金があってもままならぬもの、その筆頭は不老長寿かなと思いますが、とにかく健康に関しては、お金があると確かに良い品を摂ることはできます。
しかし、失われたもの、壊れたものを元通りにできるとは限らない。
わたしはハリウッドの俳優を見て、いつもその指標にしています。

一番わかりやすいのは、頭髪。
ずっと以前に確か衣装担当をやっている女性が「ブルース・ウィリスは頭の地肌を茶色く塗ってるのよ」と言ってました。
当時まだ剃髪前で残った髪を少しでも増やそうとした工夫らしい。
これを知ったとき、「お金でどうにもならないことがある」と学んだのです。
てことは、日本で売られている毛生え薬は効果ないってことじゃん、と。

最近だとニコラス・ケイジの前髪がじわじわ前進したり後退したりですが、あれは植毛みたいですね。
自然に生えたものではないのでやはり若いときと同じにはならず、どこか不自然です。
頭髪って命に関わる部分ではないですが、ビジネスとして非常に大きな金脈なので(研究費の回収が見込める)、日々進歩しているなと思います。

ある日行き着いたブログで、ハイヒールとぺたんこ靴について書かれていたのですが、
・ハイヒール VS ぺたんこ靴
http://blogs.yahoo.co.jp/rose_reiner_widerspruch/33250855.html

「ああ、ハイヒール、売れてないんだな、売りたいんだろうなあという業界の叫びを感じる。」

「だって、パーソナルトレーナーを雇って、体を鍛えてハイヒールを常用してたセレブの足がどうなってるか、知る人は増えちゃいましたよ。」

セレブの足がどうなっているのか、紹介されているサイトはこちら。
http://matome.naver.jp/odai/2133793568651058801

外反母趾、内反小趾、ハンマートウは想定内ですが、びっくりしたのは、この画像。
小指

小指が六本あるように見える。

これぞ頭髪と同じく、「お金があってもどうにもならない」部分です。
この画像、よく集めたなー。

前述のハイヒールとぺたんこ靴についてのブログは、消費者の気持ちがよく書かれています。

「だからって、ハイヒールでなければ地下足袋ぽい靴なんて「究極の選択」を迫られるのもなあ。
商品値段の二極化は社会情勢でしょうが、ヒールの二極化はデザイナーの怠慢だろうと思います。
お客の側に、無理無駄な商品を受け入れるために鍛えろとか、無理がありすぎる。」

ほんとにね!!
靴業界は、怠慢すぎます。
そもそもいまの日本人の足を作ったのは、靴業界だというのに。

・靴の選び方総論
http://blog.blochiita.jp/ono-seikei/kiji/93395.html
「現代人の足は靴製造者によって作り上げられたと言って過言ではありません。
粗悪な靴を世に送り出し、それを履くことで纏足を強いられ、どんな粗悪な靴でも自然に履けるような足に育て上げられた結果、粗悪な靴でも何不自由なく履いていられる…
そんな現代、靴製造者はどんな粗悪な靴を作っても大丈夫…(-"-)」

※このブログの筆者「なおくん」は、よく読むと正体がわかりますが、伏せておきます。

しかしわたしは諦めず、靴を求めて流離いますよ!