコンペで、たとえば受賞者の上位が集まっての受注会的なものは見受けられません。
百貨店側は場所貸しっぽい印象です。コンペだし。
それ以外は2012年にたまたま行った大阪府の皮革イベント(関連日記)、かな。

しかしクリエイターズフェアは、場所貸しにとどまらず若手の育成という主眼が第一。
それを百貨店でやるというのがおもしろいじゃないですか。
なんで大阪ではこういうイベントがないんだろう。
その謎は、行ってみてわかりました。

では、スタートです。
大阪から横浜への移動中についてはこちら

そんなんいらんという方は、いきなりそごう横浜店へ
 →クリエイターズフェアはこちら
 →林さんのフィッティングはこちら
 →婦人靴、こども靴売り場についてはこちら

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