大阪難波~大国町にかけて皮革やクラフト道具など扱うお店が集中しています。
レザークラフトフェニックス
http://l-phoenix.jp/
はその名の通りレザー材料や道具を扱うお店で、同じビル内ではレザークラフト教室や勉強会が開催されています。
靴づくり教室もあり、関連しているNPO法人シューネクストブログは以前から読んでいました。
・シューネクスト旧ブログ(レポートがとてもよいので更新停止していますが、貼っときます)
http://shownext.sblo.jp/
・現ブログ( WordPressで今風に)
http://ccrui.sakura.ne.jp/next/
今回初めてこちらのお勉強会に参加してみましたよ。
23日の大木さん、24日の「本日は革日和♪」と続けて靴の勉強をしたので、内容が混在しているかも。
http://l-phoenix.jp/blog/archives/857
わたしが参加したのは、木型から型紙を作る二つの実演です。
講師は上田安子服飾専門学校靴講師、古瀬勝一(ふるせ よしかず)先生。
強そうなお名前です。
先日の8/4ドイツ靴文化論でも、遠目にお姿拝見しています。
あの時と同じ、白い作業着を着用されています。
工芸高校風にいうと、ブルース。
経歴が多彩で、学校の先生をされているだけあって、年齢不詳な外見をされています(褒め言葉)。
受講者は9名。
靴小売り、メーカーさんなどにちゃっかり紛れて、一般人のわたし。
受講は誰でもできる、オープンな講座です。
お値段もリーズナブルで、ありがたや~
上記募集ページ画像より。
足の甲部分を覆う羽根のつきかたが、内羽根と外羽根の靴で違います。
比較はこちらを参考に。
http://www.chiyodagrp.co.jp/shoesbreak-ver4/balmoral_blucher/
どっちのタイプの靴も持っていますが、断然履きやすいのは外羽根です。
でも内羽根はシュッとしてて、エレガントなんですよね~
わたしはあまり長時間履かないときだけ、内羽根で登板します。
木型二種。
左は外羽根で使う短靴用ラスト、右はトップイン(でいいんかな、履き口にあたるところ)が一回り広い、ブーツ用(長靴用)の木型です。
大木塾と同じくここでもあしの骨格模型が登場です。
ニーハイ編は膝関節に関わるため、太股からあし一本分の模型も登場。
木型には足の骨格の凸部分が書き込まれていて、そこに革の重なりや縫い目が当たらないよう型紙を起こさないといけない。
骨のことを考えず自由気ままに起こすと、履けない靴が出来上がります。皮革の無駄遣いですな。
古瀬先生に、「“木型”をなぜラストというのか知っていますか?」と問われました。
…そういえばそうです。
なんで「フットなんとか」や「ウッドなんとか」じゃないんだろう。
木型(ラスト)は人のあしを元に作られたもので、これが「最終」ではなく、
「靴の良し悪しは最終的に木型で決まる」
という意味で、ラスト。
へー!!!!!
先生は若い生徒さんに教える立場でもあるので、言葉の意味や使い方をきちんと理解した上で使い分けられています。
骨格を理解していないと、靴は作れない。
そして木型を理解していないと、靴も理解できない。
売り場でなぜこの靴が売れないのかを分析するには、骨格そして製靴の知識がないといつまでたっても「解」がでないというわけです。
シューフィッター資格の条件として、製靴の経験があればいいのに。
シューフィッターでなくとも、製靴経験のある方がお店にいるかいないのかわかるだけでも、全然違うと思います。
資格より経験。
フィッティングについては、ヒールのある木型は踵がヒール分ちゃんと浮いて作られています。
しかし店頭では平地計測。
ヒールの高さ分踵を上げて計測していないので、平地計測の数値ではヒールのフィッティングが合わないのも当然。
言われてみればそうだー!
より詳しくは、大木さんのブログに古瀬先生の解説が掲載されています。
http://shoefitter.seesaa.net/article/403539482.html
そして木型の足囲と踵から逆算すると、その木型で作られた靴を履ける人の実寸もわかります。
でも、売り場にある靴がどんな木型で作られているのか、そうそうわからない~~(;△;)
靴メーカーだって木型の公開なんて当然してくれないです。
いずれにせよ木型と型紙の勉強は、フィッティングにつながるのです。
その②へ
レザークラフトフェニックス
http://
はその名の通りレザー材料や道具を扱うお店で、同じビル内ではレザークラフト教室や勉強会が開催されています。
靴づくり教室もあり、関連しているNPO法人シューネクストブログは以前から読んでいました。
・シューネクスト旧ブログ(レポートがとてもよいので更新停止していますが、貼っときます)
http://
・現ブログ( WordPressで今風に)
http://
今回初めてこちらのお勉強会に参加してみましたよ。
23日の大木さん、24日の「本日は革日和♪」と続けて靴の勉強をしたので、内容が混在しているかも。
靴木型から型紙を作る実演を見る
【本日は革日和♪ 靴木型から型紙を作る実演を見る×2+靴工場長による靴業界セミナー】http://
わたしが参加したのは、木型から型紙を作る二つの実演です。
講師は上田安子服飾専門学校靴講師、古瀬勝一(ふるせ よしかず)先生。
強そうなお名前です。
先日の8/4ドイツ靴文化論でも、遠目にお姿拝見しています。
あの時と同じ、白い作業着を着用されています。
工芸高校風にいうと、ブルース。
経歴が多彩で、学校の先生をされているだけあって、年齢不詳な外見をされています(褒め言葉)。
受講者は9名。
靴小売り、メーカーさんなどにちゃっかり紛れて、一般人のわたし。
受講は誰でもできる、オープンな講座です。
お値段もリーズナブルで、ありがたや~
外羽根靴とは
外羽根の靴ってどういうのかというと、これです。上記募集ページ画像より。
足の甲部分を覆う羽根のつきかたが、内羽根と外羽根の靴で違います。
比較はこちらを参考に。
http://
どっちのタイプの靴も持っていますが、断然履きやすいのは外羽根です。
でも内羽根はシュッとしてて、エレガントなんですよね~
わたしはあまり長時間履かないときだけ、内羽根で登板します。
木型とフィッティング
木型二種。
左は外羽根で使う短靴用ラスト、右はトップイン(でいいんかな、履き口にあたるところ)が一回り広い、ブーツ用(長靴用)の木型です。
大木塾と同じくここでもあしの骨格模型が登場です。
ニーハイ編は膝関節に関わるため、太股からあし一本分の模型も登場。
木型には足の骨格の凸部分が書き込まれていて、そこに革の重なりや縫い目が当たらないよう型紙を起こさないといけない。
骨のことを考えず自由気ままに起こすと、履けない靴が出来上がります。皮革の無駄遣いですな。
古瀬先生に、「“木型”をなぜラストというのか知っていますか?」と問われました。
…そういえばそうです。
なんで「フットなんとか」や「ウッドなんとか」じゃないんだろう。
木型(ラスト)は人のあしを元に作られたもので、これが「最終」ではなく、
「靴の良し悪しは最終的に木型で決まる」
という意味で、ラスト。
へー!!!!!
先生は若い生徒さんに教える立場でもあるので、言葉の意味や使い方をきちんと理解した上で使い分けられています。
骨格を理解していないと、靴は作れない。
そして木型を理解していないと、靴も理解できない。
売り場でなぜこの靴が売れないのかを分析するには、骨格そして製靴の知識がないといつまでたっても「解」がでないというわけです。
シューフィッター資格の条件として、製靴の経験があればいいのに。
シューフィッターでなくとも、製靴経験のある方がお店にいるかいないのかわかるだけでも、全然違うと思います。
資格より経験。
フィッティングについては、ヒールのある木型は踵がヒール分ちゃんと浮いて作られています。
しかし店頭では平地計測。
ヒールの高さ分踵を上げて計測していないので、平地計測の数値ではヒールのフィッティングが合わないのも当然。
言われてみればそうだー!
より詳しくは、大木さんのブログに古瀬先生の解説が掲載されています。
http://
そして木型の足囲と踵から逆算すると、その木型で作られた靴を履ける人の実寸もわかります。
でも、売り場にある靴がどんな木型で作られているのか、そうそうわからない~~(;△;)
靴メーカーだって木型の公開なんて当然してくれないです。
いずれにせよ木型と型紙の勉強は、フィッティングにつながるのです。
その②へ