正下着の試着をしました。

■LALA(株式会社グラント・イー ワンズ)
http://www.grant-e-ones.jp/product/lala/fantasy.html

昨年末に「下着お好きですよね」と知り合いよりブランド名を紹介されて、HPを自分で探したときデザインは好みじゃないけど、まあおパンツはいいかな程度。

わたしはガードルつけません。
あの太ももの真ん中まである半股引が、とにかく嫌い。
アレをつけた自分の姿を鏡で見るだけで気分が下がるわっていうぐらい、嫌いなラインです。
ついでにタイツやパンストもサイズが合わないし、滅多に履かない。

こんな鉄壁なので、締め付け系補正下着は試着すらしたことがないです。
いい機会なので、どんなものかと体験してみました。

●気分の上がらない姿


まずは身長体重を申告し、いまのブラでのバストトップを服の上から丸いシールでポイントされます。
その上で鏡を見ながら
「バストトップの位置は、顎から頭一個分の位置ですよ」という。
つまりてっぺんから見ると、二頭身の位置です。
そこでノギスやメジャーを出して、一頭身分を計測し、はいさっきのシールの位置とこれぐらいずれていますよ、いまのブラだとバストトップが下がっていますよというのではなく、見ただけで「理想位置から下ですね」と確定されました。

いまつけてる下着は、気に入って買ったものだし気に入って着けているものです。
それについても、ダメ出しされました。
これに気分害さない人、いる?

そもそも理想のバスト位置って、
「乳間(トップとトップ)の距離と鎖骨の真ん中の距離が同じ=正三角形」
だと思っていたんですが、二頭身目って初耳。
http://www.la-pn.co.jp/check.htm

調べてみると、モデル体型の指標みたいです。
この二頭身基準でいくと、首が長いわたしは不利じゃないですか??
バストトップが二の腕の中間どころか力こぶの位置になります。

納得いかないと思いつつ、着々と試着アイテムが出てきます。
補正下着って初めて着けたんですが、着るのめっちゃ大変。
特に下半身、ソックスやタイツ類は、脱ぐとき裏返しにぺろーんってしないと絶対無理。

ニッパービスチェ、ハイウエストガードル、ブラなんかは補正下着ゆえ矯正力重視なのでしょう、繊維やレースに繊細さはない。
リンパドレナージュのスパッツやTシャツ類はまっくろくろすけで、上下着用した姿は

顔部分が開いている 全身タイツ

「陸サーファー(ラッシュガードっていうの?)」「もじもじくん」。
めっちゃいや、こんな自分の姿見たくない。

試着してみるとスタイルがグッと良くなったとべた褒めされるんですが、腰痛がましになったりリンパが流れようとも、着用した姿を見たくない(他人に見られるのも嫌)ものはパスです。
テンション下げ下げでした。
リュードリューのランジェリーは、人に見せたくなるもん…

●数値よりもリアルを


そして代理店の方は当然ここの補正下着でスタイルアップしているわけですが、そんなのって他人であるわたしにはまったくわからないのです。
使用前使用後を見るのならともかく、人のスタイルなんて結構どうでもいいもんなんだなと思いました。
それより40代50代にもなってバストトップが上向きでしゃきーんととんがってるのって、妙に若作りしていてアンバランスだから、不自然。

ここのアイテムは繊維が特殊で、続けていると脱いでも体型が戻らないそうです。
もちろん一回着ただけでスタイル保持されるわけではないですが、男性のベルトだってずっと締めてたらそこだけへこむし、その効果が早く出るか遅く出るかの差かな、と。

身長を元にボディの各部分の理想数値を出すのですが、このやり方は上半身が薄いという厚みが数値には反映されないため、理想数値通りになろうとすると、えらいでぶになるんですけどね。
だから、常々「数字ではない」と言っているのです。

ブラジャー編
ジーンズ編

ここの商品が合う人、使って体調が良い人は別にそれでいいと思います。
「大事にしてくれた」と感じられないフィッティングだったので、ネットワーク以前にここの商品を買う気はないです。
経験上、ネットワークの商品って同程度の品質で普通に市場に出回るし。

なお、”最低限これだけ着けてほしい”というアイテムの見積総額は、13万円。
なにさらっとおっしゃっているんですか。
モア・ザン・ベストアイテムの総額は、32万円。
なにさらっとおっしゃっているんですか。
20万円以上だと20%オフになるよって、まったく救いになっていません。

●考え方の違い


さてそれを踏まえて3/7、リュードリュー龍さんのフィッティングでした。
あの会場にいると、お客さんたちのバストラインもきれいだなって思います。
そして順番待ち時、隣に座っていた方が声をかけてくださったのですが、お友達がLALAを使っていて試着会に行ったそうです。
世間狭!

と思ったけど、リューの販売会に来ている人ならランジェリー好きだろうし、声かけられるのも然るべきかも。
そしてこの方もやっぱり買う気にはなれず。
デスヨネー

リューのランジェリーと補正下着は方向性が全然違うから、相容れないと思う。
この方のお友達は真夏でもあせも作りながらLALAを着けているそうです。すごいね。

今回久々のフィッティングなのですが、実はわたし、2キロ太ったんですよ…
パンツを穿くと太ももとウエストがむっちりしている!
顔も丸い気がする!!

そしたら龍さんは
「じゃあそのお肉、入れちゃいましょうね(^-^)」

!!!!

LALAの試着時に同じことを言ったんです。そしたら
「2キロぐらい、LALAですぐに落ちますよ!」

これわかりますか。
龍さんは2キロプラスのわたしを○としています。
LALAは☓として、2キロ減らす方向性。

2キロ減った状態をベストとしているから、ある意味LALAの考え方はそれに沿うのですが、こうも違うものかとびっくりしました。
補正下着の考え方は“下着に体型を合わせる”なのだと、顕著です。

ギューギューの補正下着に合わせて脂肪を移動させるより、骨格診断に則った洋服選びでスタイルをしゅっと見せるほうが、いい。

なお10年以上ギロファの着圧ソックス履いていたけど、別段むくみは改善されず。
座りっぱの生活でいくら着圧履いていても、結局効果があるのは運動なんですよ。
LALAのソックスは520デニールという脅威の締め付けで、普通の人は未体験だと思うから、誰でもそれなりに効果あると思われます。
でも、1200デニールのタイツもあるよ。

レディース タイツ 厚手 1200デニール 裏起毛

こうなると穿くのがめんどくさいので、続けられる数値のものを穿くのがいちばんじゃないですかね。