※6/5 そごう横浜店の上級シューフィッター林美樹さまより
 掲載内容についてメッセージを頂き、追記しました


6/1に朝刊を読んで「えっ!!」と即ツッコミし、FBで吠えたけれど、検索に引っかからないFBで吠えても意味ないわとブログに書こうとしていたら、6/2は胃が痛くてダウン。
3日のいまごろですが、朝日新聞のパンプス選びの記事についてです。

「ヒール靴、快適生活 体幹鍛え、足全体で着地」
http://www.asahi.com/articles/DA3S11166929.html
朝日新聞20140601
全文を読むには、無料会員登録が必要なので、ざっと概要を書きます。

パンプスで足が痛くなるのは
「足が痛くなるのは、靴の中で足が前に滑り、指に過剰に負担がかかるのが一因だ。」
これに対し、スポーツドクターで横浜市立大整形外科客員教授の中村格子医師より画像のような体幹を鍛える運動と歩き方についてをアドバイス。

具体的なパンプスについては、ヒールの高さや形、靴底についてをそごう横浜店の上級シューフィッター林美樹さんがアドバイス。
気になったのはその後です。

「その上で、サイズや足に合う形を見極める。
かかとは、靴との隙間に人さし指が入る程度に。
横幅はぴったり合うものを。
足先は、一番長い指から1〜1・5センチのあきがあるといい。
合わない靴は扁平(へんぺい)足や魚の目、タコ、足の親指が曲がる外反母趾(ぼし)などの原因にもなるので丁寧に確認しよう。(山田佳奈)」

待て待てー!
「かかとは、靴との隙間に人さし指が入る程度に」
って一体誰からのアドバイスですか。
この文脈だと、上級シューフィッター林美樹さんの発言に見えちゃいますが、

・8センチヒールでも履きやすく 朝日新聞神奈川版かな
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20130904150280002.html
「そごう横浜店オリジナルパンプス」の開発に関わるような方が、こんなアドバイスするとは思えないのです。
人差し指一本分なんて、どう考えてもかかとガッパガパになります。

記事末文の締めの項目なので、記者さんの私見の可能性も大きい。
そして、この記者さんは女性です。
これまで「かかとに人差し指が一本入る」フィッティングでパンプスを選ばれてきたのでしょうか。
それとも今履いているパンプスがそうで、なんのトラブルもないのか、いろいろ想像しすんごい気になりました。

社内校正ではなく、せめて記事中の上級シューフィッターさんが校正していたら、この箇所は削られたんじゃないかと思います。
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※6/5 そごう横浜店の上級シューフィッター林美樹さまより
 新聞掲載内容についてメッセージをいただきました。

6月1日の朝日新聞の記事はご指摘の通り間違っています。
「かかとに人差し指が入る程度」の空きは駄目です。
山田記者には「人差し指が入るような空きは駄目です」とお話しし、
また最終校正でもそのようになっていたのですが
なぜか記事ではあのような表現になっていました。


前文からとても丁寧なメッセージを直接ご本人から頂くはこびとなり、こちらこそ恐縮いたしました。
担当されている記者さんからも林様へお詫びがありましたが、間違いに気がつかず、記事がひとり歩きする可能性を危惧され、正しいパンプス選びと記事掲載の経緯をブログに掲載していただけたらというお申し出でした。

すでに検索でこの記事を読まれている方もおられます。
今後、どなたかが来られたときにお役に立てますよう、追記いたしました。
林様、メッセージありがとうございました!

その後、6/10付の朝刊に訂正記事が掲載されました件は、こちらに書きました。